【NQNニューヨーク=滝口朋史】8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=114円30~40銭で終えた。米雇用情勢の改善を受けて米国債利回りが上昇し、日米金利差が開くとの観測から円売り・ドル買いが優勢になった。欧州中央銀行(ECB)の理事会などを控えて様子見姿勢も強く、売り一巡後は下げ幅を縮めた。
米民間雇用サービス会社ADPが発表した2月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数は前月比29万8000人増え、増加幅は市場予想(約19万人)を上回った。10日発表の2月の米雇用統計でも雇用情勢の改善が示されるとの思惑から米連邦準備理事会(FRB)による3月の追加利上げの可能性が高まったとの見方が広がった。
米長期金利の指標である米10年物国債利回りは2016年12月27日以来ほぼ2カ月半ぶりの水準に上昇(債券価格は下落)。金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りは約7年9カ月ぶりの高水準を付けた。日米金利差の拡大観測から円は114円75銭と、3日に付けた2月15日以来の円安・ドル高水準に顔合わせする場面があった。
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米民間雇用サービス会社ADPが2月の全米雇用リポートを発表した後、米国10年債利回りが上昇、ドル高、円安へ。
注目しているシティグループ株は、騰がりました。
米民間雇用サービス会社ADPが発表した2月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数は前月比29万8000人増え、増加幅は市場予想(約19万人)を上回った。10日発表の2月の米雇用統計でも雇用情勢の改善が示されるとの思惑から米連邦準備理事会(FRB)による3月の追加利上げの可能性が高まったとの見方が広がった。
米長期金利の指標である米10年物国債利回りは2016年12月27日以来ほぼ2カ月半ぶりの水準に上昇(債券価格は下落)。金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りは約7年9カ月ぶりの高水準を付けた。日米金利差の拡大観測から円は114円75銭と、3日に付けた2月15日以来の円安・ドル高水準に顔合わせする場面があった。
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