人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

アーロン・エルキンズの本3.断崖の骨

2013年09月30日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫) 断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)
価格:¥ 693(税込)
発売日:1992-03

 アーロン・エルキンズ(Aaron ELKINS)は、1935年にアメリカで生まれ、ハンター・カレッジ、ウィスコンシン大学、アリゾナ大学、カリフォルニア州立大学、カリフォルニア大学で教育を受けました。やがて、人類学者のギデオン・オリヴァー(Gideon OLIVER)を主人公として、次々と小説を発表します。この『断崖の骨(Murder in the Queen's Armes)』は、1985年に発表されたもので、1992年に青木久恵さんによる翻訳で、ミステリアス・プレスのハヤカワ文庫として、早川書房から出版されました。このシリーズは、京都大学名誉教授の人類学者、片山一道先生も絶賛しているものです。

 本書の帯には、以下のように書かれています。

「楽しいはずの新婚旅行がだいなしだった。新妻のジュリーとイギリスの片田舎を訪れたギデオン・オリヴァー教授は、またもや事件にまきこまれてしまったのだ。見学先の博物館からは貴重な古代人の骨が盗まれ、つづいて旧友が発掘中の遺跡で殺人が・・・アメリカの名高きスケルトン探偵ギデオンが正統的英国の殺人の謎に挑戦する推理と冒険のシリーズ第四弾」

 本シリーズは、人類学者がどのように骨から情報を引き出すかが参考になります。

Elkins1992


アーロン・エルキンズの本2.暗い森

2013年09月29日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
暗い森 (ミステリアス・プレス文庫) 暗い森 (ミステリアス・プレス文庫)
価格:¥ 571(税込)
発売日:1991-03

 アーロン・エルキンズ(Aaron ELKINS)は、1935年にアメリカで生まれ、ハンター・カレッジ、ウィスコンシン大学、アリゾナ大学、カリフォルニア州立大学、カリフォルニア大学で教育を受けました。やがて、人類学者のギデオン・オリヴァー(Gideon OLIVER)を主人公として、次々と小説を発表します。この『暗い森(The Dark Place)』は、1983年に発表されたもので、1991年に青木久恵さんによる翻訳で、ミステリアス・プレスのハヤカワ文庫として、早川書房から出版されました。このシリーズは、京都大学名誉教授の人類学者、片山一道先生も絶賛しているものです。

 本書の帯には、以下のように書かれています。

「ワシントン洲の国立公園の大森林で人骨の一部が発見された。ギデオン・オリヴァー教授の鑑定から骨は六年前に殺された男のものと判明する。が、なんと殺人の兇器は一万年前に絶滅したはずの種族が使っていた槍だった。伝説の猿人が本当に森の奥深くを徘徊しているのか・・・? 一片の骨から縦横無尽の推理を繰り出すスケルトン探偵が真骨頂を示す初期代表作。」

 本シリーズは、人類学者がどのように骨から情報を引き出すかが参考になります。

Elkins1991


アーロン・エルキンズの本1.呪い!

2013年09月28日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
呪い! (ミステリアス・プレス文庫) 呪い! (ミステリアス・プレス文庫)
価格:¥ 550(税込)
発売日:1990-01

 アーロン・エルキンズ(Aaron ELKINS)は、1935年にアメリカで生まれ、ハンター・カレッジ、ウィスコンシン大学、アリゾナ大学、カリフォルニア州立大学、カリフォルニア大学で教育を受けました。やがて、人類学者のギデオン・オリヴァー(Gideon OLIVER)を主人公として、次々と小説を発表します。この『呪い!(Curses!)』は、1989年に発表されたもので、1990年に青木久恵さんによる翻訳で、ミステリアス・プレスのハヤカワ文庫として、早川書房から出版されました。このシリーズは、京都大学名誉教授の人類学者、片山一道先生も絶賛しているものです。

 本書の帯には、以下のように書かれています。

「マヤ遺跡発掘に協力するため、ギデオンはメキシコへ飛んだ。遺跡から人骨が見つかり、人類学者の彼が鑑定を依頼されたのだった。だが仕事は鑑定だけではすまなかった。骨と同時に発見された古文書に記された呪いが隊員たちを襲いはじめ、ついに殺人へと発展したのだ! ジャングルの呪われた遺跡でスケルトン探偵が推理の冴えを見せる本格の香り高き最新作」

 本シリーズは、人類学者がどのように骨から情報を引き出すかが参考になります。

Elkins1990


季刊・人類学24.第6巻第4号

2013年09月27日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Qanthro64

 『季刊・人類学』は、1970年から1989年にかけて、京都大学人類学研究会により、季刊(2月・5月・8月・11月)として毎年4冊刊行されていた雑誌です。第1巻から第20巻まで、当初は社会思想社から、途中から講談社により出版されました。内容は、文化人類学・民俗学・民族学・自然人類学・考古学と、人類学のあらゆる分野が包括的に掲載されていたものです。

 『季刊・人類学』第6巻第4号は、1975年12月16日に講談社から刊行されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。

 本号の内容は、以下の通りです。

女房と山の神:わが妻を山の神と崇める由来(千葉徳爾)

  • コメント(佐々木高明)

ボリビア・アマゾンにおけるゴム採集人の植物利用と栽培(山本紀夫)

  • コメント(大貫良夫)

民衆生活ノート(20)(篠田 統)

研究室めぐり20:京都大学文学部考古学研究室(有馬真喜子)

ひと:蒲生正男(有馬真喜子)

ひと:端 信行(馬場 功)

タム・タム

コロナニ村素描:西アフリカ・セヌホ族の調査から(西村滋人)

山地民考:オーシタ・アンビラン・コノイ物語(大島襄二)

ほん:川喜多二郎・岩田慶治共著『人類学的宇宙観』(中田睦子)

ほん:藤岡喜愛・香原志勢・米山俊直・藤井正雄共編『ふぉるく叢書4・からだ』(川又正智)

ほん:上山春平著『神々の体系』・『続・神々の体系』(園田英弘)

ほん:池上嘉彦著『意味論:意味構造の分析と記述』(梶 茂樹)


季刊・人類学23.第6巻第3号

2013年09月26日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Qanthro63

 『季刊・人類学』は、1970年から1989年にかけて、京都大学人類学研究会により、季刊(2月・5月・8月・11月)として毎年4冊刊行されていた雑誌です。第1巻から第20巻まで、当初は社会思想社から、途中から講談社により出版されました。内容は、文化人類学・民俗学・民族学・自然人類学・考古学と、人類学のあらゆる分野が包括的に掲載されていたものです。

 『季刊・人類学』第6巻第3号は、1975年9月12日に講談社から刊行されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。

 本号の内容は、以下の通りです。

石笛考(上山春平)

フランス北部における闘鶏士社会(小川 了)

  • コメント(谷 泰)

国立民族学博物館の制度と組織(梅棹忠夫)

民衆生活ノート(19)(篠田 統)

研究室めぐり19:東京大学文化人類学研究室(有馬真喜子)

ひと:金関丈夫(馬場 功)

ひと:中根千枝(有馬真喜子)

タム・タム

バスク・1973(和田祐一)

スワヒリ語メモ:ムズングについて(和崎洋一)

ほん:J. L. ピーコック・A. T. カーシュ共著『社会発展と近代化:社会・文化人類学的接近』(松井 健)

ほん:森 浩一編『日本古代文化の探究・馬』(小林致広)

ほん:原 ひろ子・我妻 洋共著『ふぉるく叢書1・しつけ』(富永茂樹)

ほん:カルロス・カスタネダ著『呪術/ドン・ファンの教え』・『分離したリアリティー』・『呪師に成る:イクストランへの旅』(松原正毅)


季刊・人類学22.第6巻第2号

2013年09月25日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Qanthro62

 『季刊・人類学』は、1970年から1989年にかけて、京都大学人類学研究会により、季刊(2月・5月・8月・11月)として毎年4冊刊行されていた雑誌です。第1巻から第20巻まで、当初は社会思想社から、途中から講談社により出版されました。内容は、文化人類学・民俗学・民族学・自然人類学・考古学と、人類学のあらゆる分野が包括的に掲載されていたものです。

 『季刊・人類学』第6巻第2号は、1975年6月12日に講談社から刊行されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。

 本号の内容は、以下の通りです。

哺乳動物の社会進化についての試論:古生物学の立場から(瀬戸口烈司)

  • コメント(伊谷純一郎)

日本語の数詞の起源(川本崇雄)

  • コメント(和田祐一)

成人式から楽隠居まで:適齢意識と大人の社会化(D. W. プラース・池田啓子)

  • コメント(米山俊直)

民俗分類の機能:南西諸島の場合(松井 健)

  • コメント(原 ひろ子)

民衆生活ノート(18)(篠田 統)

研究室めぐり18:京都大学理学部自然人類学教室(有馬真喜子)

ひと:和崎洋一(馬場 功)

ひと:飯島 茂(有馬真喜子)

タム・タム

西サモア村落再訪記(杉本尚次)

スワヒリ語メモ:シカモンの世界(和崎洋一)

ほん:藤岡喜愛著『イメージと人間』(河合隼雄)

ほん:水野祥太郎著『ヒトの足の研究』(石田英実)

ほん:福井勝義著『焼畑のむら』(端 信行)

ほん:竹内和夫著『トルコ語文法入門』(庄垣内正弘)


季刊・人類学21.第6巻第1号

2013年09月24日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Qanthro61

 『季刊・人類学』は、1970年から1989年にかけて、京都大学人類学研究会により、季刊(2月・5月・8月・11月)として毎年4冊刊行されていた雑誌です。第1巻から第20巻まで、当初は社会思想社から、途中から講談社により出版されました。内容は、文化人類学・民俗学・民族学・自然人類学・考古学と、人類学のあらゆる分野が包括的に掲載されていたものです。

 『季刊・人類学』第6巻第1号は、1975年2月28日に講談社から刊行されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。

 本号の内容は、以下の通りです。

民俗分類の構造:南西諸島の場合(松井 健)

  • コメント1(野口武徳)
  • コメント2(谷 泰)

高松塚被葬者の推定年齢について:島鑑定と梅原説の検討(池田次郎)

老人人類学:文化人類学的調査の一方法論として(片多 順)

  • コメント(米山俊直)

民衆生活ノート(17)(篠田 統)

研究室めぐり17:東京大学理学部人類学教室(有馬真喜子)

ひと:藤井知昭(馬場 功)

ひと:宮田 登(有馬真喜子)

タム・タム

新世界ザルの起源(渡辺 毅)

クルディスタン紀行(安野早巳)

ほん:上田 篤著『人間と土地』(赤阪 賢)

ほん:竹内 実編『茶館』(野村雅一)

ほん:杉本尚次著『日本民家探訪』(小林致広)

ほん:米山俊直著『祇園祭』(川島将生)


人類学の本67.鼻はなぜあるのか

2013年09月23日 | E1.人類学の本[Anthropology:Japanese

Takahashi1987

鼻はなぜあるのか
価格:¥ 4,725(税込)
発売日:1987-09

 この『鼻はなぜあるのか』は、元東京慈恵会医科大学耳鼻科学教室教授の高橋 良さんが、進化の中での「鼻」について書いたものです。1987年に、築地書院から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全11章からなります。

  1. 鼻のはじめ:鼻のはじめはヤツメウナギかシーラカンスか
  2. 鼻のはじまり:それは軟骨の袋から始まった
  3. とてもよくできている獣の鼻:安定している四足の時代
  4. だめになってきたサルの鼻:においを捨て眼を拾ったサル
  5. 脳と顎との攻防:霊長類といわれる理由
  6. ヒト化の中の鼻:脳底からの影響に戸惑いながらも対応する鼻
  7. 曲がりなりにもできてきたヒトの鼻:頭と顔との攻防の主戦場
  8. 斜陽となったヒトの鼻:鼻を捨て、脳と声とを拾ったヒト
  9. 鼻の形で悩む:このデンと構えた、ヒトだけが気にするもの
  10. 必須から好みに変わったにおい:味と性と文明と
  11. 鼻の病気の対策:もっとも身近で大切なことがままならない

 本書は、高橋 良さんの『鼻』シリーズ3部作と私が勝手に呼んでいる第3作にあたります。本書は、人類進化の中での「鼻」について書いたもので、大変、参考になります。


人類学の本66.日本人の鼻

2013年09月22日 | E1.人類学の本[Anthropology:Japanese

Takahashi1980

日本人の鼻―鼻の文化人類学 (1980年) (ブルーバックス)
価格:¥ 567(税込)
発売日:1980-11

 この『日本人の鼻』は、元東京慈恵会医科大学耳鼻科学教授の高橋 良さんが、人間の「鼻」について書いたものです。副題には、「鼻の文化人類学」とありますが、実際の内容は「鼻の自然人類学」でしょう。1980年に、講談社ブルーバックスB444として、講談社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全8章からなります。

  1. ヒト化現象と鼻
  2. 鼻の誕生
  3. 鼻の構造と作用
  4. 日本人と外国人の鼻
  5. 形のよい鼻
  6. 鼻のけが
  7. 鼻の病気
  8. 急増する鼻アレルギー

 本書は、高橋 良さんの『鼻』シリーズ3部作と私が勝手に呼んでいる第2作にあたります。人類学には、特に、第4章が参考になります。


人類学の本65.鼻の話

2013年09月21日 | E1.人類学の本[Anthropology:Japanese

Takahashi1979

鼻の話 (1979年) (岩波新書)
価格:¥ 336(税込)
発売日:1979-03

 この『鼻の話』は、元東京慈恵会医科大学耳鼻科学教授の高橋 良さんが、臨床の面から「鼻」について書いたものです。1979年に、岩波新書黄版76として、岩波書店から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全6章からなります。

  1. 人と鼻
  2. 鼻の構造
  3. 鼻の作用
  4. 鼻はなぜ悪くなるのか
  5. 鼻の病気
  6. 鼻の治療

 本書は、高橋 良さんの『鼻』シリーズ3部作と私が勝手に呼んでいる第1作にあたります。「鼻」の基礎を学ぶのに最適な本です。


人類進化の本66.芸術の起源を探る

2013年09月20日 | E5.人類進化の本[Human Evolution:Jap

Yokoyama1992

芸術の起源を探る (朝日選書)
価格:¥ 1,377(税込)
発売日:1992-01

 この『芸術の起源を探る』は、年代学者の横山祐之さんが、主にヨーロッパ地域の先史芸術について書いたものです。1992年に、朝日選書441として、朝日新聞社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全7章からなります。

  1. ラスコー洞穴のすべて
  2. 先史芸術の発見
  3. 先史芸術の起源と発達の歴史
  4. クロマニヨン人
  5. 芸術から見たクロマニヨン人とその社会
  6. フランスおよびヨーロッパの先史芸術
  7. 世界各地の岩壁画

 本書は、長年、フランスに滞在している年代学者の横山祐之さんが、主にヨーロッパの先史芸術について書いたもので、大変、参考になります。第4章は、フランスで発見されたクロマニヨン人の発見物語のみならず、クロマニヨン人の起源や年代についてもふれられています。


人類進化の本65.人類の起源を探る

2013年09月19日 | E5.人類進化の本[Human Evolution:Jap

Yokoyama1987

人類の起源を探る―ヨーロッパの発掘現場から (朝日選書)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:1987-09

 この『人類の起源を探る』は、年代学者の横山祐之さんが、主にヨーロッパ地域の人類の起源について書いたものです。副題には、「ヨーロッパの発掘現場から」とあります。1987年に、朝日選書338として、朝日新聞社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全7章からなります。

  1. フランスにおける古人類学・先史学
  2. ヨーロッパ最大の人類遺跡アラゴ洞穴
  3. ヨーロッパの原人遺跡を探る
  4. 謎の人種ネアンデルタール
  5. 人類の起源とヨーロッパ
  6. 原人遺跡の年代測定法

 本書は、ガンマ線やESR年代測定法を使って非破壊で化石人類の年代測定を行ってきた著者・横山祐之さんが、長年フランスに滞在してヨーロッパの人類起源研究についてまとめており、参考になります。また、第6章には、化石人類の年代測定法がコンパクトにまとめられており、これも参考になります。


分子人類学の本15.DNAに刻まれたヒトの歴史

2013年09月18日 | K1.分子人類学の本[Molecular Anthropo
DNAに刻まれたヒトの歴史 (NEW SCIENCE AGE) DNAに刻まれたヒトの歴史 (NEW SCIENCE AGE)
価格:¥ 1,325(税込)
発売日:1991-06-05

 この『DNAに刻まれたヒトの歴史』は、統計数理研究所の長谷川政美さんが、分子人類学から人類進化を探ったものです、1991年に、New Science Age44として、岩波書店から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全6章からなります。

  1. 人類化石をめぐる論争
  2. 分子人類学の発展
  3. 生物進化の歴史をたどる
  4. DNAが語るヒトと類人猿の系統的な関係
  5. 化石証拠との対比
  6. これからの課題と人類の未来

 本書は、分子人類学と人類進化についてわかりやすく書かれており、高校生でもすらすらと読める内容になっています。

Hasegawa1991


分子人類学の本14.遺伝子は35億年の夢を見る

2013年09月17日 | K1.分子人類学の本[Molecular Anthropo
遺伝子は35億年の夢を見る―バクテリアからヒトの進化まで 遺伝子は35億年の夢を見る―バクテリアからヒトの進化まで
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:1997-02

 この『遺伝子は35億年の夢を見る』は、国立遺伝学研究所の分子人類学者・斎藤成也さんが35億年にわたる生物の進化を遺伝子から探ったものです。1997年に、大和書房から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全6章からなります。

  1. 遺伝子のなかの35億年
  2. 中立進化する遺伝子たち
  3. バクテリアが人間になるまで
  4. 「人間性」の起源をたずねて
  5. 人間のなかの違い
  6. メタ宇宙としての自分

 本書を読むと、35億年にわたる遺伝子の歴史がよくわかります。分子人類学の中でも、人類進化が理解できます。

Saito1997


分子人類学の本13.ウイルスで読み解く人類史

2013年09月16日 | K1.分子人類学の本[Molecular Anthropo

Nerome1995

 この『ウイルスで読み解く人類史』は、元国立予防衛生研究所の根路銘国昭さんが、ウイルスと人類の歴史について書いたものです。1995年に、徳間書店から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全4章からなります。

  1. 歴史を彩ったウイルス
  2. 人類の系譜に寄りそうウイルス
  3. 民族移動を知らせたウイルス
  4. 文明の中で甦ったウイルス

 本書は、ウイルスと人類の歴史について書かれていますが、日本人の起源についてもふれられており、大変、参考になります。非常に読みやすい文章で書かれているので、比較的短時間で読むことができるでしょう。