明けましておめでとうございます。
2011年になりました。
昨年も多くの出会いがあり、多くの勉強をさせていただくことが出来ました。
ここ数年、godanism 自身の嗜好性が徐々に変わってきているように感じます。
「おいしい」と感じる窓口が広がったというか、以前は理解できなかった味覚を開拓できたんじゃないかと思っています。
それも、やはり「出会い」がもたらした大きな恩恵だと感じています。
この場を借りて、感謝申し上げます。
昨年は本当にお世話になりました。
また今年も、たくさんの方にいろいろな場面でお世話になることと思いますが、何卒よろしくお願い致します。
私事での大きなイベントは「引越し」に尽きますが、当ブログにおいてはあまり関係ありませんね。笑
今年も美味しいものをいっぱいいただくぞ!!
さて、新春一発目はおなじみ「ベスト10」。
2010年に godanism が「家飲み」した酒を振り返り、その中からベスト10を選別するという、なんとも傲慢な企画です。
毎年書いていることですが、あくまで godanism の主観と偏見で選んでおります。
あまり目くじら立てることなく、「こいつはそう思ったのね」くらいの軽い気持ちで眺めていただければと思います。
また、これも去年と同様なのですが、「各銘柄は1種類のみノミネート」という枷をはめさせていただいております。
ベスト10上に、1つの銘柄は1つしか登場しません。
つまり、同一銘柄の異なる仕込みが2種類以上登場することはありません。
そして、今回からの試みとして、ベスト10を10位から発表したいと思います。
ではさっそく参ります!
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★第10位★【白瀑 純吟 生原酒 スマイルラベル】
2010年2月22日登場。
郡山にある有名酒屋の頒布会限定商品です。
このラベルにもビックリしましたが、味にも驚きました。
爽やかで、バランスの良い酒質でした。
★第9位★【鍋島 純吟 雄町 生】
2010年5月10日登場。
鍋島赤ラベです。
実は鍋島を家で飲む機会は今までほとんどなかったのですが(外飲みばっかりでした)、家でじっくり飲んで、その凄さがよくわかった1本です。
全体のフルーティさ、バランスの良さ、酸で締める後口は、godanism の好みど真ん中です!
「迷ったら鍋島」でオッケーです!
★第8位★【白隠正宗 山廃純米 山田錦】
2010年5月20日登場。
知らなかったのが悔やまれた銘柄でした。
トロピカルな風味と酸でキレよく締める味わいに脱帽の1本。
冷やでも美味しいのに燗上がりしちゃう酒質は、去年出会った銘柄という点で絞るともっと上位です。
これからも、年に数本は買っていきたいお酒ですね~。
★第7位★【奥能登の白菊 純吟 火入れ 20BY】
2010年10月12日登場。
これも、昨年初めて出会った銘柄。
20BYゆえのとろみのある質感と、柔らかく甘い口当たり、そして酸で締めるキレ。
グッさんのところで扱っているというのもありますが、今年もリピートすること間違いなしです。
★第6位★【飛露喜 純米大吟醸 生酒】
2010年7月21日登場。
【飛露喜】の真骨頂を味わった仕込みでした(「真骨頂」です。「神髄」は「無濾過生原酒」)。
値段の高さ、入手困難さというハードルはありますが、それをふまえても文句なしの酒質。
今年も飲めるのなら飲んでみたい。
★第5位★【田酒 純大 百四拾 20BY】
2010年1月25日登場。
【田酒】は「斗壜」もうまいが「百四拾」もうまい!と思わされた1本。
値段も鑑みると、「斗壜」よりも「百四拾」のほうが、総合的に上だと感じました。
純米大吟醸として期待する以上のものをもっていますね。
ちなみに21BYも購入して飲んだのですが、20BYのほうが美味しかったかな。
★第4位★【豊賀 特純 直汲み 生原酒】
2010年6月22日登場。
去年は【豊賀】を3本ほど購入しました。
どれも完成度が非常に高かったので、甲乙付けがたいのですが、去年一番最初に買ったやつってだけで決めました。笑
値段も安いし、見つけたら今後も買うこと間違いなしです。
☆第3位☆【鬼山間 21BY】
2010年2月10日登場。
昨年1発目の【山間】でした。
昨年は【山間】を9本買っていますが、この「鬼」が個人的にはもっとも美味しかったです。
というのも、21BYから【山間】の酒質には少し変化があり(意図的なものです)、個人的な意見ですが、少し落ちたかなぁ、と思っています。
しかしこの「鬼」は20BY以前の味わいそのまま。
godanism が【山間】に求める味わいそのままでした。
願わくば、今期の【山間】、もちろん進化し続けることが目標なのはわかっていますが、一消費者の声も汲み上げていただけると嬉しい。
☆第2位☆【而今 特純 にごりざけ 22BY】
2010年12月31日登場。
過去数年、ベスト10の中でも上位に君臨する【而今 にごり】です。
今回のベスト10では、21BYと22BYがチャートインしました。
ですが、今期の「にごり」は素晴らしい。
去年の「にごり」の出来を多いに挽回する、素晴らしい味わいでした(特に720ML)。
「米が不作の年は、いい酒が出来る」と、とある酒屋の主人にいわれました。
なるほど、そうかも知れません。
今期、バッチリ期待できる【而今】です。
☆第1位☆【旭興 滓酒】
2010年7月14日登場。
ありえない値段、あり得ないスペック。
大吟醸スペックの酒のブレンドですが、これほどまとまりがあって、なおかつ値段が2500円。
反則です。
昨年、これを飲んだとき、「今年はこれを越える酒には出会えない気がする」と思いました。
とくに書くことはありません。
興味のある方は、上の日付をクリックして、当時のエントリ内容を読んでいただければと思います。
今期も出るのかな?出たら買います。
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というわけで、10位~1位の発表でした。
余談ではありますが、下に11位~20位を記載してみます。
11位【十四代 大吟醸 山田錦 21BY】
12位【月山 芳醇辛口純米 無濾過生原酒】
13位【根知男山 純吟 生原酒 五百万石】
14位【謙信 純吟 山田錦 中取り 無濾過生】
15位【かめ口一番 Aコレ】
16位【あぶくま 純吟 雄町 無濾過生原酒】
17位【十旭日 純吟 改良雄町 生 19BY】
18位【房島屋 兎心】
19位【乾坤一 純吟 生】
20位【佐久乃花 純吟 夏の直汲み(裏佐久乃花)】
毎度繰り返しになりますが、上記のランキングは godanism の独断と偏見によって選考されています。
また、同一銘柄の異なるスペックがランクインすることはありません(【而今】は2位にランクインされている【而今 にごりざけ】があるため、他の仕込みのお酒は選考外となっています)。
2011年も、出来る限り更新していきたいと思っていますので、何卒よろしくお願い致します。