ナクル湖は、ケニアの首都ナイロビから約160km北に位置します。面積約40平方キロメートルの規模です。この湖は、フラミンゴの生息地として有名です。クービ・フォラの発掘実習の後で、訪問することができました。
このナクル湖を遠くから見ると、湖面がピンク色に染まっているのがわかります。近づくと、多くのフラミンゴを見ることができました。一説には、約100万羽ね~200万羽ものフラミンゴが生息しているそうです。
ちなみに、フラミンゴのピンク色は、摂取する藻やプランクトンの色素で染まるそうで、これらを摂取しないと白色のままだそうです。
クービ・フォラ99.ナクル湖遠景1(遠くに、湖面がピンク色になっているのがわかる)
クービ・フォラ100.ナクル湖遠景2(望遠カメラで撮影。ピンク色になっている部分は、すべてフラミンゴ)
クービ・フォラ101.ナクル湖のフラミンゴ1
クービ・フォラ102.ナクル湖のフラミンゴ2
クービ・フォラ103.トゥルカナ湖の植物(バオバブ?)。幹が太くなっており、水を蓄えることができるようになっている、乾燥地ならではの植物。
このハーヴァード大学古人類学野外実習は、その後、中止になったそうです。確かめてはいませんが、風の噂では、ある年に暴漢に襲われたとのことでした。実際、私が滞在した1986年も、観光客達は自動小銃で武装したガードと共に来ていたことを思い出しました。
その後、アメリカのラトガース大学(Rutgurse University)で、フィールド・スクールが継続されています。
リンク:ラトガース大学クービ・フォラ野外実習公式ホームページ
また、トゥルカナ湖の西側では、アメリカのニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校と提携して、トゥルカナ盆地研究所にて勉強できるようです。ちなみに、この研究所は、リチャード・リーキー(Richard LEAKEY)さんが所長です。
以下は、2003年に、私がこのフィールドスクールについて書いたもののPDFファイルです。2.15MBあります。