北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「桂文枝(産経新聞連載記事/話の肖像画2024.5.1~)」について。--------
桂三枝(かつらさんし1943.7.16生れ)は、落語家(上方落語6代目桂文枝)/タレント/TV司会者。大阪市生れ/50年間池田市在住。定番ギャグは“いらっしゃーい”。--------
記事のはじまりは次の通り。傘寿を迎えてまだまだこれから/創作ネタは320超。幸いなことに/5代目桂文枝に弟子入り(1966)して間もなく/ラジオの深夜番組で/世に出ることが出来た。入門間も無い僕は小咄も出来なかったので/仕方なく関西大学時代に/軽音楽部のステージやダンスパーティの司会をやったり/テレビの素人名人会(毎日放送)に出演して演(や)った漫談のネタの調子で喋っていた。(1)---------
落語家1000人/半分女性なら面白い/グループLINEの師弟関係/昔と違うかな。入門時の上方落語協会には20人しか居なかった。でも今は250人。東京の落語家を合わせると1000人を超える。昔はTVで“お笑い”の番組なんて殆ど無かった。それが1980からの“花王名人劇場”のような番組が契機となって/それで漫才師が増えた。更に/漫才の裾野の広さには及ばないが/落語家もTVに出るようになった。(2)--------
創作ネタが語り継がれる。上方落語家のうち独演会でお客さんを集めたのは/桂米朝/桂枝雀/桂文枝/桂文珍。漫才司会タレントとして全国区になった人は多いが/上方落語では壁が高いと云う声もある。(3)----------
母1人子1人の少年時代/大伯父の家を出て/親類宅を転々とする日々。銀行員だった父の顔は知らない/生後11カ月の時に大阪の陸軍病院で戦病死した。(4)---------
桂文枝の出世物語を読みたいのではなくて/庶民読者はその幼少時の苦難を乗り越えてきた道筋を知り/自身の励ましにしたいのだろうと思った。それにピッタリの逸材ではある。