娘のいう自立

長女の社会人生活が目前に迫る。


配属先が他県になるだろうことは、面接での話しから色濃くて、お付き合いしている社会人の彼が、一緒に引っ越して通いやすい場所に住もうと言ってくれて、娘は新生活と実質の親からの自立をとても悦んで、話しも進んでいたらしいのだが。


年も明けていよいよ現実に動こうとなったとたんに、彼が、仕事していることは嘘で、以前からプータローで、親の仕送りで生活していたことを告白した。


懸命に自立しようとしている娘にとって、社会人でありながら親のお金に頼って外食三昧ゲーム三昧の彼に、無論娘は激怒したらしいが、そこでセオリー通り別れるのかなとおもったら、母親の連絡先を得て、連絡しあえるようにしたという。


そうだった。　娘が中学時代に付き合った彼の場合は、デートDVが酷くて、このままではきっと死んでしまうと、私が母親と連絡をとるために友人知人に訪ね回ったっけ。


運よく連絡を取り合えて、実際話し合いをして、実情を把握し、告訴状を手に警察へ行ったし、結局は彼は児相送りになって告訴は取り下げ、しばらく親同士のやりとりは続き、まあ色々と濃い経験をした。


そういう親の動きを、多分、娘はよく見ていたんだと思う。






娘は今日は母親と初顔合わせ。


彼と三人で、腹を割ってはなそう会だそうだ。







昨年から、就活、内定、水の事故あり、立ち退き、我が家の引っ越しあり、そしてお付き合いしている彼のこと、娘も色々ありながらも、ひとつひとつクリアして歩んでいっている。