国立劇場の近くに昨年、いつの間にかひっそりと出来ていた
お洒落なカフェ「半音」(はんおん)
外から見ただけで私の好みのお店であろうと予想していました。
お客さんが少なそうな日を選んで訪問。
店内は広くはなくこじんまりとしていて
黒とダークブラウンを基調にシンプルでセンスの良い欧風。
メニューは少なく、そのシンプルさが却って好きです。
スコーンとダージリンをいただきました。
ベリージャムとマスカルポーネの添えられたスコーンは
わりと美味しかったです。
ダージリンは「優しい紅茶」と表現したらちょっと変かもしれませんが
まさにそんな感じの紅茶。ほっこり安らぎました。
女性がお一人でなさっていて、必要以外は放っといてくださるので
その適度な距離感が心地良いです。
お客のくつろぐ時間を大切にし邪魔しないという姿勢が感じられます。
上品で優雅な物腰で、あまり積極的におしゃべりをする事はないですが
こちらから話しかければ丁寧にお話をしてくださいます。
この日は国立劇場のお客さんがまだ(上演中で)来ていなくて
貸切状態でとても贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
大通りから少し入っただけなのに別世界のような静けさ。
クラシックが小さく流れています。
店内には歌舞伎関係の本や雑誌が多いのも場所柄ですね。
ただ、国立劇場は歌舞伎だけではないので
お能や文楽の本も置いて頂けるともっとありがたいです。
観劇帰りにお茶するお店がこの界隈には少ないので
こんなに素敵なお店が出来て本当に嬉しいです。
感性に合うお店に出会えた日は良い気分です。