奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2096)

2022-05-20 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「カラスは飼えるか(松原始著・新潮社2020刊)」を読んだ。松原始(まつばらはじめ1969生れ)氏は、京大(理学部)卒、同大学院(理学研究科)博士課程修了。専門は動物行動学(研究テーマ/カラスの行動と進化)、東大(総合研究博物館)准教授。-------

この本「カラスは飼えるか」の目次は次の通り。“まえがき(脳内がカラスなもので)”、“フィールド武者修行(夢見るサルレーダー/サルは友だちなのか)”、“カラスは食えるか(品種改良の歴史/宗教的禁忌/闘う鶏/何でも食ってやろう/毒を食らわばカラスまで)”、“人気の鳥の取扱説明書(鷹は戦闘機に勝てるか/殿様と鷹/人気者たちの悩み/鳥を導くもの/フクロウ/平たい顔の秘密)”、“そこにいる鳥/いない鳥(街の人気者/カササギ/恐竜に出会う方法/不思議の国のドードー/台風と鳥)”、“やっぱりカラスでしょ(カラスに蹴られたい/カラスじゃダメなんですか/カラスは鏡を認めない/ミステリーの中のカラス/深淵にして親愛なる黒/カラスの悪だくみ)”---------

この本「カラスは飼えるか」の内容紹介文は次の通り。“え!飼えるの?食べる人がいるって本当?そもそも鳥としてどうなのよ”。身近な鳥の秘密に迫りつつ、案外とヘタレで弱気なのに悪賢いと思われがちなカラスのことを、余す処なく“カラス先生”が伝えます。カラスって/矢張り面白い/カラス好き/鳥好きに贈る/愉快な一冊。--------

松原始氏は、身近なカラスの生態を研究なさっており、その集大成をこの本「カラスは飼えるか」で読むと、カラスも愛らしい鳥なのだなと思わせられる。カラスの同種の鵜(う)の賢さを知れば当然なのだろうが、小鳥よりも大柄/羽根(はね)が黒一色なので、家庭で飼うにはそぐわない。でも、日常生活でカラスの行跡/行状に出合うと苦笑させられることが多いのだ。憎めない鳥である。

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