え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ベンハー

2010年12月06日 | クラッシック
1959年 アメリカ 240分 スペクタクル/史劇
監督/ウィリアム・ワイラー
出演/チャールトン・ヘストン、ジャック・ホーキンス、スティーヴン・ボイド
(100点) 物量作戦映画の最高峰

キリストが誕生した頃、ユダヤ人はローマによって支配されていた。そんな中ユダヤ人で地主だったベンハーは幼馴染でローマ人のメッセラの裏切りによって犯罪者として奴隷船に乗せられる。復讐を誓うベンハーは過酷な運命を乗り越えメッセラの前に現れる。そして命がけの競馬でメッセラと対決するのだった。その頃、キリストはユダヤ人の救世主として崇められ、ローマからは疎ましく思われていた。

6年の歳月と莫大な製作費による物量作戦映画の中でも最高峰と言われ、アカデミー賞を11部門受賞した名作中の名作。未見だったので午前十時の映画祭でスクリーンで観れて良かった。上映前に6分もの前奏曲が流れるのにはビックリした。製作当時の上映スタイルはどんなものだったのだろうと想像した。
有名な競馬のアクションシーンは確かに凄かったが、それよりも馬が美しい。
奴隷船での奴隷の扱われ方や古代の戦争の仕方なども興味深かった。非常に見応えのある映画だった。しかし、ユダヤ人のための宗教映画だったことにはビックリ。「人間革命」とか「ノストラダムス戦慄の啓示」と似た扱い?だったら、こんな映画もう二度と作られまい。

(2010年TOHOシネマ午前十時の映画祭1,000円にて鑑賞)
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