ちょっとぼやき(笑)。
古くさいことの何がいけないんだろう。
朝御飯のおかずに納豆、というと「古い」「お洒落じゃない」「おばあさんのごはん」らしい(笑)。
娘がしょぼくれて私に話してくる。
みんな、どんな朝御飯を食べているの?と聞いたら、パンにスープ、コーンフレーク、バナナや苺、などなど白米は見事にでてこない。
確かに私が子供の頃、日曜日の朝食だけは、サラリーの父が休日だからという理由で、十時にパン食と決まっていた。
ハムエッグとサラダ、それに紅茶やお湯でとくスープがつくのが定番だったけれど、平日は必ずご飯と味噌汁、それに納豆や焼き鮭、梅干しや漬け物などを母は添えた。
食べ盛りの頃だから、そういった固形物をたんまりお腹に入れて学校へ行かないと、お昼まで到底もたず、三時間目の授業中に空腹に悶絶することになった。
古くさいなんて思ったことなかったから、なんだか急に自分が一昔前に取り残されているような気になったけれど。
でも、美味しいものもいろいろ知っている。
卯の花を知らない、おかひじきを知らない、「ええー?なにそれー」という反応が返ってくる。
昨晩炊いたむかごご飯なんか、我が家の周囲で知っている子は皆無だ。
立派な献立なんだけどなぁ、それもご飯があればこその献立。
生きる喜びって、食は絶対欠かせないのに、古くさいというだけで斥けちゃうのは勿体ないなぁ、と思ってしまう。