トイレと自尊心

2014年07月01日 10時01分33秒 | 日記
先々週の土曜日だったかな?

ちょっと思いつきで、オムツ外しに挑戦してみようと思った。

オムツは、夏にはあまり向かない。常に汗とおしっこの湿気でムレてるから、あっという間に汗もができちゃって、やっぱりパンツの方が身体に良さそうだな、と思ったのがきっかけだった。

パンツを履かせたら、当然、おしっこがジャーッと漏れる。足元は水溜まり。

りょうちゃんは、ちょっとビックリして、

「これ、これ」

と教えてくれた。

濡れたところを拭き、りょうちゃんをお風呂場で洗い、着替えさせ、汚れたパンツとズボンは手洗い。

それを1日繰り返してたら、おしっこをしたくなると、りょうちゃんがもじもじするようになった。

さて、ここで自尊心の話。

赤ちゃんに自尊心があることをハッキリとわからせてくれたのは、りょうちゃんだ。

りょうちゃんは、気持ち悪いから、おもらしはしたくないらしく、パンツのときは、必ずもじもじするようになった。ときにはオムツのときも。つまり、「我慢」している。

だから、もじもじしてるときにトイレに連れて行くんだけど、そこでは出ない。

で、5分くらいすると、パンツの中にジャーッ。

しかも、おしっこが出ないときは進んでトイレに行くのに、おしっこをしたいときはトイレに行きたがらなくなった。

つまり、おしっこをするところを見られたくないのだ。

そういえば、りょうちゃんは、ウンチをするときも陰に隠れるし、側に近づくと、

「あっちいって」

と一生懸命訴える。

職場のM氏は、これを「排泄の瞬間を見せたくないのは無防備になるからで、これは野性の本能」と言うし、それも半分当たっている気もするけど、私はやっぱり、そこにはりょうちゃんの自尊心があるような気がする。

排泄はとてもデリケートな行為だし、赤ちゃんだって、恥ずかしいとか、漏らしたところを人に見られたらいやだなとか、そういう気持ちがあると思う。

それを、赤ちゃんに自尊心なんてあるはずがないと思って、人前で大声で指摘したり、つまりは恥をかかせるようなことをしたら、心に「トイレ=とってもいやなこと」という気持ちを植え付けてしまうかもしれない。

うんざりしたり、がっかりしたり、多分それは、絶対にしてはいけないことなんじゃないかな。

淡々と、どうしてトイレでしないといけないのか、トイレでするとどんな良いことがあるのか、それをきちんと伝えていくことが、大事なんじゃないかな、と思った。

問題は、オムツ外しの練習を週末しかできないこと。

どこかで4~5日まとまって休めるといいけど、難しいなぁ。