明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

新年を語る~その2

2006-01-02 | 政治

昨日の予告とは全然違うんだけど。

これまで経済に対して、いろいろ言ってきた人達が、
この景気回復を受けてどうなっていくのだろうかと
いう視点を中心に、もう少し考えてみた。

とりあえず、類型毎にまとめてみようか。

まず、日経を始めとする「エセ構造改革派」の連中。

彼らが「改革」と称してやってきた破壊行為を止めたことが、
景気回復の最大の原因なのだが、連中は臆面もなく
「景気回復は構造改革の成果」と言い始めている。

ウソも百回繰り返せば...ともいうので、
残念ながら、多くの国民が騙されるのだろう。

この総括がちゃんとできないまま進んだ場合、
足元、景気が上向いている間はいいのだが、
なにかで躓いた時に連中がまた暴れださないか
心配である。

ただ、彼らが「改革」と称するものの中身が
正反対の方向性のものを含む玉石混交となっている中で、
彼らに騙された国民が支えることによって、
主に「改革」の「玉」の部分が前進するのであれば、
結果オーライではある。

「改革」自体のネジレと、
「景気回復の原因」の認識に関するネジレの
二回のネジレによって結果として正解に
たどり着くということなんだけど。

なんか、気持ちの悪い話ではあるが。

次に、「リフレ派」や「公共事業派」とでも名づけるべき、
「リフレをやらなければ景気は回復しない」とか、
「巨額の公共事業をやらなければ景気は回復しない」とか
言って小泉を批判してた人達。

でも、そんなことやらなくても
景気は回復してきちゃったからね。

不良債権処理の強行や、それに伴う企業、銀行潰しという
本源的な問題には目をつぶり、小泉に対してあさっての方からの
批判を繰り返してきた連中の末路はミジメだね。

特に、「公共事業派」は彼等が崇める亀井静香も完全に
失脚したことだし、また、今後消費税引き上げも政治テーマに
なってくる中で、財政出動への国民の理解が広がるとは思えず、
徐々にフェードアウトしていくことになるだろうね。

一方で「リフレ派」だけど、
一敗地にまみれた格好にはなったけど、
政府の破壊行為が止まった今なら、
リフレ的発想は有効に機能すると思うんだよね。

政府が銀行の邪魔をして、金が市場に流れない状態では
どんなに量的緩和をしてもリフレなんて不可能だったけど、
これから徐々に一定のマイルドなインフレを作ることが
可能になってくる。

そうなれば、リフレは景気にも、財政にもプラスの影響を
与えてくれることになるだろう。

これまでの状況と、現状の違いを明確に説明することで、
今だからこそリフレが必要という論陣を張ることの
できる人が出てくれば、大いに期待したい所ではあるのだが。

まあ、つらつらと考えてきたけど、今日はこんな所で。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿