日々の吐露を綴って。。

私が生きてここにいる現実と向き合う、日々のつぶやきのブログです。
時折お気に入りの曲も紹介しています。

詩集はいかが

2018年08月11日 16時35分00秒 | 読書
夏休みの読書感想文は、活字嫌いの子供たちが苦戦する課題だろう。


私自身も、いまはよく本を読むけれど、小中学生のころは読書が大嫌いで、週刊マーガレットが大好き、漫画が大好きだったものだ。


次女も、動画は大好きだが活字は嫌いときて、今年の読書感想文は、既に前の学校で感想文を提出したことのある、家にある絵本で済まそうとしていたようだ。


次女は同年代の子供たちよりやや幼く、成長もゆっくりなので、読み書きは人の倍辛いと感じてしまって、実際運動したわけじゃないのに、くたくたに疲れてしまうこともある。


夏休みに入る頃、担任と話す機会があった折に、読書感想文は課題の中で多分一番苦戦すると思います、と相談したら、詩はいかがですか、感情込めて読むのはきっと得意だと思いますよ、と目から鱗のアドバイスを頂いた。


劇や踊りが大好きな次女なので、谷川俊太郎さんやまどみちおさんの詩集なら、きっと親しみやすいだろうな、それを次女にも話すと、いいねぇ!と快諾。


さっそく近郊にある大きな本屋へ、行けば絶対何かいい本に出合うと期待して娘と出掛けた。


取り扱いがない事はないという位に、児童書コーナーがものすごく充実していて、たくさんの親子が、やはり夏休みの図書を探しにきていた。


店員さんに児童向けの詩集はどのコーナーにあるか聞くと、児童向けには出ていないが、大人向けの詩や俳句のコーナーにあるとのこと。


店員さんに案内してもらっている最中、難しそうな布張りの本だったら、見た目で怖じ気ずつかな、とか、活字が堅苦しい書体だと親しめないかしら、などと色々心配したが、そんなことは全くなかった。


娘がパラパラと中身をみて、これにする!と決めたのが、この詩集。






文庫本くらいのサイズで、あそびうたとあるように、リズミカルに読む詩もちりばめられていて楽しそう。


うんこ、という題の詩も収録されていて、読んでいて五味太郎さんに似ているなぁと感じた。


一緒にこの詩集も購入。





ことばや、いのち、こころ、いろんな詩がバラエティにとんでいて、詩ってこんなに面白かったんだ!って大発見した気分。


好き嫌いの根の深さ

2018年08月03日 15時46分28秒 | 日記

この酷暑で、プランターで育てているみょうがさんの葉も枯れ始めていて、すでに2本ほど根元から折れてしまった。


今年も毎朝、水をあげていても、土も温まってしまって、植物にも特別暑いんだろうな。


今期収穫できたのはそれでも6個と大健闘、みな主人の冷奴などの薬味としていただいた。


市販のと違い、ほんのり立つくらいの柔らかな香りが野生っぽい。


毎年そうして育てて収穫して楽しんでいるが、実は私はみょうがは嫌いで食べられない。


子供の頃、夕食時に味噌汁に浮かぶみょうがのスライスがどうにも食べられなくて残したら、それから母は毎日鬼のように私にみょうがの味噌汁を出した。


母は、自分もピーマン嫌いをそうして祖母に食べさせられて克服したから、そうしているんだと言っていたけれど、私はそうなることなく、全くもって克服できなかった。


泣いて吐いても、出来るだけ飲み込みながら、何故みょうがなんてものが存在してるの?!って嫌い抜いていた。


今の時代は、こんなことすれば、しつけでなく虐待になってしまうでしょう、現に給食の完食を子供たちに強いて問題になっている。


大人になってから、山形のだしというものを食べる機会があって、違和感なく感じて、後にみょうがが入っていたのを知って、調理次第であの独特の香りが生きるのだと、とても驚いたものだ。


それからは、私とは相性が悪いだけだからと、嫌いぬいたりすることはなく、みょうがが好きという主人をありえないとか変だとかも思わないし、それはそれで調理して主人に喜んでもらっている。


それぞれの特異性や個性は、活かし方がある。


活かすことは、存在の尊重そのものだ。











しかしながら、この好き嫌いは、根が深い。


匂いが、味が、食感が・・理由は何となくだめ、って言うしかないんだけど、どうしてみょうがが嫌いかなんて説明のしようがない。


捉え方次第で変われるんだったら、とうに変わってるもの。


虫取りが大好きな養老先生は蜘蛛がどうしてもお嫌いだとか。


どうにもならないものは、迎合しないでそっとしておくに限る、と思うのである。