Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

日本酒2012、ベスト10

2013年01月08日 | 日本酒
明けましておめでとうございます。
ご挨拶が大変遅れてしまいましたが、旧年中は大変お世話になりました。


2012年は、godanism にとってはいろいろと考えることの多い1年だったと思っています。
ひとことで言ってしまえば、「露出を徐々に減らしていこう」という考えが生まれた年でした。
これについては、本稿後半で具体的にお伝えしようと思います。


国税庁が行う全国市販酒類調査によれば、日本酒に関して以下の傾向が見受けられます。
・日本酒度は年々上昇傾向にある(辛口になっていっている)
・酸度は年々低下傾向にある(酸味を抑える造りに)
・アミノ酸度は年々低下傾向にある(旨みを抑え、ライトな飲み口に)
・酢酸イソアミル、カプロン酸エチルの含有量は年々上昇傾向にある(香り成分を多めに)

消費者のニーズがそうなのだと思いますが、どんどん淡麗で口当たりの優しい、それでいて香りが良い、ジュース感覚でも楽しめる日本酒が造られてきていると言えるかもしれません。



さて、もう恒例となった「ベスト10」です。

2012年に godanism が「購入し、家飲みした」お酒を振り返り、その中からベスト10を選別する企画でございます。

毎年書いていることですが、あくまで godanism の主観と偏見で選んでおります。
目くじらを立てることなく、「こいつはそう思ったのね」くらいの軽い気持ちで眺めていただければ幸いです。

また、これも昨年までと同様なのですが、「各銘柄は1種類の規格のみノミネート」されます。
ベスト10上に、1つの銘柄は1つの規格しか登場しません。
同一銘柄の異なる仕込みが2種類以上登場することはありません。

ではさっそく発表です!


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★第10位★【蔵王 純米大吟醸 斗瓶取り 21BY】


2012年3月10日登場。

一昨年から宮城の酒を飲み続けているgodanism。
その私の琴線にずっと触れ続けている銘柄の1つです。
中でもこの純大は、上品さと主張をしっかりと内包し、単体でも食事と合わせても満足の1本。
値段が高いのがネックですが、味わいは誰が飲んでも納得です。


★第9位★【飛露喜 純米吟醸 雄町 本生 23BY】


2012年5月13日登場。

今年「も」お世話になっている、郡山にある酒販店「泉屋」さんの頒布会限定商品。
通常の「雄町」よりも、生であるぶん味の乗りが良く、非常にバランスのとれたお酒でした。
入手が困難なのがネック。


★第8位★【奴奈姫 純米吟醸 中取り生 Aコレ】


2012年9月19日登場。

昨年の夏、新潟糸魚川市にある阿吽さんでいただいて、気に入って即購入したお酒です。
【奴奈姫】という銘柄自体はずっとあるものですが、中取りの生という別誂品はAコレのみ(ですよね?)
加水による味乗りの調整、酸と甘みのバランス、文句の付けどころのない素晴らしいお酒です。


★第7位★【善知鳥 大吟醸 山田穂 23BY】


2012年11月8日登場。

去年初めて出荷されたラベルのお酒で、ついジャケ買いしました。
大吟醸規格として申し分のない旨さ。
期待値を高めに持っていっても応えてくれる1本です。
値段も通常の【善知鳥】より安めの設定ということもありランクインです。


★第6位★【阿櫻 純米吟醸 山田錦 23BY】


2012年10月3日登場。

【阿櫻】は、家飲みは初めてのgodanismでした。
いわゆる「ハズレの無い」味のバランスです。
甘酸での組み立てですが、アルコール感を感じさせないのが特徴で病みつきになる味わいでした。


★第5位★【日高見 純米大吟醸 山田錦 ブルーボトル】


2012年11月6日登場。

昨年も純米大吟醸規格のお酒をけっこう購入しましたが、godanismが一番好きだったのがコレです。
【日高見】、満を持しての「特A地区山田錦」を使った純大です。
味わいも期待以上の一滴を実感できます。
文句の付けどころが無い、ただ感嘆するのみの1本でした。


★第4位★【十四代 角新本丸 23BY】


2012年2月17日登場。

毎年「角新本丸」だけはなんとか買えていますが、昨年の家飲みした【十四代】の中ではこれが一番でした。
(実は外飲みした「七垂れ」とか「純大 龍の落とし子」とかのほうが好きだったけど)
「さっぱりとした甘さ」を実現することがどれだけ難しいことなのかわかりませんが、【十四代】はそこを見事に体現してくれます。


★第3位★【金鼓 純米 中汲み しぼりたて 無濾過生原酒 23BY】


2012年7月23日登場。

1月出荷のお酒を半年引っ張って、夏に開けた「しぼりたて」です。
暑い時期に飲む炭酸たっぷりの軽い味わいは格別ですよね。
まさにそれを実現したわけですが、【金鼓】は味のダレも一切無く、アルコール度の高さも感じさせず、最後の一滴まで楽しむことができました。
家飲みは初の銘柄でしたが、堂々の第3位!


★第2位★【川鶴 しぼりたて生原酒 讃州オオセト 23BY】


2012年2月6日登場。

昨年一発目の出逢いのお酒はこの【川鶴】のしぼりたて。
アルコール度19度とはとても思えない軽快な口当たりと、「普通酒」のイメージを払しょくする爽やかな余韻は素晴らしいの一言。
思い出しただけでまた飲みたくなるお酒です。


★第1位★【黒松仙醸 こんな夜に... 山椒魚 純米吟醸 瓶火入 22BY】


2012年9月7日登場。

2012年ランキング、1位はもう決まっていました。
これです。このお酒ですよ。
godanismはど真ん中を打ち抜かれました。
1年の熟成を巧く経ると、ここまでまろやかな酒質を味わえるのです。


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というわけで、10位〜1位の発表でした。
昨年のベスト10とは、大きく内容の異なるラインナップになりましたね。笑

冒頭にも書きましたが、上記のランキングは godanism の独断と偏見によって選考されています。
また、同一銘柄の異なる規格がランクインすることはありません。


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当ブログ「Sinks in Alcohol」ですが、今回の更新をもって終了とさせていただこうと思っています。
冒頭で書いた、「露出を徐々に減らしていく」ことがこれにあたります。

と言っても、godanismが日本酒を飲まなくなるわけではありません。
体調が悪いとか、そういうことではありません。
これからも引き続き、日本酒業界の盛栄を願い続けていきます。
日本酒ダイバーは、これからも日本酒の海にダイブし続けます。

当ブログを通じてgodanismを知ってくださった方、また交流してくださった方、ありがとうございました。
また、多段のご厚意をくださった酒販店、料飲店、酒蔵の方々には、感謝の言葉しかありません。
本当にありがとうございました。

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謙信 しぼりたて 生酒 24BY

2012年12月23日 | 日本酒
ご無沙汰をしております。

ずいぶんと久しぶりになってしまいました。
1ヶ月ほど更新が途絶えてしまいました。

godanism、愛用していたデジカメが壊れまして。
電源ボタンを押しても、うんともすんとも言わない状態に。
新しくデジカメを入手いたしました。
その後も、PCへの取り込みソフトが起動しないとか、なんだかいろいろ問題があって、更新が遅くなってしまった背景も、1割くらいあります(1割かよ!)。
今回からは、おニューのデジカメで撮った写真です。

とりあえず本題へ。


【謙信(けんしん)】


23年度で一気に知名度が急上昇した銘柄です。



こちらは24BY。
新酒になりますね。

麹「五百万石」、掛「こしいぶき」、精米歩合55%、アル添の特別本醸造酒。
しぼりたて、生酒となります。

レビューにいきましょう。


上立ち香はうっすらと果実味のある吟醸香。
青リンゴのような香り。

口に含むと、まず舌先に甘み。
ふんわりと旨味が漂います。

口の中で転がすと、舌先からピリッと辛みが出てきます。
渋味は舌の両サイドから、酸は喉奥手前から。
新酒らしい爽やかなバランスですが、固さはありません。

後口は甘酸で〆。
キレは意外なほどしっかり。
辛みで切るというより、酸で切るタイプ。


うまいです!
ドラマティックな展開を持つお酒ではありません。
なだらかに伸びていって、ゆるやかに降りていく。
合わせる酒肴は選ばないし、単体で飲んでもゆるゆる飲めますね。

アテは「はんぺんのチーズはさみ揚げ」。


明太タルタルを添えて。
ハイカロリー笑
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たかちよ 豊醇無儘 扁平精米おりがらみ 23BY

2012年11月19日 | 日本酒
今年、初購入となったお酒です。

【たかちよ】


新潟県、高千代酒造のお酒。



扁平精米と書かれています。
扁平精米とは、通常の精米とは違って、米の表面から均等な厚さで削っていく精米方法。
結果として扁平な形の精米となります。

なんでそんなことをするのか。
簡単に言えば、そのほうが雑味の少ない米になるからです。

ともあれ、レビューにいきましょう。


上立ち香は甘い吟醸香。
果実味があり、非常にフルーティ。

口に含むと、まず舌の上にちょんと渋味が乗ってきます。
含み香が早い段階で出て来て、渋味とからんでグレープフルーツのようなバランス。

口の中で転がすと、酸が喉手前に感じられてきます。
同時に旨味がじんわりと、しっかり主張してきます。
香りは甘いのですが、甘みはそれほどでもなく、どちらかといえば辛口。

後口は渋酸で〆。
非常にさわやかな戻り香があり、余韻はなだらかです。


トレンディな流れを抑えつつ、食にも寄り添おうという二兎を追うお酒です。笑
それを体現しているのがすごいですね。

24BYの新酒もいち早く出ました。
機会があれば飲んでみようと思います。


アテは鶏胸肉のチーズはさみ焼き。


上に乗っているのは粒マスタードを溜まり醤油漬けにしたものです。
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善知鳥 大吟醸 山田穂 23BY

2012年11月08日 | 日本酒
初めて見たラベルだったので買ってしまいました。

【善知鳥(うとう)】


青森県にある西田酒造店。
【田酒】を醸す蔵として有名ですが、アルコール添加したお酒は【田酒】ではなく、【喜久泉】【善知鳥】として出荷されています。

通常、【善知鳥】は山田錦または百四拾(華想い)を使用して造られていますが、こちらは山田穂で仕込まれています。



出荷は今年の8月。
ラベル右下の花の絵が妙にリアル。笑

レビューにいきたいと思います。


上立ち香は甘さを伴った吟醸香。
フルーティかつ澄んだ香りです。

口に含むと、まず舌にふんわりと旨味が伸びてきます。
酸もありますが、微かに舌先に感じる程度。

口の中で転がすと、酸は上顎へアタック。
舌の裏側から渋味が感じられてきます。
旨味がここでしっかりと出て来て渋味と一体に。
甘みも絡まって、若干ナッツのようなバランスを感じます。

後口は甘渋で〆。
キレがよく、余韻に酸を置いてスパッと切ります。
戻り香は実にさわやかな吟醸香ですが、派手さは一切ありません。


非常にうまい大吟醸です。
そのままいただいても、何かアテを用意しても問題なし。
値段も山田錦の【善知鳥】に比べれば割安で、おトク感があります。

アテは「ルッコラのポテサラ」。
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日高見 純米大吟醸 山田錦 ブルーボトル

2012年11月06日 | 日本酒
大好きな銘柄の一つです。

【日高見(ひたかみ)】


兵庫県、東条特A地区産の山田錦を全量使い、40%まで磨いて造った純米大吟醸。



裏ラベルには「念願だった〜」と書かれています。
お米の出自にこだわりを感じます。

レビューにいきましょう。


上立ち香はすうっと透き通るような吟醸香。
ほんの少し南国果実を思わせるフルーティさを伴っています。

口に含むと、舌先には酸、次いでふわっと微かに甘み。
米由来の旨味はじんわり、控えめに伸びてきます。

口の中で転がすと、舌先からは渋味。
酸は上顎にジャンプし、ほんのりとした甘みと一体に。
鼻に抜ける香りにはバナナ香が混じります。

後口は甘酸で〆。
ですが余韻に渋味を置いていきます。
戻り香は艶のある吟醸香で、どこまでも上品。


いや〜、ちょーうまいね。
どこに文句の付けどころがありましょう。
仙台の某酒屋店主をして「パーフェクト!」と言わしめる一滴、ただ者ではありません!
人生の節目節目で飲みたいお酒ですね。

アテは、塩豚とじゃが芋の煮物。


塩豚は作っておくと便利ですね〜(^^)
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今錦 特別純米 ひやおろし 23BY

2012年10月25日 | 日本酒
お久しぶりです。

前回の「6th Anniversary」の記事から2週間以上も経ってしまいました。
お越しいただいたブロガーの皆様、記事にしていただきありがとうございます。
コメント残しておりませんが、すべて確認させていただいております(^^;

上記イベントでたくさんのお酒を封切ったのですが、ブログで紹介できないまま飲みきってしまったものもちらほら・・・。
ただ、このお酒だけは絶対紹介しなければならないと思い、意識的に少し残してありました(^^;

【今錦(いまにしき)】


長野県上伊那郡にあります米澤酒造のお酒です。
表ラベルにはおたまじゃくしのデザイン。



裏をみると、「おたまじゃくしシリーズ」の説明が。
滓酒〜原酒〜特別純米酒、と成長するんですね。
このお酒は特別純米酒なので、足と手が出て、もうすぐ蛙です。

美山錦100%使用、精米歩合59%。
さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香は艶のある米の香り。
吟醸香はありません。

口に含むと、まずふわっと軽く旨味が広がります。
遅れて上顎にタッチするような酸。
非常にまろやかな口当たり。

口の中で転がすと、舌先に辛みが感じられてきます。
艶のある酒質に乗せられて旨味が口に広がりますね。
喉手前に感じられてくる渋味と、上顎の酸が絡みます。

後口は渋酸で〆。
着地がほぼ感じられずキレが良いです。
余韻はさわやかで、渋を伴った戻り香は次の杯を誘います。


うまいです!
久々に「ひやおろし」を飲みましたね。笑
今回は花冷えくらいの温度でいただきましたが、もう少し上げてやると最高のパフォーマンスを発揮しそうです。

アテは「豚バラと豆腐の煮物」。


ちょっとお酒の温度を上げて。
あっさりした煮物をぬる燗でチビチビやるのは最高ですね!
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Sinks in Alcohol 6th Anniversary

2012年10月10日 | 日本酒
10月9日は、当ブログの開設記念日です。
早いもので当ブログも開設してから6年が経ちました。

これを記念して、ごーだ宅にて飲み会を企画。
8名の酒飲みに集まっていただきました。

以下、料理とお酒の写真になります。
忙しいgodanismのためにカメラマンになってくれたみやさまに感謝。

【日高見(ひたかみ)】純米大吟醸 ブルーボトル


【善知鳥(うとう)】大吟醸 山田穂


「雲丹烏賊」


「あら煮」


【今錦(いまにしき)】特別純米 ひやおろし


「柿の白和えマスカルポーネ」


【而今(じこん)】純米吟醸 酒未来 火入れ22BY & 無濾過生23BY


【而今(じこん)】特別純米 八反千本 火入れ 23BY


「枝豆」


【たかちよ】扁平精米 おりがらみ 原酒 23BY


「パプリカとオクラの焼きマリネ」


【而今(じこん)】純米吟醸 八反錦 おりがらみ生 22BY


【山間(やんま)】15号 中取り無濾過原酒 22BY


「フライドポテトサラダ」


【蒼天伝(そうてんでん)】純米吟醸 美禄 23BY


【あまのさけ】8号 あらばしり 23BY


「秋刀魚の幽庵焼き」


【黒松仙醸(くろまつせんじょう)】こんな夜に 純米 禮葉 20BY


【神開(しんかい)】直汲み たまさかえ 秋上がり23BY


「白滝と牛肉の煮物」


「鮭の粕味噌漬け焼き」


【五橋(ごきょう)】大吟醸 袋取り雫酒 23BY


「鶏ももと豆腐のあっさり煮」


「モロッコいんげんの胡麻和え」


【NEXT FIVE】PASSION


写真のお酒はすべて封切り。
もちろん、すでに開いているお酒もいろいろと楽しんでいただきました。

今回ご一緒してくださった、酒呑親爺さま、なめさん、dians さま、新保さま、キャミパンさま、オンディーさま、ざりがにさま、みやさま。
また絶対ご一緒しましょう。

「Sinks in Alcohol」はこれからも無理をしない程度に更新してまいりますので、よろしくお願いいたします!
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阿櫻 純米吟醸 山田錦

2012年10月03日 | 日本酒
前エントリのお酒と違うところを探してください。

【阿櫻(あざくら)】


って、ぜんぜん見た目から違いますね。笑
いかにもショッキングピンクな色合いのラベル。



兵庫県産山田錦100%使用、精米歩合50%。
これは前エントリの【あざくら】と同じ規格です。
ですが、こちらには「中取り」の表記がありません。

レビューにいきましょう。


上立ち香は穏やかな吟醸香。
立つというほどではなく、ふわっと鼻をくすぐる程度です。

口に含むと、舌先に酸、次いで舌の真ん中あたりにぽちゃっとした甘み。
じんわりと両サイドから渋味が感じられてきます。

口の中で転がすと、酸は喉奥手前に移動。
甘みと結びついて、果実味があります。
旨味は少し押してくる程度。

後口は甘酸で〆。
戻り香は果実味があり、キレもよく、余韻はフルーティですね。
アルコール感もなく、飲後が非常に爽やかです。


前エントリの【あざくら】に比べると、こちらのほうが主張が多い。
ですがまとまりも綺麗で、後口までしっかり楽しめます。
godanismはこちらの【阿櫻】に軍配。


アテは「塩豚とじゃが芋の煮物」。
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あざくら 純米吟醸 山田錦 中取り

2012年09月28日 | 日本酒
初購入銘柄です。

【あざくら】


秋田県横手市にある阿桜酒蔵のお酒。



兵庫県産山田錦を100%使用、精米歩合50%の純米吟醸。

レビューにいきましょう。


上立ち香は果実味を伴った吟醸香。
青リンゴのような甘酸っぱい香りです。

口に含むと、まず舌先に酸。
ふわっと舌の上を甘みが滑ります。
酸は早くも上顎にタッチし、甘みとくっついてジューシィ。

口の中で転がすと、フルーティな香りが前面に。
渋味と旨味はここでじわりと感じられてきます。
舌の真ん中にはピリッとしたガス。

後口は甘酸で〆。
戻り香はアルコール感をしのばせるものの、キレはよいです。
余韻に渋味をポンと置いていきますね。


甘酸が華やかに感じられますが、全体の骨組みは渋で形作られています。
旨味は軽めで、かなりジューシィなので飲みやすさは抜群ですね。
とはいえ全体を通してアルコール感が若干感じられるので、少し時期を誤ったかもしれません(^^;
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奴奈姫 純米吟醸 中取り生 Aコレ

2012年09月19日 | 日本酒
先月、新潟県糸魚川に旅行に行きました。
当ブログでは何度もご紹介している、「阿吽」さん。
そちらで飲ませていただき、自分でも購入するに至ったお酒です。

【奴奈姫(ぬなひめ)】


【月不見の池(つきみずのいけ)】という銘柄を醸している、猪又酒蔵のお酒。
地元糸魚川では、絶大な人気を誇るお酒なのだとか。



「AUN COLLECTION This is ITOIGAWA CALLING」と明記されています。



裏ラベルには最低限の情報しか書かれていません。
酒米は越淡麗と五百万石をそれぞれ50%精米で使用しているとのこと。
麹と掛の割合はわかりません。

ともかくレビューにいきたいと思います。


上立ち香はほんのり果実味を伴った吟醸香ですが、強いものではありません。
口に含むと、まず舌先に酸、酸からじわっと広がるように甘みが飛び出してきます。

口の中で転がすと、舌先のサイドから渋味。
酸は喉奥手前にアタック。
旨味もありますがスッキリとしていてとてもジューシィです。

後口は甘酸ですが渋もちょっと入って〆。
戻り香にアルコール感が少し漂いますが、キレは非常によく、ピリッとした辛みを置いていく余韻もきれいです。


生酒ですが、加水により非常にスッキリ。
それでいてクリアな甘み、出しゃばらない雑味のない旨味がしっかり主張しています。
出荷は2月ですから半年以上寝ていますが、味の乗りが非常に良いです。
文句無しのうまい酒ですね。

アテは「厚揚げ味噌チーズ」。


新宿にある「もと」さんの常備メニュー。
大好きで、行くと必ず頼んでしまいます。
家でも作ってみたというわけで。

厚揚げを横半分に切って、あとは縦に食べやすい大きさに。
田楽味噌をゆるめに作ってそれを塗り、とろけるチーズを載せ、大葉の千切りを載っけてオーブンで焼きました。
まぁぜんぜん違うテイストになりましたがこれはこれでアリ。笑
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