十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

日高山脈も冬衣を脱ぎかけていた

2010年03月31日 | Weblog
 久しぶりに日高山脈の麓まで出かけてみた。まだ雪が多いので奥までは入れなかったが、麓にある里を訪れたのである。道すがら、日高山脈をすみずみまで見渡せるほど空気が澄んでいたので、山の様子が良く分かった。雪がドッサリと思っていたが、意外に山肌が見えているところも有り、以前に登山家から「日高山脈のような山々は春先に雪崩で雪が落ちることがある」というのを聞いたことがあったので、それかもしれない・・・と思われた。

 本日(30日・水曜日)は、帯広以外の気温の低いエリアでもプラスの気温になったところも多く、大地が太陽の熱をためているように雪融けが進んでいるところも見られた。日中は車の窓を閉めていればヒーターを切っていても寒くないほどで、真っ黒なカラスは熱を吸収するからか他の鳥は見かけないものの、道路際にいるのを頻繁に見かけた。ひょっとしたら人より先に春の兆しを感じているかもしれないが、容姿やしぐさからも、あまりいい感じがしないので損な鳥である(苦笑;)。

 明日は平年より気温が上がるそうなので、自宅周りの雪や氷も少しは融けてくれるだろうか。氷割りをするにしても楽なので、車をいつもの位置ではなく(車の陰になっているので氷が厚いので)、土が見えかけている上に停めて置いた。日中のプラスの気温と、出かけるまでの日光の力で、少しでも融かす作戦である(笑!)。

  

3月下旬、十勝には毎日のように降雪タイム

2010年03月30日 | Weblog
 もう降らないかなと思っていたら、毎日、何センチかの降雪が続いている。これでは、木々の枝で芽吹きかけている新芽も出られずに、暖かくなるのを待っているように見える。道路沿いには、まだ幹と枝だけになっている木々も多いので、雪が降ってあたりが白くなると、一挙に冬景色となってしまう(苦笑;)。

 十勝でも比較的暖かい帯広市内で用事を済ませて帰宅すると、自宅付近の道のワダチが消えて、雪の厚みが増しているのに気付く。そういう日々が続いている。3月も末に近い今日でさえ、新雪が積もっているのを見ると、北海道が日本で最後の春を迎えるというのを実感する(苦笑;)。
 とはいえ本日、日中の一時ではあるが、陽が射す時間帯に小さな虫が飛んでいるのを見かけた。一時的でさえ、地面が見えている時間帯があれば、どこにいたのかと思うほど虫が飛び始める。

 今日のところは1匹だけであったが、天気予報によると日差しの強さ、最高気温も徐々に春めいてくるようだから(当たり前だが[苦笑;])、木々の芽吹きよりも虫の方が早く出てくるようだ。
 自然界の食物連鎖では、小さな虫から目覚め、続いてそれを捕獲する虫や小動物が目覚めてゆくらしく、目が覚めて食べる物が無い状態を回避するためだそうだ。さすがに自然界、よく出来ている(苦笑;)。

  

十勝の暴風雪予報・・・最小限で

2010年03月26日 | Weblog
 気をもんだ木曜から金曜日にかけての暴風雪予報であるが、結局、金曜日の朝までに降った10センチほどで済み、少しの除雪作業で済んで何よりだった。写真の仕上げ用品の購入や用事のための外出も問題なく済み、パソコンでの画像調整、仕上げも今夜完成する予定である。雪の中を走る回数も今シーズン最後になるなら、きれいな雪を記憶にとどめられそうである(甘いだろうか・・・苦笑;)。

 深夜の画像調整中はネットにも接続せずに行わないと、1カット1カットのデータ量が大きくて(パソコンの処理能力の問題もあるが)、作業中に時々画面がフリーズしかけて(裏処理でネットを使ったアップデートも関係しているかもしれない)ヒヤッとすることもあるからだ。電力的にも容量が一番低い契約ということもあり、深夜の時間帯は安定しているのでやむを得ず・・・というより、こちらは自分向きかもしれない(笑!)。

 十勝の多くの木々には新芽がまだ見られないが、一日中、陽の当たるあたりの雪や、北風の通り道ではないエリアの雪は融けつつあり、木々や草花の発芽しようとする熱も手伝って地面が顔を出しかけている。それに、あちらこちらの畑には融雪剤も見られ、いよいよ春かな・・・という状況が実感できつつある。
 結果的に、今回の雪は黄砂で黄色く汚れた車体を洗ってくれる事となり、冬将軍の配慮・・・と思うために、今シーズン最後の雪であってくれれば・・・と、願うところである(苦笑;)。

  

まだ来るか 十勝にドカ雪

2010年03月23日 | Weblog
 この時期のドカ雪に対して、タイトルの「まだ来るか」の思い様は、人によって違うと思う(苦笑;)。

 木曜から金曜にかかけての暴風雪予報に対して、単に事務的に、又は怒りを込めて、それとも諦め半分・・・など、人それぞれに感じ方は違うと思う(苦笑;)。自分はといえば、

「ようやく地面が見えてきたのにドカ雪で冬に逆戻りか・・・しかし、根雪(春までとか、長い間融けない雪)にはならないし、一時的な大雪で済めば気温も氷点下10度には至らないだろうから、『早春の運動会』という感じで除雪にあたることにしよう。」

 という感じであろうか。

 とはいえ、そう思えるのは40センチまでで、それ以上60センチ~1メートル(降り始めから止むまでを1回の降雪として)の雪となると、これはもう『早春の運動会』とはモチロンいえず、災害レベルとなるかもしれない(経験あり[苦笑;])。

 春先の予報はコロコロ変わるので(木曜の暴風雪予報も昨日は出ていなかった)、明日、水曜日の夜の予報でどうなっているか分からないし、実際の天候がどうなるかは分からない(それが一番気になる[笑!])。
 重くて処理が大変な雪質ゆえ、体力アップ、運動不足解消レベルであって欲しいと願っているのが本音である(笑!)。

  

十勝は2日続けておかしな天気

2010年03月22日 | Weblog
 昨日、今日(土曜、日曜)と2日続けて、十勝も全国と同じく、おかしな天気であった。

 土曜日は午後になって出かけたのだが、午前中から続いていた薄日が射す程度の、晴れたり曇ったりの天気であった。出発前、エンジンを温めている間に玄関周りの圧雪が氷になっている部分の氷割りを少ししてから出発。割っても割っても融けた雪が流れ込むので、厄介である(まだ、地面が水を吸い込むほど暖かくないので)。

 走行中、道路から見える大きな川の川面も、冬の間凍結していた部分が融け始め、川幅が少し広くなっていた。河原のゲートボール場の一部や、ベンチ周りなどが除雪されていて、地面の一部がのぞいていて春を感じる風景となっていた。
 防風林の木々には、まだ新芽の『め』の字もないが、河原で地面の『土』を目撃したので、もうまもなく新芽の季節となるのだろう。

 天気がおかしくなったのは土曜日の夕方からで、まず雨が降り始め、みぞれに変わり、やがて夜になって雪となった。しかし、気温が高いので(プラス1度)ボタン雪のような雪質の雪であったが、結構な勢いで降り始めた。
 ホームセンターや電気店で用事を済ませてからスーパーで買物を済ませ、帰宅する午後9時半ごろには気温が下がっていたので、少し乾き気味の雪が勢い良く降っていた。

 そして、自宅に着いた頃は少し積もっており、天気予報の「深夜から雨」というのを願いつつ自宅に入った。深夜になってトイレに行くとすごい雨音が聞こえてきた。予報が当たって今度は大雨。積もった雪も融けて、凍ったり圧雪になっている地面の上で大きな水たまりとなっていた。雨は日曜の朝まで続き、日曜の朝からは台風並みの風が吹き始めた。

 この風は全国的に吹いたようで、台風の時よりもキツイ風切り音がし、家中の窓や換気扇のフタなどがガタガタ鳴っていた。
 それに時々、家がどうにかなるのでは!? と思えるほどの強い風が吹き、ヒヤッとさせれた。家の隙間や空気取り込み口からもピューと冷たい風が吹き込んできたので、それもチョット心配であったが、今現在のところ、自宅も近所も何ともなかったようである。

 さっき表を見たら車が凍っていたのと、地面が再凍結しているのが分かった。あすは再び地面の氷割りをしなければならないようだ(苦笑;)。

  

十勝のスーパーにも『鮮度の一滴』

2010年03月20日 | Weblog
 以前、新製品の紹介番組で、ヤマサ醤油の『鮮度の一滴』という商品が紹介されていたが、自分がよく利用する範囲の十勝のスーパーでは、その商品にお目にかかることがなく、気になっていた。
 なので、つい先日、この『鮮度の一滴』新発売で積み上げられていたのを見つけた時は、売り出されていた2種類とも買ってしまった(笑!)(製品ラインナップは3種類だそうだが)。

 この商品の売りは醤油の味わいもそうであるが、その容器にポイントがある。500ミリリットル詰めであるがガラスやペットボトルでなく、液体洗剤や柔軟剤などの詰め替え用で売られているような丈夫な樹脂製の袋に入っており(醤油は更にその中の薄いフィルム状の内袋に入っている二重構造)、フタはついていないのである。
 開け口は2つあり、外の厚めの開け口を手で引きちぎり(簡単に開けられる)、更に内袋の薄くて細い開け口を手でちぎればそれで完了(こちらも簡単に開けられる)。あとは容器を傾けるだけでしょう油を注げるのである。

 この『注ぎ口』が秀逸であり、この商品の一番のウリな訳で、傾けて醤油を出し終えて元のように立てる際、醤油の出るのは止まるが、空気が内袋に入らない構造になっている。容器を立てる際に、わずかな醤油が薄いフィルム状になっている内袋の出口を閉める様に働き、空気が内袋の中に入るのを防ぎ、しょう油が外気にさらされないのである。
 だから、この内袋のしょうゆの出口が気になるからといって(倒したり、強く容器を握ると、しょう油が飛び出す事もある)、薄いフィルムであるしょう油の出口を折り曲げたり、何かクリップのようなもので挟んだりすると、しょう油が出なくなったりすることもあるので、その点は扱いに注意しなければならないようだ。

 しかし、空気が入らないゆえに、70日間も開けたての風味と、色合いをキープできるのである。しょう油が特別好きな人でなくても、しょう油の容器の開けたての香りや味わい、白い皿などに注いだ時の赤茶の色合いと濃さ(薄さ?)に魅力を感じると思う。
 それまでの容器であれば、いくら冷蔵庫に入れて使うたびに小皿にとっても、割とすぐに煮詰まったようになって香りも飛んでしまう。しかし、もったいないから使っているものの(さすがに底の1センチほどになると処分することもあるが)、喫茶店でコーヒーを飲むことを思うと、風味が失せた時に買い換えてもバチは当たらないように思う(500ミリリットル入りで300円しない)が・・・喫茶店様と『もったいない精神』には失礼しました(苦笑;)。

 今回買ったのは『鮮度の一滴』シリーズの『特選しょうゆ』と『減塩しょうゆ』であるが、まず、味や風味が気になる減塩の方から使ってみた。減塩タイプでも開けたては、風味に助けられて何とか使えるが、使っていくうちに物足りなくなり(外食では普通の濃さのモノを使うからかも)、結局、煮詰まって使わなくなることが多い。
 しかし、この鮮度の一滴・減塩タイプでは、容器の開けたて風味と色合いが70日間も維持できるというから、額面通りなら日常で使っても十分に美味しく使えると思う。塩分も普通の濃い口しょう油の半分というから(大さじ一杯で塩分は1.3グラム!)、とてもナイスな商品であると思う(笑!)。

 しょう油好きとしては、十勝の新鮮で安全、そして美味しい食べ物を、しょう油をメインにして味わうのも、一つの理想形かもしれない。

  

塩分に注意して、醤油を味わう

2010年03月18日 | Weblog
 本日の水曜日、明日の木曜日も真冬日となり、最低気温もマイナス10度を下回るようだ。しかし、真冬日と言っても最高気温がマイナス1度ぐらいまで上がると、太陽の日差しがあるなら思いのほか暖かくなったように思えるし、車から眺める雪景色を照らす太陽の光も、明らかに強さを増している。

 今日の午後は帯広に写真用品を買いに行ったので、ついでに時々利用する食堂で昼と夕の兼用食を摂った。そこは関西風の定食屋さんという感じで、色々なおかずがずらーっと並べてあり、好きなものをお盆にとってゆき、自分好みの定食を作るスタイルである。

 今日はサンマの塩焼き、冷奴、オクラ、納豆、カツオのタタキ、小ごはんの定食で750円。とても経済的である(笑!)。おかずには醤油を直接かけずに、ちいさな小皿に醤油をとり、つけ醤油にして塩分の摂り過ぎを防いでいる(その方がしょうゆが美味しいし)。
 それと、以前は味噌汁か豚汁も注文していたのだが、インスタントの味噌汁でさえ1杯5グラム弱の塩分の表示だったので、それより塩味が濃くて量がタップリの汁物(サービスだと思うが)は、遠慮することにして醤油を多い目に使っている(苦笑;)。

 それほどまでに塩分を敵視することはないと思うが、ある管理栄養士さんが言っていた
「人は、塩辛い食べ物や油っこい物を美味しいと感じるように出来ています。特に塩分は食事を美味しくするので食べ過ぎ、食べ過ぎることによって塩分を摂り過ぎ、肥満と高血圧のダブルパンチとなるのです。」
と言うコメントが、頭のどこかに引っかかっているのである(苦笑;)。

 とはいえ、甘いもの、塩辛いものに限らず、ばっかり食いや濃い味のものを摂り過ぎるのは良くないのは分かっているが、たまに・・・それこそ、たまにであるが、塩気の強いタラコや塩鮭に更に醤油をかけて、ホンワカとしした幸福感を味わいたくなるので、味わっている(笑!)。

  

地面の氷は、まだまだ固い!

2010年03月17日 | Weblog
 昨日の火曜日は日中の気温が上がったので、地面で凍っている氷雪が少しゆるんできたように思って氷割りを始めた。しかし、少し融けかけていたのは表面だけで、振り下ろしたツルハシ(工事用のものより小ぶりの物)は、表面の氷に浅い穴を開けただけで、地面に達することもなかった。

 雪が降り、それが融けては凍り、踏み固められて更に固くなる。それが春先の気温の上昇で少し融けてから再び凍るので、地面の氷は何層にもなっている。氷同士も複雑に重なっているので、氷屋さんで売っているような『目』がある氷ではない。それゆえ、氷屋さんがやるようにスパッとは割れないのである。

 結局、少し意地になってやったせいで指、手、腕、肩、膝の関節を反動からくるショックで傷めてしまい、昨夜はパソコンをするのもままならなかった(苦笑;)。
 それと、この時期になると思うのだが、大した運動や鍛錬をしていないせいか、年々除雪作業や氷割りの作業がキツク思え、息が上がるのも早くなるように実感する。今年は少し運動不足の解消や、筋力アップのトレーニングを少しやっておかないと、冬を楽しめないかもしれない。

 美しいものの、雪や氷は迷惑な一面もある。が、それらのおかげで体力の減退などを気付くのであるから、ひとえに迷惑な物体とは思わないようにしている。
 前向きに、ポジティブシンキングで・・・ありたい(苦笑;)。

  

月曜の十勝の雪は幸い少量

2010年03月16日 | Weblog
 所により雪の量が多くなるという天気予報が出ると、つい十勝のことかな?と考えてしまうほど春先のドカ雪は怖い。去年は1日で80センチ降って大変だったこともあったので、その記憶がよぎってしまう。降っている間にこまめに除雪をしていればよいのだが、降っている間の温度と風の強さに耐えられないと、止むまで待つしかないのである。
 月曜日の雪の心配は杞憂に終わったようで、一安心というところだろうか。

 それにしても、十勝のこの冬の降り方は変わっている。昨年12月の下旬にドカ雪が続き、1月に入ってもドカ雪の事が多く、1度に40センチの降雪の連続だったので、この分では2~3月の雪をどうしのぐか、近隣の方とも相談するほど異常な降り方だったのだ。

 しかし、幸いなことに、そろそろ日中はプラスの気温になることが多くなる3月の半ばに、何とかようやくたどり着いた感じである。超大量の雪の取り扱いはなさそうなので、取り敢えずヤレヤレと言う経過となった。とはいえ、4月にもドカ雪はざらであるので気は抜けないが、降った雪がそのまま根雪(春まで融けない雪)となることはないので、気分的には少しは楽なのである。

 それでもストーブは今しばらく必要である。ストーブをまったく使わない日が来るのは、桜の咲く5月ごろになるだろう。北への春の到来は、ゆっくり、ゆっくりなのである。

  

明日の午後、十勝は雪の予報

2010年03月15日 | Weblog
 少し暖かくなって春の兆しを感じていたら、今日の十勝の最高気温は、何とかプラスに入ったあたりの一日となった。そして、夕方になるといきなりマイナスの気温になり、少しゆるみかけていた雪やシャーベット状の氷は、再び固い氷となっていた。
 この、いったん融けかけた雪やシャーベット状の氷が凍ると、ツルツル・カチカチの氷になりやすく、なので、この時期に滑って転倒すると骨折に至る怪我になるのはざらである。

 車もそうで、道路も乾いている所があると思うと、道路わきの雪が融けて道路に湿った部分を造り、そこが凍ってツルツルのアイスバーンとなる場合もある。そういう箇所をうっかり走っていると、追突やコースアウトの事故の元となりやすいのだ。
 この、冬から春の時期が北海道は長い。本州は三寒四温とかいうが、十勝はもっと長いスパンで寒さと暖かさを繰り返すようである。

 さて、十勝は明日の午後から雪の予報が出ている。それも乾雪ということだから、寒いときに降る雪・・・パウダースノーである。まあ、除雪はやりやすいものの、寒さはこたえるほど低い気温(マイナス10度以下)となるようだ。
 東京発のニュースでは桜の話題、最高気温の20度台の話題がのぼっているようだが、十勝はまだ冬、雪、それもパウダースノーである(笑!)。

 とはいえ、暖かさを感じる寝床、陽だまりの空気、車の中など、心地良い幸福感を味わえるので、寒さが悪ということはない。ぬくもりを感じられる時期は、それなりにいい事もあるのである。楽しいみたい。・・・が、変な意地を張っているように思わないで欲しい(苦笑;)。