岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

待たれる梅雨明け

2009-07-31 20:43:23 | 日々の暮らし

       
収穫が始まって晴天が続いたのは最初の頃だけだ。 一日置きか、大概は夜に入って雨が降るといった具合に晴れた日が続かない。

それでも晴れ間を見て、乾いたら収穫といった案配でどうにか7月採れの西瓜も終いを迎えた。 出荷も個人への販売も今日で粗方は片がつく。

だが、だからと言って休息が持てたり楽になるわけでもない。

8月収穫用の西瓜の手入れは怠ることは出来ないし、田んぼの3回目の草刈も待っている。

で、梱包作業の合間に晴れたら畑で西瓜の手入れで、降ったら草刈機を持ってと、今が最も忙しい(苦笑。

本音を言えば、晴れたら農作業に精を出し、降ったら趣味の世界に没頭するかの如く、チョット意味合いが違うが「晴耕雨読」的生活が理想だったのだ。

現実は厳しい(苦笑。

まぁ、僕本人は今の今までその事自体とうに忘れ掛けていたのだけれどね(笑。

それにしてもいいかげん梅雨明けてくれないかなぁ

情けない話しでありますが

2009-07-29 21:05:28 | 日々の暮らし


       

情けないやら恥ずかしいやら痛恨のミスが起きた。

 JAを通じ然る市場から販売された僕の西瓜に空洞があったとお客さんから苦情が届いた。

先ずはお詫びをと運送会社を回り送り状の控えを探すことから始まった

結果JAが入手した送り状からお客様の電話番号へ直ぐに電話を入れた

・・・が留守だった

その後も何度も入れたが連絡がつかず一日半経った。

早速に変わりの西瓜をと思うが、相手不在では送れず困っていると

お客様からJAへ連絡が入り、代わりの品物の送り先を他の場所へと別の住所だけを言って切れたと言う。

為に謝罪できぬままJAを通して代品だけ発送した。

先程お詫びのお手紙を最初の住所に送ったが、心静まらぬままだ。

一個一個の日付管理に商品の目利きで間違いなしと送り出した筈がこの有様で・・ 穴があったら入りたい

これまでこういった話しを耳にする度、管理が行き届いていないからだと揶揄してたと思う

いざ初めて我が身に降り掛かってみて、何の申し開きも出来ない現実を痛切に知った。

恥ずかしい話しだ

物を提供する者にとって眞に恥ずかしい、中身の見えない物を売る事の責任の重さを改めて知った。
 


収穫が始まった

2009-07-18 06:24:21 | 入善ジャンボ西瓜のこと
       
        
       20kg超えの富山ブランド1号

待ちに待った特産の西瓜の収穫が始まった。 7月に入っての長雨と強風で管理が難しく気を揉んだがどうにか収穫にこぎつけた。

取引先の農協に県の出先機関も立ち会っての試し割りで熟成具合や糖度などの検査を行ない収穫に入った。

昨年に引き続き近所のYさんにK君に、新たにY君が助っ人で加わっての収穫。

       

       
        
        
        
        
        
作業場では姉夫婦が収穫された玉をきれいに拭いて梱包作業を手伝ってくれる。

こういった多くの人達に助けられて僕の西瓜は発送されていくのだ。

初収穫の今日は、町のPR用の撮影も同時に行なわれたためメチャクチャ忙しかった(苦笑。

収穫作業に待ったは無いのだが、撮影の為に随時仕事は中断し、お蔭で梱包作業が遅れ姉夫婦が帰った後も夜中の0時過ぎまで一人作業を進めた。

その為か歳のせいか分からないが(苦笑、今日は非常に身体が重い。

でも、町のPR用に僕の畑やスタッフが載ることは光栄であり、感謝以外のなにものでもない。

       
発送を待つ西瓜たち。 この後未明より雨となり、いま収穫作業は中断したままだが、な~に降る日もあれば晴れる日もあるで梅雨の最中であればしょうがないと構えるほかないね(苦笑。       

収穫を祈って

2009-07-14 21:44:13 | 日々の暮らし
6月の異様な真夏日とはうって変わって7月に入り思い出したように梅雨空が続く。

当たり前と言えばそうだが、農生産者にとってはせめて偏らずに平均でいってよと言いたくもなる(苦笑。

そんな中、先日村の神明宮に於いて除蝗祭が執り行われた。

       
       入善町小杉神明宮

イナゴの被害を祓う意味から「じょこうさい」が生まれたらしいが、現代では作物の病害に因らず人間の邪悪や様々な垢落し的意味合いを持って行なわれるらしい。

帰りがけ宮総代の方が、畑の分も一緒に持っていかれと御幣を2本戴いた。

       
1本は直播田に立て、イモチ病やカメムシの害から守ってくださいとお願いし

       
もう1本はもちろん西瓜畑へ立てた。 雨雲が立ち込め風も強さを増す中、病気の素でもある大荒れの天候を鎮め早期の梅雨明けを望み祈念した。

うちのカミさんは

2009-07-08 23:45:19 | 日々の暮らし

今日の朝も雨だった。

一通り畑を巡視し雨が止むのを待って通路に這い出した若い芽を摘んだ。

収穫を目前にして雨の日に摘枝など木(蔓)をいじるのは好くないのだが、這い出した蔓が雨で通路に溜まった中に浸かるのも危険が大きく已む無く整理する。

かように天候が悪くとも今の時期植物の成長は早く摘んでも直ぐに新しい芽が伸びる。

一通り摘み終えて、最新の天気予報を確認し、病気に備えて予防のための防除(薬の散布)を考える。

防除してから少なくとも最低限の乾く時間が必要で、途中で降られると効果は無くなる。

かと言って予報では此処一週間ほどは晴天の日は無く、撒き遅れて病気が入ったりすれば厄介だ。

一応機械と薬の準備を済ませ思案してると今日が休みだったカミさんが一言

「父さん、やらないで後悔するよりやって諦めがついたほうがいいわよ」

なるほど尤もな答えだ。 分かってはいるのだが、時としては迷う。

これまでも今日や明日の事ではなく、もっと困難な局面に立ったときでも〇型のカミさんは尤もな答えを大袈裟にではなく極普通に「どうにかなるものよ」的に仰る。

この一言で西の空を拝み、意を決し防除に掛かった。

手伝ってくれたカミさんのお蔭で事は早く進みやれやれと引き上げ、機械を洗っていると雨がポツポツ降り出してきた。

天を仰ぎ恨めしそうに、もう降ってきやがったと呟く僕にカミさんは

「撒き終えたあとでよかったじゃない、お風呂沸かすから入ったら」と言った。

この一言に救われ、まぁいいか葉っぱの裏側まで雨で洗い流されることもないだろうと答えた。

シャワーを浴び終えた僕に今度はカミさん、

「今夜サッカーの試合あるの覚えているでしょ」と言った。

かくして長靴雨具の完全武装を用意し、総合運動公園は陸上競技場へ向かった。

       

       
試合は久しぶりの得点、それも後半にあげた2点で相手の横浜FCに2-0で勝利。

これまで前半はよくても後半スタミナ切れで苦戦を強いられていたカターレ富山。

今日の雨が幸いしたのか嬉しい勝利。 また後半30分頃には横浜FCの選手交代でカズの出番があり楽しめた。

       
久々の勝利にカミさんも上機嫌(笑。 もちろん選手も明るく頼もしげに見えた。

試合の後予定の事だが花火が打ち上げられた。 もちろん勝利の後の花火は見応えがあった。

       
       
       
       
見終えて最後にまた一言呟いた。 「西瓜よ花火のように大きく立派に実ってくれよ」


西瓜よ花火のようにデッカクなあれ

2009-07-06 23:56:22 | 入善ジャンボ西瓜のこと
真夏日が続いた6月とはうって変わって7月に入り愚図ついた天気が続く。

       
未明から降った雨は今朝も少し残った。 南の空には台風の目の様な大きなドーナッツ雲が

かと思えば朝ご飯を食べ終えて戻った頃にはグングン気温が上がり焼け付くような陽射しが出たりと野良着にも困る天候ぶりだ(笑。

仕事の方はといえば先にも述べたが、6月の好天で仕事が増えた。

と言うのも、木(蔓)の成長が早く玉の成長とのバランスに苦労したのと、何よりも雨での中断が少なく仕事の切れ目がなかった。

たまの雨降りは田んぼの畦草刈りに追われ、正直6月の後半には少しは楽が出来ると踏んでたものが身体の休める日がとうとう来なかった。

と、まぁ天候のせいにしてみたが実際どうなんだろうか・・ 

正直一年毎に体力が落ちてきてるのだろう・・なんて肉体の衰えを考えないわけでもないのだが

前に出来たものが今は出来ない、これは明らかに若さと気力の衰退なのだが、あえて家族の前では 「極めようとすれば仕事は際限なくあるのだ」 と言ってみせるズルさはしたたかに残っているのだ(苦笑。

さてさて、そうは言いながらも西瓜はここまで順調に育った。 これも作業を手伝ってくれた近所の方々や田んぼを貸してくれた地主さんに家族の応援があったればこそで感謝しつつもこの後の収穫までは無事漕ぎつけて応えたいと思うばかりである。


 

       
6月の始めに交配した玉も今ではサッカーボウルより大きくなり、自らの葉では覆い隠せなくなった。

そこで今年は例年より6日早く日覆の藁帽子を掛けてやることにした。

       

       

       
時には胴回りが90センチを超える特産西瓜は身を隠す術もないのでまともに強い陽射しを浴び続けると火傷をし、ひどい時にはケロイド状に傷む。

だからこの日覆の藁掛けは大事な作業なのだ。

そして今日の午後に3回目の圃場巡回が全員参加して行なわれ、収穫を目前にしての最終チェックを確認しあった。



晩に入りカミさんと近くの舟見七夕祭りの花火大会を見に出掛けた。

花火会場の手前で車を止めて近くのコンビニの駐車場の隅にマットを敷いて寝転んで見入った。
       

       
山間に地響きのように炸裂する大音響は疲れた身体に心地よくさへあり、ついウトウトとなる。

大曲や長岡の花火には到底勝てないけど、車で10分とは掛からず構えずに見れる此方の花火もいいよねぇ~なんてカミさんが言った。