サツマヘコ家のなんちゅうことない日々。

父・サツマヘコのイラスト付、母・だんじり娘のボチボチ日記!チビサツマヘコは小学四年生!

チビサツマヘコと鳴門の渦潮とうんこ

2017年05月10日 | チビサツマヘコ育児帖
四国観光二日目は、午後に徳島から和歌山にフェリーで渡ることもあり、鳴門の渦潮を観に連れて行ってもらいました。
この日もお天気が良く、空の青、山の緑が美しく映えており、うずしお観覧フェリーがすべらかに出航、デッキで受ける潮風も気持ちえーわい。
…と思っていたら「鳴門海峡、波が非常に高くなっております!全身に波をかぶる場合があります。危険です、船室に入ってください!」との切迫した声のアナウンスが。こええええ~。船室に入ってしばらくすると、船体が左右に大きく揺れます。うげー、めっちゃこわいい。横倒しに倒れたらどないしよかと焦る、焦る。
ぐわんぐわんしながらフェリーが進み、落ち着いた場所に出て「外に出ても大丈夫です」とアナウンスが。外に出てみると、あっちへ行く波とこっちへ行く波がぶつありあって、とぐろまいております。
自然ごっついな!と観ていると、チビサツマヘコが「ママ、うんこ!」という。波に揺られて、刺激されたようでございます。「もおお、いまハイライトやん!」と言いながら、船尾のトイレへ。「はよ、出てきてや!」と声をかけ、荒ぶる波を「わし、そっち行くんじゃ、通さんかい、コラ」「通すか、ボケ!」と泉州弁で勝手にアテレコしながら観てみた。ぶつかり合って、焼酎や日本酒のラベルみたいな荒波になっており、これはなかなか壮観。そうやって、見とれていると、フェリーが元来た方へ旋回しだした。

やばいやん!また危険地帯通るやん!どないしょ、チビサツマヘコ、うんこ、まだしとる…!船室への退避が間に合わなければ、ヨメ、トイレにこもるしかないけど、女子トイレに入って、万一、何も知らんチビサツマヘコが出てきて、波にさらわれたら…、ノォォォォー!一緒に男子トイレに立てこもるしかないのかァァ…!痴女って思われたらどうするぅぅぅ…!と頭ん中を色々駆け巡る。
とにかく、時間がないことをチビサツマヘコにお知らせせねばと、男子トイレのドアを少しあけて「チビサツマヘコ!はようんこして!」と叫ぶ。鳴門海峡で何を叫んどるねんと思いながら、イライラしながら待っていると、やっとこさチビサツマヘコが出てきて「波、すごいねえ」とのんびり言う。直後「船室に入ってください!」のアナウンスが!チビサツマヘコと手をつないで、船室へササーッと移動。ふう、危機一髪…。

「もおお、フェリー乗る前にうんこしてよ!」とヨメがいうと「いま、したくなったの!」とチビサツマヘコがいう。うん、そうね、ママがちょっと無理難題ゆうたね。「そらそうやな、ごめん」と謝りつつ、間に合ってほっとしたヨメでありました。

鳴門の渦潮、すごい迫力があるので、また観に行きたいなあ。
今度はできたら、空からがいいです。