人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ21(フラミンゴ)

2010年09月14日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 ナクル湖は、ケニアの首都ナイロビから約160km北に位置します。面積約40平方キロメートルの規模です。この湖は、フラミンゴの生息地として有名です。クービ・フォラの発掘実習の後で、訪問することができました。

 このナクル湖を遠くから見ると、湖面がピンク色に染まっているのがわかります。近づくと、多くのフラミンゴを見ることができました。一説には、約100万羽ね~200万羽ものフラミンゴが生息しているそうです。

 ちなみに、フラミンゴのピンク色は、摂取する藻やプランクトンの色素で染まるそうで、これらを摂取しないと白色のままだそうです。

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クービ・フォラ99.ナクル湖遠景1(遠くに、湖面がピンク色になっているのがわかる)

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クービ・フォラ100.ナクル湖遠景2(望遠カメラで撮影。ピンク色になっている部分は、すべてフラミンゴ)

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クービ・フォラ101.ナクル湖のフラミンゴ1

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クービ・フォラ102.ナクル湖のフラミンゴ2

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クービ・フォラ103.トゥルカナ湖の植物(バオバブ?)。幹が太くなっており、水を蓄えることができるようになっている、乾燥地ならではの植物。

 このハーヴァード大学古人類学野外実習は、その後、中止になったそうです。確かめてはいませんが、風の噂では、ある年に暴漢に襲われたとのことでした。実際、私が滞在した1986年も、観光客達は自動小銃で武装したガードと共に来ていたことを思い出しました。

 その後、アメリカのラトガース大学(Rutgurse University)で、フィールド・スクールが継続されています。

リンク:ラトガース大学クービ・フォラ野外実習公式ホームページ

 また、トゥルカナ湖の西側では、アメリカのニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校と提携して、トゥルカナ盆地研究所にて勉強できるようです。ちなみに、この研究所は、リチャード・リーキー(Richard LEAKEY)さんが所長です。

リンク:トゥルカナ盆地研究所(TBI)公式ホームページ

以下は、2003年に、私がこのフィールドスクールについて書いたもののPDFファイルです。2.15MBあります。

「narasaki2003garfb21.pdf」をダウンロード


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ20(ウォーターバック)

2010年09月12日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 マサイ・マラ国立公園には、以前ご紹介したように、ライオン・ハイエナ・ハゲワシに襲われた草食獣を見ることができました。それ以外に、動物の白骨死体も2例ほど見学できました。これらは、タフォノミー(化石生成学)の参考になります。

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クービ・フォラ95.ウォーターバック

 ウォーターバックの死体を観察すると、頭部は重くあまり食べる部位が無いのか、そのまま残されています。ウォーターバックは、特に、角があるため重いのだと思われます。興味深い点は、四肢が無い点です。手足は、ライオンやハイエナ等が持って行くのには、軽くてかつ肉も多くついているからでしょう。

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クービ・フォラ96.ウォーターバックの死体1

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クービ・フォラ97.ウォーターバックの死体2

 また、シマウマと推定される死体も目撃しました。ここでも、頭部は残されており、四肢の骨は見あたりません。

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クービ・フォラ98.シマウマの死体?


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ19(ヌーとハゲワシ)

2010年09月11日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 マサイ・マラ国立公園では、もう1つ、死体を見ました。これは、ヌーにハゲワシが群がっているところです。ライオンかハイエナに襲われたのか、あるいは、老衰で自然死したヌーの死体にハゲワシが群がっているのかはわかりません。

 ただ、皮膚は無く、ハゲワシが細かい肋骨の間の肉を貪っているところを目撃しました。このような様子は残酷ですが、タフォノミー(化石生成学)の参考になります。

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クービ・フォラ90.草原に群れているヌー1

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クービ・フォラ91.草原に群れているヌー2

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クービ・フォラ92.ヌーの死体に群がるハゲワシ

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クービ・フォラ93.ヌーの死体に群がるハゲワシ

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クービ・フォラ94.残されたヌーの死体。


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ18(シマウマとハイエナ)

2010年09月09日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラ遺跡での発掘実習が終了した後、ケニアの自然と環境を勉強するために、マサイ・マラ国立公園を見学しました。ここでは、ライオン・ハイエナ・シマウマ・ガゼル・ヌー・カバ・アフリカゾウ・キリン・イボイノシシ・サイ等を見学しました。

 野生動物を見学するのに良い時間は、早朝や夕方が適しています。ある早朝、偶然に、ハイエナがシマウマを倒して襲っている所を見学しました。ただ、ライオンが倒したのかハイエナが倒したのかは確認できていません。以前は、ライオンが倒した獲物のおこぼれにあずかるということで「ハイエナのような」という不名誉を与えられたハイエナですが、現在では、ハイエナが倒した獲物をライオンが横取りすることも多々あることが知られています。

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クービ・フォラ83.シマウマの群れ

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クービ・フォラ84.ライオンのオスとメス

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クービ・フォラ85.ライオンのメス

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クービ・フォラ86.シマウマを襲うハイエナ1。下肢は持って行かれたのか見あたらなかった。

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クービ・フォラ87.シマウマを襲うハイエナ2。ハイエナは、シマウマの内臓を食べているようです。ハイエナの周りには、ハゲワシが集まっています。

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クービ・フォラ88.シマウマを襲うハイエナ3 。ハイエナの顔は、シマウマの血で赤く染まっています。

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クービ・フォラ89.私達が見学しているのを気にしたのか、ハイエナは去り、ハゲワシがシマウマの死体を漁っています。


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ17(発掘実習の終了)

2010年09月07日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 長かった発掘実習もようやく終了しました。その晩は、みんなでクービ・フォラのベース・キャンプで終了のお祝いをしました。ビールを飲みながら、みんなで各国の歌を歌ったり、誰が作ったのか最後は、シャボン玉まで登場しました。

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クービ・フォラ79.発掘実習終了のお祝い1

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クービ・フォラ80.発掘実習終了のお祝い2

 事件は、そのお祝いが終了した後で起こりました。私が、宿舎に千鳥足で帰ろうとすると、ケニア人学生の友人が、私を制しました。そして、パンガと呼ばれるナタを取り出し、私が一歩踏み出そうとしていた先の砂を力強く叩きました。そこには、ヘビが潜んでいたのです。これは、現地でも有名な毒蛇らしく、一歩踏み出していれば私の足を咬んで、私も死んでいたかもしれません。命の恩人の友人に感謝しました。

 現地ではそれなりに用心をしていて、毎朝起きて出発する際には、靴を逆さまにして、靴の中にサソリやヘビがいないか確認はしていたのですが・・・。

 このクービ・フォラ遺跡では、以前、アメリカの地質学の大学院生が帰り道を見失い、後に木の下で脱水症状の状態で発見され、飛行機でナイロビまで搬送したものの亡くなったという事故があったと聞いています。野外調査には、多くの危険が伴うことを身をもって体験しました。 

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クービ・フォラ81.私を咬むはずだった毒蛇(翌朝撮影)

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クービ・フォラ82.クービ・フォラ遺跡ベース・キャンプの私(1986年時)


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ16(KNM-ER1470)

2010年09月05日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラ遺跡自体が、ケニアの首都ナイロビから車で片道3日間かかるという辺鄙な場所にあります。そのクービ・フォラ遺跡からさらに辺鄙な場所に、KNM-ER1470という人類化石が発見された場所があります。

 KNM-ER1470とは、ケニア国立博物館所蔵東ルドルフ湖遺跡発見1470番という意味です。この人類化石は、1973年にリチャード・リーキー(Richard LEAKEY)等により発見されました。この頭蓋骨は、発見当時、約150点以上の破片になっていたものを復元したものです。脳容量は約775ccで、大きな脳と平坦な顔面部が特徴です。また、眼窩上隆起はあまり発達していません。

 年代は、当初、約290万年前と考えられていましたが、その後、約190万年前~180万年前に訂正されています。学名は、1986年に、ロシアの研究者ヴァレリ・アレクセーエフ(Valerii ALEXEEV)により、ホモ・ルドルフエンシス(Homo rudolfensis)が提唱されています。

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クービ・フォラ77.KNM-ER1470頭蓋骨前面観[Johanson & Edgar 2006 "From Lucy to Language", p.190より]

 クービ・フォラ遺跡では、化石発見地には、コンクリート製の小さな目印が建てられており、そこに、化石の標本番号が刻まれています。以下は、このKNM-ER1470の発見場所です。この場所は、車が入ることができないので、ずいぶん手前で止めて、往復約1時間30分かかる場所まで灼熱の中を歩いていくしかありません。

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クービ・フォラ78.KNM-ER1470発見地の目印横に立つ私(1986年当時)


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ15(テント)

2010年09月03日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラ遺跡での調査は、ベース・キャンプにいる時は、それなりの施設でベッドで眠ることができます。しかし、野外調査に出ると、テントに寝泊まりをして調査をすることになります。テントは、2人用の小さなもので、

 キャンプは、主に、涸川の側に張りました。アフリカでは、雨期と乾期があり、この涸川も雨期になると水が流れるそうですが、一度その様子を見てみたいと思いました。

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クービ・フォラ72.涸川の横にテントを張っている。この涸川も、雨期になると水が流れるとはちょっと信じられない。是非、一度、見てみたいと思うのですが、アフリカは再訪できていません。

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クービ・フォラ73.私が寝泊まりしたキャンプ1。定員2名の小さなテント。

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クービ・フォラ74.私が寝泊まりしたテント2

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クービ・フォラ75.私が寝泊まりしたテント3。深夜に野生動物が侵入するのを防ぐため、テントの周りに棘(トゲ)のついた植物で柵にしてある。

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クービ・フォラ76.私が寝泊まりしたテント4。キャンプの前の私。


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ14(地引き網漁)

2010年09月01日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラ遺跡のベース・キャンプは、トゥルカナ湖に東岸にあります。ここでの食べ物は、セスナ飛行機で輸送してもらうか、冷凍の肉・魚しかありません。そこで、お休みのある日、教官・学生・スタッフ全員で、湖で地引き網漁をしました。

 まず、全員が、少しずつ網を持ち、湖に入っていきます。

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クービ・フォラ64.トゥルカナ湖での地引き網漁1

 網の一端を、閉じていき、魚を追い込みます。

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クービ・フォラ65.トゥルカナ湖での地引き網漁2

 今度は、網を陸地に曳いていきます。このトゥルカナ湖には、ナイル・パーチやテラピアという魚が生息しており、何十匹かを獲ることができました。

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クービ・フォラ66.トゥルカナ湖での地引き網漁3

 ところが、この網の中に、ワニが一頭入っていました。これは、ナイルワニというワニで、このトゥルカナ湖には、約14,000頭が生息していると推定されています。しかも、このトゥルカナ湖のPHは高くアルカリ性のため、ワニの皮は加工に適さないとのことで、誰も捕獲しないので増える一方だとのことでした。

 でも、現地のトゥルカナ族は、クロコダイル・テール・スープ(ワニの尻尾のスープ)が美味だとのことで、少しは捕獲しているようです。実際、私も、トゥルカナ湖で、頭を槍で刺されて殺されたワニを見ました。また、噂通り、その尻尾は切り取られていました。 

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クービ・フォラ67.トゥルカナ湖での地引き網漁4・網の中のナイルワニ 

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クービ・フォラ68.トゥルカナ湖での地引き網漁5・網の中のナイルワニの吻部

 それにしても、誰もワニに咬まれず幸いでした。このトゥルカナ湖周辺では、毎年何人かはワニに咬まれて死亡する人もいるそうです。ワニは、網をはずすと、そそくさと湖に逃げ帰りました。

 ちなみに、その日の夜は、中国系アメリカ人の学生が、ナイル・パーチとテラピアを揚げて、中華風甘酢あんかけにして料理してくれました。生まれて初めて食べましたが、白身魚でなかなかの味でした。

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クービ・フォラ69.トゥルカナ湖での地引き網漁6・網をはずされて逃げるナイルワニ

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クービ・フォラ70.トゥルカナ湖での地引き網漁7・湖へ向かって走るナイルワニ

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クービ・フォラ71.トゥルカナ湖での地引き網漁8・湖に戻るナイルワニ


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ13(表面採集実習)

2010年08月30日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラ遺跡では、表面採集実習も行われました。ケニアには、雨期と乾期があります。雨期の雨により、地層から地表に出てきた化石を歩き回りながら探して採集するというのが、表面採集になります。ケニアのみならず、アフリカでは多く行われている方法です。

 暑い中で歩くのだけでも大変なのに、さらに、地表に落ちている化石を発見するのは予想以上に大変です。

 このケニアには、「ホミニッド・ギャング(Hominid Gang)」と呼ばれる、現地人化石ハンターが多くいます。彼らは、乾期になると各地に行き、化石を発見するという仕事をしています。実際、多くの有名な化石は、研究者のみならず「ホミニッド・ギャング」により発見されています。この「ホミニッド・ギャング」で特に有名なのが、カモヤ・キメウ(Kamoya Kimeu)さんです。

 この1986年の実習には、「ホミニッド・ギャング」のメンバーのジョン・キメンゲッチ(John Kimengech)さんが指導してくれました。

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クービ・フォラ59.クービ・フォラ遺跡表面採集実習場所

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クービ・フォラ60.クービ・フォラ遺跡表面採集実習風景1

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クービ・フォラ61.クービ・フォラ遺跡表面採集実習風景2

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クービ・フォラ62.クービ・フォラ遺跡表面採集実習中に発見した、哺乳類の左大腿骨骨頭部。このような化石を発見するのは、予想以上に大変なことだということがわかりました。

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クービ・フォラ63.表面採集実習を指導した、「ホミニッド・ギャング」のジョン・キメンゲッチ(John Kimengech)氏


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ12(クービ・フォラ博物館)

2010年08月28日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラには、博物館もあります。もちろん、場所が場所なので、訪問する人はほとんどいません。今でもあるのかどうかわかりませんが、以下の写真は、1986年当時のものです。実際は、人類進化のシナリオもずいぶんと変わっていますが、当時の人類進化の考え方を伝える貴重な展示だと思います。

 ここに展示してあるものは、もちろん、オリジナルの化石ではありません。オリジナルの化石は、すべて、ナイロビのケニア国立博物館に収蔵されています。したがって、ここの展示はすべて精巧に作られたレプリカです。ただ、私はこの展示を、後に担当する群馬県立自然史博物館の展示の参考にしました。それは、通常の博物館では、レプリカでも大事にするために、台を作ってその上に展示する場合が多いのですが、どうも、すっきりしません。そこで、群馬県立自然史博物館では、ここのように、台を作らずすっきりと展示しました。

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クービ・フォラ53.ヒトの祖先・アウストラロピテクス(右上:KNM-ER406、現在はアウストラロピテクス・ボイセイあるいはパラントロプス・ボイセイに分類されている。左上:KNM-ER1813、一時期、パラントロプス・ボイセイあるいはホモ・ハビリスの女性と考えられていたが、現在は、ホモ・ハビリスに分類されている。)

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クービ・フォラ54.ホモ・ハビリス(右上:KNM-ER1470、これは、以前はホモ・ハビリスの男性で、前掲のKNM-ER1813が女性と考えられていた時期があった。現在は、ホモ・ハビリスではなく、ホモ・ルドルフエンシスに分類されている。)

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クービ・フォラ55.ホモ・エレクトス(右上:KNM-ER3733、現在もホモ・エレクトスと考える研究者も多いが、ホモ・エルガステルに分類する研究者もいる。右下:KNM-ER1808、この大腿骨と脛骨は、通常のものよりも周囲に余分な骨がついて厚くなっている。これは、ビタミンA過剰摂取症という病気であると推定されている。この個体は、ライオンやハイエナ等の肉食動物の肝臓を生で食べたらしい。草食動物の肝臓100gには4万~5万単位のビタミンAが含まれている。一方、肉食動物の肝臓には130万~180万単位ものビタミンAが含まれており、この肝臓を食べると中毒になり、ひどい場合には死亡するという。)

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クービ・フォラ56.ヒト科の四肢骨化石

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クービ・フォラ57.クービ・フォラで発見された石器

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クービ・フォラ58.クービ・フォラ博物館前の私(1986年当時)


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ11(発掘実習)

2010年08月26日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラでは、発掘実習も行われました。但し、ここでの発掘実習は、年代は記憶していませんが数千年前ぐらいのもので、土器が出土しました。また、ダチョウの卵で作ったビーズも出土しています。ダチョウの卵は当時でも貴重で、1986年時点で、海岸部の人々は干し魚を内陸部に持ってきてダチョウの卵と物々交換するそうです。

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クービ・フォラ45.発掘実習風景遠景1

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クービ・フォラ46.発掘実習風景遠景2

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クービ・フォラ47.発掘実習風景近景

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クービ・フォラ48.私が発掘を担当したグリッド全景

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クービ・フォラ49.私が担当したグリッド近接

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クービ・フォラ50.私が担当したグリッド近接・出土した土器片(1986年8月11日)

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クービ・フォラ51.私が担当したグリッド近接・出土した土器片(1986年8月13日)

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クービ・フォラ52.発掘実習中の私


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ10(珪化木)

2010年08月24日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラには、珪化木を見ることができる場所もあります。年代はわかりませんが、ここは、かつて森であったことがわかります。

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クービ・フォラ42.珪化木遠景1

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クービ・フォラ43.珪化木遠景2

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クービ・フォラ44. 珪化木の場所から見たクービ・フォラ


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ9(アフリカゾウ)

2010年08月22日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 ケニアには、野生動物が豊富です。クービ・フォラでも、かつては多くの野生動物を見ることができたそうですが、乾燥化が進んで現在では多くの野生動物が移動してしまったそうです。

 以下の写真は、ケニアのナイロビからクービ・フォラに移動する途中とマサイマラ国立公園で遭遇したアフリカゾウの群れです。

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クービ・フォラ38.アフリカゾウ(遠くに、アフリカゾウが見える)

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クービ・フォラ39.アフリカゾウの群れ(マサイマラ国立公園にて撮影)

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クービ・フォラ40.アフリカゾウ(マサイマラ国立公園にて撮影)

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クービ・フォラ41.威嚇するアフリカゾウ(マサイマラ国立公園にて撮影)


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ8(ゾウとカメの化石)

2010年08月21日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 クービ・フォラ遺跡には、ゾウやカメの化石が出土したままの状態で展示している場所があります。これらは、約1,500万年前の化石だそうです。

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クービ・フォラ32.ゾウの牙の化石

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クービ・フォラ33.ゾウの化石遠景

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クービ・フォラ34.ゾウの四肢骨

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クービ・フォラ35.ゾウの下顎骨

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クービ・フォラ36.カメの甲羅の化石1

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クービ・フォラ37.カメの甲羅の化石2


私の仕事:発掘調査、クービ・フォラ7(ゾウ化石の発掘調査)

2010年08月20日 | D3.私の仕事:発掘調査・クービフォラ[

 オリゴザイリー遺跡では、スミソニアン国立自然史博物館のリチャード・ポッツ(リック・ポッツとも呼ばれる)[Richard POTTS]さんがゾウの化石の発掘調査を行っていました。私達も、ポッツさんの発掘現場を見学することができました。

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クービ・フォラ29.オリゴザイリー遺跡でのゾウ化石の発掘調査1

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クービ・フォラ30.オリゴザイリー遺跡でのゾウ化石の発掘調査2(左が、説明するリック・ポッツさん)

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クービ・フォラ31.オリゴザイリー遺跡でのゾウ化石の発掘調査3(出土したゾウ化石)

 ポッツさんは、2010年にスミソニアン国立自然史博物館で、人類起源の常設展示を完成させています。まだ訪問していませんが、インターネットで見る限り、見応えのある内容のようです。