monologue
夜明けに向けて
 



1992年2月16日の「第一回川口市ボランティア・フェスティバル」の日、オーディションで選ばれた方達がパフォーマンスする第一部が終わって、第二部に『ぞうれっしゃ合唱団』というコーラスの方々のサポートを受けてわたしも出演した。最後のアンコールには『わかりあえる日まで』を英語バージョンで歌ったのだが、その英語バージョンを喜んだお年寄りが近づいて来て「英語で歌ってくださって、ありがとう」といって土下座をされたことがあった。その時は驚いてなんと応えればいいかわからなかった。そんなふうにして川口にも新たな風が吹き始めたのだった。
fumio

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