岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

摘果

2010-06-26 20:58:36 | 入善ジャンボ西瓜のこと

       
先ほど友人のSさんから戴いた佐藤錦。 毎年この時期長野の須坂へサクランボ狩に出かけるのだが、大事な西瓜を抱えている僕には残念ながら行けない。 その慰めに毎年お裾分けを届けてくれるSさんに感謝。


さて、その富山ブランドは今がまさに大事な時期。

       
交配も終え、幾つか付いた玉の中から良いものだけを残し摘果していく。
最初は2~3個残し、その後樹勢や形を入念にチックしながら最後はたった一つだけ残すのだが

西瓜栽培で一番神経を使い、これまでの経験を試される最も重要な作業なのだと思っている。

為に一日が終わるととても疲れるが、それは充実感もあり一職人としての誇りを感じるときでもある。


明朝に備えて

2010-06-24 20:15:11 | 日々の暮らし

       
今回も隣りのHさんのご好意で頂いた27日は日曜日のカターレ富山VS京都サンガF・C戦。

どうやら日曜日は雨の予報。 小雨なら躊躇するが、本格的な降りなら絶対に行くぞー(苦笑。


さて、そのサッカーだが、今夜はこれでもう何もしないで寝ることに。 いつもは四時起きだが、明朝に限っては三時起きだぞ・・  疲れるな~(苦笑。


父の日もあって良いもんだね(照笑。

2010-06-20 22:27:15 | 入善ジャンボ西瓜のこと

       
ついに土俵一杯を覆った特産西瓜。 今日も通りを行き来するドライバーの方が降りて寄って来られ、こんなにも手間を掛けなくてはならないものなんですか? と訊ねられる。

なにせ工場製品とは違い、こちらの意向に関係なく一斉に育つ生き物たちであれば、二畝三畝が終わった頃には最初に手掛けた畝の蔓が新たな芽を伸ばして湧き上がっている次第で、一向に勝てません(間に合いません) (苦笑。

さて、梅雨に入り大きな病気に掛からないよう事前の防除を行なった。

       

       
防除機の運転をバアチャンに代わって巻き取り操作してくれた息子。 防除の初めは120mほどホースを繰り出して引っぱっていかなければならなく、息子が手伝ってくれた場合は力半分で済み、とっても助かるのだ。

あとでその息子に思いも掛けぬプレゼントを戴いた。 

       
靴のインソールだ。 なんでも今日は父の日だそうで、直接手渡してくれればいいものを、宅急便が届けてくれた(苦笑。

山登りの際、登山靴に使用するかなと言ったら、毎日のように履いてる長靴に使えば疲れが和らぐと言う。

ちゃんと見てるではないか。 たかがインソールなれどとても嬉しく、今日一日の疲れが吹っ飛んだ思いです(照笑。


熱き世情とは関係なく

2010-06-15 22:09:29 | 日々の暮らし

       
大きなボールに一杯の苺が朝の食卓に彩を添える。 今年もバアチャンの菜園のイチゴが沢山実った。


昨夜絶対に見るぞと思ったのだが、如何せん連日の4時起きに自信がなく、寝室のテレビを点けて横になったのだったが・・

案の定、気が付けばもう朝だった(苦笑。 胸のポケットに入れたラジオは何処もかしこも昨夜のジャパンの活躍で一日が終わっていった(笑。 

正に一億総解説者の如き、出てくるアナウンサーやキャスターに芸能人までもの得意げな解説に見過ごした腹立たしさがぶり返してきたものだったが(苦笑。


ただ、今の僕にはそんな熱い世情に敢えて背を向け励まなければならない大事がある。

       
晴れ間が続かずに畝たてが遅れ、その後の苗立ちも悪く伸びなやんだが、ここへ来ての好天でようやくここまで育ってくれた。

遅れは平年より10日ほどだろうか、その富山ブランドの交配が数日前から始まった。
       

        

今の時期は田んぼの畦草刈りもあり、4時半には草を刈りだして7時から交配を始め、陽が落ちるまで脇目も振らずに黙々と腋芽摘みの毎日(苦笑。

観たい行きたいは等分お預けだが、それでもこれからは育ってくる実感が味わえ苦しくも最も楽しみな日々である。


 

トンネル撤収

2010-06-08 22:34:05 | 入善ジャンボ西瓜のこと
交配時期を迎えた西瓜作りはいよいよもって忙しさを増し、例年の如く家にはただ寝に帰っているような毎日だが(苦笑

晴天が続き気温が安定した先日、苗を覆っていたトンネルの撤収に取り掛かった。

       
今回のメンバー。 僕を入れて5人掛かり。 朝は露がありビニールシートが濡れているので午後から取り掛かった。

       
ビニールを固定しているロープと杭を抜いでいく者、ビニールシートを回収していく者で一気に片付けていく。

       
撤収したビニールシートはすぐに巻き取る。 僕は裸にされた西瓜の樹に最初の予防を行なう。


翌日は畝の間の通路に砂を入れる。 グジャついた通路は雨が降ると最悪だ。

       

       
そこで6トンの砂を用意し、通路に敷き詰めた。 こっちの方が楽だからと言ってバアチャンが鋤簾で均していく。 このあとブレートと呼ばれる填圧・整地機で踏み固めて終了だ。

       
今回のトンネル撤収に当たって、生育の遅れで少々早い箇所もあり幾分迷ったが、気温が高めに推移してることと強風がないと読んで決断した。

今のところそれは当たったようだが、問題はこれからで、昨年に増して所謂連作障害と呼ばれる土壌菌が多く、早くも今日2株がやられた・・・


西瓜のその後ですが

2010-06-02 22:03:42 | 入善ジャンボ西瓜のこと

晴れ間の続かない天気の隙間を狙って作業を進めてきた今年の西瓜作り。

土俵の完成の翌日にトンネルの中の敷き藁(中敷き)を行なった。

       
本来は土俵作りの前に中敷きを終えていなければならないのだが、天気の安定しないことには仕方がない。 順序が違い、多少やりにくさはあったが、お母さん達のパワーでその日のうちに完了。

ただ、終了間際に降りだした雨は予期せぬ土砂降りに。 帰って下さいと言っても聞かず、ずぶ濡れになりながらも開け放たれたトンネルを閉めるのまで手伝っていただき、ただ感謝。


さて、問題の成長の遅れた苗だが、どうにかここまで育ってくれた。
       
毎日気を揉んでる僕に勇気付けるつもりで言ったのだろう、うちのカミさんの一言。

「 父さん、どこから見たって立派に西瓜に見えるわよ。 間違ったてカボチャには見えないわ。」 だって(苦笑。 


       
それから今日まで・・ いや、明日もまだまだ続くのだが、せっせと苗の剪定に勤しんできた。

畝作りに苦しんできた天気も、ここへきて晴れが続いてる。 お蔭で休んでる暇もないのが有り難い(苦笑。

ただ気温は低く、平年並みの成長とはいかず、この分では交配も10日程遅れよう。

       
今日の西瓜の様子。 早いものではようやくトンネルの入り口より10cmほど這い出した具合だが、これまでのことを思えば 「よく育ってくれたなぁ~」といったところで苗の生命力にも感謝。