エーオ!
2日目の更新である。
予告どおり、ボヘミアン・ラプソディを観てきた感想を記そうと思う。
ちなみに一切のネタバレを含まない。好きな作家は時雨沢恵一である。
映画館自体がもう何年ぶりかだった。
最後に映画館で観たのは、インスタント沼だったか、東京タワーだったか、
当時お付き合いしてた人が観たいというので、一緒に行った覚えがあるぐらい。
映画観ること自体は好きなはずなのに、なんでかなーと考えたら、
どうやら映画館=デートの定番みたいなイメージがあって苦手意識が芽生えていたようだ。
映画にしてもライブにしても演劇とかにしても、わりとひとりで観たいタイプなので、
映画なら家でDVDとかで観たい。
なんならできればネットカフェとか、狭くて暗くて閉鎖されたとこで観たい。
しかし、新しい映画が話題になるたび、
友人は皆「最高だった! これは絶対映画館で観るべき!」と言う。
気になってはいた。
マッドマックス 怒りのデスロード。
気になってはいた。
シン・ゴジラやカメラを止めるな。
そして、ボヘミアン・ラプソディに相次ぐ絶賛の声。
勢いである。迷った時に大事なのは、ひとえに勢いである。
行くぞ! わしは! 映画館に!
エーオ!!
その日の仕事はずいぶん忙しく、職場を出たのは20時過ぎだった。
予定がひとつダメになり、すっかり夜の表情になった町には、パラパラと雨が降り出していた。
今日だな、と思った。
疲れた頭が刺激を欲していた。
上映スケジュールを調べる。
ボヘミアン・ラプソディ、最終、20:50上映。
便利なもので、そのままネットでチケットの予約ができた。
空いた時間で一杯だけアルコールを入れて、頭と身体の凝りをゆるめる。
家より一駅先にある小さい映画館に入った時点でもう、なんだか少し泣きそうだった。
チケットを交換。レイトショー価格1300円。
レイトショーがちょっと安いの、どう考えてもおかしくないか。
暮らしの中のどこに映画があってほしいかって、こんな日の夜に決まってるじゃないか。
むしろ3割増しにしてよいと思う。
上映時間になってもガラガラの客席。
次々に流れる予告編、STOP! 映画泥棒。
そしてついに始まった、ボヘミアン・ラプソディ。
ネタバレを避けるため詳しく内容は語らないが、2時間後の拙者は、どばどば泣いていた。
世界的ロックスターであれ、無名のインディーズバンドであれ、
バンドっていうのは、まさしくあんな感じなのだ。
流れるエンドロール。
羅列されたスタッフの名前。
その人数のあまりの多さにまた泣いた。
映画一本作るのにこれだけの人数が命を削っている。
彼らもまたでっかいバンドのようなものなのだろう。
最高であった。これは絶対映画館で観るべきである、て、
こいつあ今回も、まったくもっててへぺろであるな。
あなどっておったよ映画館。
すごくいいじゃないか。夜行くと特に。
エンドロールも終わり、明るくなる館内。
周りを見れば、クイーン世代であろうおばちゃんが目頭を押さえながら帰り支度をしていた。
レイトショーは価格3割増しでいいと思う。
そのかわり、終わった後ちょっとだけ明るくせず、無音のままで、
「もうちょい泣いててもかめへんでタイム」を作ってほしい。
ひとたび映画館を出れば、
夜な夜な泣いているおばちゃんがいれば何事かと驚くし、
夜な夜な泣いているメガネの地味な成人男性は、これ不審なことこの上ないからである。
しからば今回はこれにて。
エーオ!
2日目の更新である。
予告どおり、ボヘミアン・ラプソディを観てきた感想を記そうと思う。
ちなみに一切のネタバレを含まない。好きな作家は時雨沢恵一である。
映画館自体がもう何年ぶりかだった。
最後に映画館で観たのは、インスタント沼だったか、東京タワーだったか、
当時お付き合いしてた人が観たいというので、一緒に行った覚えがあるぐらい。
映画観ること自体は好きなはずなのに、なんでかなーと考えたら、
どうやら映画館=デートの定番みたいなイメージがあって苦手意識が芽生えていたようだ。
映画にしてもライブにしても演劇とかにしても、わりとひとりで観たいタイプなので、
映画なら家でDVDとかで観たい。
なんならできればネットカフェとか、狭くて暗くて閉鎖されたとこで観たい。
しかし、新しい映画が話題になるたび、
友人は皆「最高だった! これは絶対映画館で観るべき!」と言う。
気になってはいた。
マッドマックス 怒りのデスロード。
気になってはいた。
シン・ゴジラやカメラを止めるな。
そして、ボヘミアン・ラプソディに相次ぐ絶賛の声。
勢いである。迷った時に大事なのは、ひとえに勢いである。
行くぞ! わしは! 映画館に!
エーオ!!
その日の仕事はずいぶん忙しく、職場を出たのは20時過ぎだった。
予定がひとつダメになり、すっかり夜の表情になった町には、パラパラと雨が降り出していた。
今日だな、と思った。
疲れた頭が刺激を欲していた。
上映スケジュールを調べる。
ボヘミアン・ラプソディ、最終、20:50上映。
便利なもので、そのままネットでチケットの予約ができた。
空いた時間で一杯だけアルコールを入れて、頭と身体の凝りをゆるめる。
家より一駅先にある小さい映画館に入った時点でもう、なんだか少し泣きそうだった。
チケットを交換。レイトショー価格1300円。
レイトショーがちょっと安いの、どう考えてもおかしくないか。
暮らしの中のどこに映画があってほしいかって、こんな日の夜に決まってるじゃないか。
むしろ3割増しにしてよいと思う。
上映時間になってもガラガラの客席。
次々に流れる予告編、STOP! 映画泥棒。
そしてついに始まった、ボヘミアン・ラプソディ。
ネタバレを避けるため詳しく内容は語らないが、2時間後の拙者は、どばどば泣いていた。
世界的ロックスターであれ、無名のインディーズバンドであれ、
バンドっていうのは、まさしくあんな感じなのだ。
流れるエンドロール。
羅列されたスタッフの名前。
その人数のあまりの多さにまた泣いた。
映画一本作るのにこれだけの人数が命を削っている。
彼らもまたでっかいバンドのようなものなのだろう。
最高であった。これは絶対映画館で観るべきである、て、
こいつあ今回も、まったくもっててへぺろであるな。
あなどっておったよ映画館。
すごくいいじゃないか。夜行くと特に。
エンドロールも終わり、明るくなる館内。
周りを見れば、クイーン世代であろうおばちゃんが目頭を押さえながら帰り支度をしていた。
レイトショーは価格3割増しでいいと思う。
そのかわり、終わった後ちょっとだけ明るくせず、無音のままで、
「もうちょい泣いててもかめへんでタイム」を作ってほしい。
ひとたび映画館を出れば、
夜な夜な泣いているおばちゃんがいれば何事かと驚くし、
夜な夜な泣いているメガネの地味な成人男性は、これ不審なことこの上ないからである。
しからば今回はこれにて。
エーオ!
きよっさんみたいなお若い方が『ボヘミアン・ラプソディ』良かったって言ってるのを聞くと凄く嬉しいです!
で、売れてないインディーズバンドも世界的に有名なQUEENも中は同じ…人間でしたねww
私は映画は月に決まって4本レンタルで細々と観て済ませてるんですが、せっかくなら3Dでとか、映像の美しさや音に迫力を求めるとか、話の内容や演技以外にも求めるものが強くありそうな作品はめんどくさくても劇場まで行くようにしてますねぇ…『ボヘミアン・ラプソディ』はこっちの部類のやつでした。
因みに、私くらいの年齢になるとレイトショーじゃなくてもシニア割でいつでも安いんですわ;;ww