ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

わずか距離2キロ弱……

2005-04-26 22:47:10 | 時事
 昨日のJR福知山線の脱線事故現場から、直線距離にして2キロもないところに住んでいる。昨日も今日も、取材のヘリが飛んでいる。昨日の夜は、つい目と鼻の先の病院に救急車がピーポー音を立てて滑り込んだ。

 距離にして2キロもないところで死者70名負傷者440名を超える大惨事が発生したということを、いまだに現実的に受け止められないでいる。事故現場が住まいに近いので、昨日の事故発生以来、人一倍にネットニュースなどを見てきたのだけど。

 あり得ないほどに折れ曲がってマンションに巻き付いた電車2両目の写真画像を見た時の非日常感。そして、それを上回るショックだったのは、そのマンション一階の駐車場に先頭車両か潜り込んでしまっていたということを知った時だった。

 おそらくは、その電車に乗っていた580名ほどの方々にとっても、その瞬間まではありふれた日常の、通勤電車の中での一コマだったろう。その電車がめり込んだマンションに住んでいた方にとっても、またご近所の方々にとっても。わずか2キロも離れていない距離に住む私にありふれた日常生活が続いているように、何の変哲もない日常がその一瞬先にあったはずだと疑う余地もなかっただろう。

 それが、一瞬にして、覆された。

 失われた命の、失われた、これからの人生。亡くなった方々の家族にとっては、大事な家族の一員を失ったことへの自失・怒り・悲しみ。いまだに身元がわからない死者の方々の失われた命、いまだに安否のわからない近親者を抱えている方々の焦燥。負傷された方々の痛みや苦しみや精神的なショック。事故現場に住まわれていた方々のショックや今後の生活への不安。通勤や移動の手段を失った方々の混乱や苦痛。

 ……ほんの2キロも離れていないところに、その現場がある。私と同じように平穏な日常を送れていたかも知れない方々の、突然に訪れた大惨事。

 今は、ただ、手を合わせて祈るしかない。亡くなられた方々のご冥福と、負傷された方々の一日も早いご快復と、事故によって影響を受けた方々が一日も早く日常生活に戻られることと、このような大惨事が二度と起こらないことと、その他諸々を祈るしかない。

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