ひまわり博士のウンチク

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NEW Yer's Eve-Eve とーべん祭

2006年12月31日 | 音楽
年忘れ とーべん祭

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 前売りの状況がよくないとかで心配していましたが、なんのその! 立ち見がいっぱい出ました。
 あいかわらずの大人気で、この分だとあと半世紀ぐらいは続けられるのではないかと。

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 これが前座だってさ。今日だけ結成の「マンモスズ」。リーダーはAKI(中)で、ボーカルと笛。ギター湯川トーベン(左)、パーカッション永原元(右)。
 AKIちゃんのアドリブ(?)は、すごかった。それについていくトーベンさんも元ちゃんもスゴイ。

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 はじめてお目とお耳にかかりました、「tico moon」のお二人。がんばってくださいね!

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 まってました! 「ももかん」はいつもながら素晴らしい演奏です。どうしてギターであんな音が出せるのか不思議です。彼らの2枚目のアルバム『MomoKan2』をつい衝動買いしてしまいました。
 石井完二(左)と丸山ももたろう(右)、二人合わせて「ももかん」。

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 ところがどっこい! 演奏が終わると「エンタの神様」。
 「上手に出来た。まるでプロみたいやな」
 「プロだろうが」
 「いよいよ最後の演奏で…」
 「まだ1曲しかやっとらん」
 ぼけはKanちゃん、つっこみはMomoちゃん。ちなみにネタ帳はないそうです。
 名演奏とお笑い、このギャップのすごさに客席はおお受け。

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 「パンチも出るし…」とトーベンさんに誘われて、それに触発されたわけではないけれど、やっぱり楽しい三人娘、「パンチのきいたブルース」
 かわいしのぶ君(左ベース)、なんとなくスマートになったような気がするのは、やっぱ贔屓目か。(ダイエットした?)
 グレース(中)の楽器をぶっ壊しそうなドラムはいつもながらエーゾエーゾ。長見順(右ギター)のこの日はなんだか色っぽい。
 しかし、この三人の演奏はわけがわからないけど、楽しい。この「ヘン」さはクセになります。

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 「中川五郎」といえば、高石ともやが歌った『受験生ブルース』の作詞。全共闘世代のよいこにはおなじみの「フォークシンガー」、大御所です。しかし、年令がそうさせたのか、まるくなりました。もう一度ビシバシいってほしいなあ。中川五郎(V.G)、湯川トーベン(B)、上原“ユカリ”裕(Pr)。
 ドラムを足掛かりにした、おもいっきりジャンプで、天井にしたたか頭をぶつけたけれど、大丈夫だった? 本日の珍プレー大賞。

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 エアギターはとーべん祭ではおそらくはじめてではないかと。会場を盛り上げたのは「宮城マリオ」。紅白歌合戦に出演するというので、地震情報以外めったに見ないNHKにチャンネルを合わせました。
 お、いたぞいたぞ、昨日と同じ衣装だ。しかし、赤い帽子とヒゲがなければ、そして言われていなければわからなかった、絶対。

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 そして大トリは「鈴木茂」さん。チューニングでちらりとカミソリを聞かせてくれたので期待しましたが、本番はおとなし目。しかしさすが貫禄で、ライブをビシッとしめてくれました。
 鈴木茂さんといえば、知ってる人は知っている(知らない人はぜんぜん知らない)若き日の吉田拓郎が憧れていた「はっぴいえんど」のギターがこの人。当時の若者の多くが、この人のようなギターを弾きたがっていたのです。
 左から、湯川トーベン(B)、上原“ユカリ”裕(D)、鈴木茂(V.G)。

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 アンコールの1回目は、左から、湯川トーベン(B)、中川五郎(V.G)、鈴木茂(V.G)という、ものすごいメンバー。全員五十代だ!

 2回めのアンコールは全員集合。ところがところがです。
 「ももかん」の石井完二さんから、「ねえねえ、これでちょっとビシバシ撮ってくれる?」といってデジカメを渡されました。ふと気づけば、自分の分が撮れてな~い!
 だからここには載せられません。
 Kanちゃん、何枚か添付で送ってちょうだい。

 中味の濃い、楽しいとーべん祭でした。年2回、大変でしょうけれど続けて欲しいです。満員のお客さんが待ってますから。

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フセイン死刑執行。だが…

2006年12月31日 | 国際・政治
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 イラクのフセイン元大統領の死刑が執行された。現地時間30日午前6時(日本時間同日正午)、刑が確定してからわずか5日である。
 しかし、これには多くの疑問が残る。まず第一に、十分な審議がなされた上での刑の確定だったのか。すべてにおいて彼一人が責任を負うべきことだったのか。恐怖政治とまでいわれる独裁政権ではあるが、ほんとうに、まったくの独裁であったのか。シーア派住民の虐殺は、もちろん許されることではないが、フセインはクルド人やスンニ派との対立をどう見ていたのか。なぜ、大量虐殺という方法が選択されたのか。
 結局、真実は解明されないままである。
 フセインの死刑執行によって、親米派のマリキ政権に反対する勢力が報復行動に出ることはまず間違いない。そんな時期になぜ、急いで刑を執行しなければならなかったのか。

 想像できる理由は、フセインをまぎれもない死刑囚として、この世から抹殺しておかなければならないこと。つまり、フセインとその支持者たちが余計なおしゃべりをしないうちに、口を塞いでおかなければならない理由が何かあるのではないか。
 その最大の理由は、おそらくマリキ政権と米国の関係するとことにあるのではないか。死刑反対の風潮が高まりでもしたら、そして、フセインが死刑にならないとしたら、非常に都合が悪くなり、今度はマリキ自身が針のむしろに座るともなりかねない。

 真実を解明し切る以前の、余りにも早すぎる死刑執行には、勘ぐりたくなることが多すぎる。

 それから、フセインは独裁者とはいわれながら、相当多くの国民に支持されていた。安倍晋三よりも高かったはずである。表情や振る舞いを見てもまるっきりの悪人に見えない。ヒトラーや金正日とは、いささか異なるタイプに思えるのだが。

 世界には、フセインより先に死刑を執行しなければならない人間がいる。フセインが死刑ならば、そのイラク国民を多数殺害している、某大国の大統領が、何の罪にも問われないとしたら、世界は何と歪んでしまったことか。

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 今日、「とーべん祭」に行ってきました。
 引っ越しの煩わしさを一時忘れて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 この「とーべん祭」の詳しいレポートは、明日、写真入りでアップします。

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