Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

川鶴 しぼりたて生原酒 讃州オオセト 23BY

2012年02月06日 | 日本酒
前回と同じ銘柄をご紹介。

【川鶴(かわつる)】


全エントリと同じ、讃州オオセト米100%使用、精米歩合70%です。
が、こちらはアル添、つまり普通酒。



規格的にはかなり異なっています。
前回の純米酒が、アルコール度数16度に対しこちらは19度。
日本酒度-8に対しこちらは±0。
酸度1.9に対しこちらは1.7。

どう違うのか?
さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香は甘さはなく、吟醸香もなく、穏やかな香りです。

口に含むと、まず舌先に酸。
遅れて旨味が、舌先から奥へ向けてじんわり伸びてきます。
スウッと通るような甘みは爽やかで、酸に付随して感じられてきます。

口の中で転がすと、酸は上顎へタッチ。
舌の両サイドから渋味が出てきます。
含み香はアルコール感を少し伴った果実味のあるもので、渋と相まって柑橘系を彷彿とさせます。

後口は渋酸で〆。
程よく切れ、余韻はさっぱり。
ほんの少しアルコール感を感じますが、気になるかならないか微妙な線だと思います。

アルコール19度という数字から受ける骨太なファーストインプレッションは完全に払拭されます。
含み香と後半の渋、流れるような余韻は普通酒のイメージの範疇を越えていますね。
非常に旨いです!

アテは鯖の味噌煮。

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2 Comments

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Unknown (namesan56)
2012-02-09 23:03:17
godanismさん宅で、初めて「川鶴」呑まさせて頂きましたが、かなり好みのお酒でした~。
ありがとうございました♪
当日は、2本の内のどちらかの方がより好みだったのですが…すいません。ちょっと記憶が…w
味噌煮、今回もしっかり牛蒡添えですねぇ~!
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川鶴 (godanism)
2012-02-11 10:34:34
>namesan56 さま

よいですよね♪
矢島さんでぜひお買い求めになってみてください。
普通酒のしぼりたて、コスパ高いですよ笑

鯖の味噌煮の付け合わせは、牛蒡でキマリです(^^v
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