奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2774)

2024-05-12 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「須賀敦子が選んだ日本の名作~60年代ミラノにて(須賀敦子編・河出文庫2020刊/1965版の日本語文庫化)」を読んだ。--------

須賀敦子(すがあつこ1929~1998)女史は、聖心女子大卒/上智大学(比較文化学部)教授を務めた。1991“ミラノ霧の風景”で女流文学賞/講談社エッセイ賞受賞。著書に“コルシア書店の仲間たち/ヴェネツィアの宿/トリエステの坂道/ユルスナールの靴/須賀敦子全集/主よ一羽の鳩のために(詩集)/ある家族の会話(訳書)”がある。---------

この本「須賀敦子が選んだ日本の名作」の収録作の目次は次の通り。“高瀬舟(森鴎外)”、“十三夜(樋口一葉)”、“刺青(谷崎潤一郎)”、“春は馬車に乗って(横光利一)”、“ほくろの手紙(川端康成)”、“お化けの世界(坪田譲治)”、“ヴィヨンの妻(太宰治)”、“下町(林芙美子)”、“志賀寺上人の恋(三島由紀夫)”、“東北の神武たち(深沢七郎)”、“紫苑物語(石川淳)”、“道(庄野潤三)”、“名人伝(中島敦)”、収録外作品は次の通り。“坊っちゃん(夏目漱石)”、“高野聖(泉鏡花)”、“源叔父(国木田独歩)”、“一兵卒(田山花袋)”、“范の犯罪(志賀直哉)”、“忠直卿行状記(菊池寛)”、“夢の浮橋(谷崎潤一郎)”、“地獄変(芥川龍之介)”、“山椒魚(井伏鱒二)”、“厭がらせの年齢(丹羽文雄)”、“闘牛(井上靖)”、“俘虜記(大岡昇平)”---------

解説では/池澤夏樹が自身も“アンソロジーとしての日本文学全集”を編む試みをした経験から/須賀敦子と較べている。須田敦子の選んだ24名の作家のうち/14名が自分の選択と重なったと喜んでいる。面白い解説だと思った。

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