try to remember

W221をイジるぞ!

DIY作業の恐ろしさを知る!

2023年04月22日 | 日記
2速から3速時のシフトアップの違和感からATFのリフレッシュ目的での作業上の手順ミスから起こした基盤修復作業が大変な結果となってしまった。
ATF充填後、DASテスター接続をし、いざ油温度計測と思いきや、ATにコンタクト出来ず詳細内容確認するとATのECUに電源供給されていないと表示、しかもエラーメッセージのオンパレード、終いにはライトハイビームも無反応。
とうとうやらかしてしまった。
多分基盤外しの際の後作業の半田付けの影響から基盤内部が破損してしまったと思う。
後悔しても仕方ない、この後どうするか?
素人が出来る訳が無い、虫が良いかと思われるがプロにお願いした。
結果は修理不可能、新規基盤プレートの交換しかない。
ところが半導体不足から手に入りずらい。あっても価格が倍になっている。
海外では色々有るが後々のことを考えると怖い。
そんなこんなで2週間が過ぎた、修理は外販不可部品で本国メルセデスとの通信が出来る限られた所しか出来ない。国内正規ディーラーに持ち込めば安易に交換出来るが、今となっては入庫は出来ない。何が何でも多方面の協力の元、最終はDIYで治す。
大陸サイトではVINコードを連絡すればコーティング済みで手元に届く、後は車両装着すれば良い。でもどうしても踏み出せない。またしても、もどかしい日々か始まった。

ところが同品番、同メーカーのコンチネンタル社製V3、何と新品が用意出来た。価格も格安で、中味は分からない、使えるのかは?
手に入れた品は





メルセデスマーク、コンチネンタル製、油気無し、フロートが白色で黄ばみ無し。



先ず師匠に連絡し見てもらう。
結果は○で使用可能、入手方法、価格は伏せる。
難題は続き、SCNコーティングが安易に出来なくなってしまっていた。
元の基盤からデーターを引き出す事も出来ず、VINコードから本国からオンラインでデーター収集する方法も❌、さぁどうしたもんか。
師匠曰く、専用テスターを貸し出すからモナコを使用し遠隔にてデーターを車両装着後にコーティングすると言う。何?要は私にドイツ語を理解してコーディングデーターを入れよと言うが流石に出来ない。
どの様にしたかは分からないが翌日無事にデーター入力が終わった連絡がある。

引き取って来てバルブブロックに組み上げATに装着する。
作業風景は以前に紹介済みなので割愛。

後は各シフトレンジを認識させる学習作業がある、DASテスターにより各シフトポジションPから始まりD.R.N.Pと入れ込み認識させる。PCモニターを見ながら初トライ、無事に終了。
この作業は師匠と電話をしながら行った。
ここまで面倒見て頂き感謝感激。
DASテスターにてショートテストをし以前エラーメッセージのオンパレードを全て消去し再テスト、オールクリアを確認し一安心。
油温度45度まで温め本日の作業は終了とする。
ペトロナスATF700を最初6ℓ入れコンバターから抜かなかったから追加2ℓとする。
この2週間が数ヶ月に感じる程に長く感じた。

翌日の午後から油量調整をし、いよいよ試運転をする。
先ずは1速発進のSモードから、恐る恐るアクセルを踏む、2速シフトアップが、1500〜600位で繋がり次は3速、チョットぎこちない?たまたま先行車がデイサービス車、チョー安全運転のお陰で優しいシフトアップ運転が出来た。
そんなこんな、試運転結果はやった甲斐が有った。
元来基盤プレート交換が目的では無く、シフトアップの改善を目指したことで満足出来る結果になった。
20分程走行し、しばらく駐車後再出発、んっ、益々繋がりが滑らかに成っている。車内でニヤける自分が良く分かる。

今回、DIY作業での怖さを思い知らさる結果になったが今後は慎重且つ更に慎重を重ね、安全な作業を心掛ける。
特に下廻り作業は要注意だ。圧死したらシャレにならない。

今後ATF交換は距離と年数を考慮して交換して行く、何故なら1番の問題点はソレノイドバルブのメッシュフィルターの汚れ、それも鉄粉では無くATFの異物化だったから。

最後にこの場をかりて各方々のご意見並びにご協力頂き感謝します。本当にありがとうございました。


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ATバルブボディOH

2023年04月06日 | 日記
昨日の続きの作業、バルブボディの洗浄をし組付を行う。
本体をAT本体から外す際にコネクターのOリングの固着から中々外せずコネクターとフィルム基盤との溶着部分が破損してしまった。
素人作業の結末、だが諦めない。
フィルムシート部分をルーターで軽く削り半田付けした。



付いた様に見えるがこの段階で完璧か確認しておかないとATF充填後、又バラスのは勘弁して欲しい。
シート基盤にまち針で刺してコネクター端子4箇所との導通確認をして納得。









作業台をクリーン状態にする。



トレグレンチは低トルクの為に小型物を使用。






ボルトの締め付けトルクは全て8n/m
初めは手締めし規定値でトルクレンチで締め込む。






チェックバルブ、スチール、プラスチックボールの位置確認をしながら慎重に作業。

エアでダストを飛ばす。



シフトギアに当たる金具用のシャフトをセット。





金属プレートをセット。

裏側ソレノイドバルブ側のプレートをセット。

プレート固定ボルトを取付。


全てのボルト、8n/mで締め付け完了。

基盤、ソレノイドバルブを組み上げる。

基盤プレートコネクターのOリングパッキンにオイルを塗り、いざATにビルトイン。
再利用不可のパーツも新規交換。




フィルターは純正品。


長年未交換の末の色の違い。
がらんどのAT内部にバルブボディをセットにかかる。




片手での持ちボルト固定は難しいのでパンタジャッキを使いゆっくりセットして固定する。




セットの際、コネクターとシフトポジションの位置に注意を払う。
慌てて作業が台無しにならない様に。

固定アルミボルトは再利用不可、10本のボルトを4n/mで締め、更に90°増し締する。






念の為にマグネットを2個追加で4個セット。

後はパンをセットしATFの充填作業をすればOK。
この絵は何度も行ってきたので割愛。




車両を水平にし規定オイル量を正確にする。
この後ATFの充填作業を行う。
今日は一日疲れきった、試運転の様子の報告は後日とする。


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復活!

2023年04月03日 | 日記
復活②
愛機の整備備忘録で始めたブログです。これからも手放さず維持していきます。
2006年登録、今年17年目になる老車、ハイブリ、EV化が進む世の中、最後のNA/V8エンジン、高速でリッター10k、一般道で5kの大食い、乗ればわかる素晴らしいメルセデス!

今回も手始めにATF交換を行う。数ヶ月前に手持ちの純正ATFをパンを外さずオーバーブロー分を何回かにかけて入れ替えしたので洗浄を兼ねて入れ替えを考えた次第。
専門店とDIYのミックス作業をする。
内容はAT内部に洗浄剤をクーラーLINEから入れ込み循環洗浄を行い、新ATFに入れ替えし、DIYでSOD-1を添加する作業をする。
ATFはペトロナス700を使用する。9速対応の低粘度でメルセデス7g-tronicにも使用可能とのメーカー公表されていた。マニラに拠点を置くメーカー。




関西圏のプロショップでも紹介されていて興味を持ちweb検索結果、20ℓ定価66000円を送料込みで12000円、ℓ600円、余りにも安価だが冒険覚悟でTRYする。
圧送式にて無事ATFの交換をし、その後SOD-1をATF総量の7%の600cc添加する。
このSOD-1洗浄効果とAT内部の焼き付け防止に作用し、その他エンジンオイル、パワーステアリング、デフオイルにも添加可能な万能添加剤で4ℓ缶で3万、ちと高いがその価値は有ると思う。
偽物も出回る商品だそう。





SOD-1の添加は自宅に戻り翌日、ATF温度が下がり切った際に手持ちのポンプで充填し、何時も通りDASで ATF温度45度でオーバーブローされて完了。
新規ATFになったので例のATF学習リセットを行い、いざ試運転に出かけた結果、んっ、いい感じだ。
シフトアップも滑らか、一般道走行のみで優しい運転での試運転、徐々に慣らしながら馴染ませる。アクセルのつきも良く素晴らしい加速感が体験出来た。このままなら純正ATFからペトロナスにする。
しばらく様子見をし改めて備忘録報告をしたいとと思う。

その後のATは今度は温感時に違和感を感じる様になってしまった。
いよいよ禁断のバルブボディOHを行う。
先に報告するがソレノイドバルブの汚れが酷い状態でビックリした。
ATF抜き、パン外しは飛ばしてバルブボディの取り外しから。


シフトポジションのチェック。

ボディの位置チェック。



再度、シフトポジションのチェック。


10本のアルミボルトを外す。
配線カプラー部分のOリングがきつくすんなり外れない。
しまいには基盤とカプラーにガタツキが出てしまい、しばらく作戦を練る。
ユニット内はプラスチックヘラにて若干下げてカプラー部分をL型の金物でテコ原理で押し下げようやく外せた。カプラー部分がガタガタになり一瞬壊したと思って確認するとはめ込み直しで復活。
DIY作業では何が起きても不思議では無い。
慌てず時間を掛けて情報収集して行うべき。
2日目のはバルブボディ取り外しからソレノイドバルブ、プレート、ブロックバラシで一旦作業終了とする。
以下作業の絵。




基盤プレートのボルト1本が緩んだ状態になっていた。
多分閉め忘れだろう、何故ならこのATは某ディラーのリビルト品でまさか素人がバラすとは誰も知らないだろう。
DIYは時間を掛けてもOK.営利目的の作業では無いので。
















金属プレートの汚れ、ビックリ。

チェックバルブ、スチール、プラスチックボールのチェック。

ソレノイドバルブのメッシュ部分の汚れに又ビックリ。
新油で汚れを取る様にマニアルに有るがマグネットでも取れず、仕方なく綿棒で軽く除去する。
多分鉄粉ではなくATFが固形化した様。決してブレーキクリーナーでのクリーニングは避けたい。












今日はこれにて作業終了。




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復活します!

2023年04月02日 | 日記
諸事情でしばらく備忘録を辞めていましたが復活します。
手始めにフロントバンパーセンターパネルの交換をします。
ハニカム形状の一部が割れてしまっていました。






言われなければ分からない場所、気にし始めれば気になる場所。
早速パーツ検索から始まります。
ベンツパーツ検索で調べても違う形しか出てこない。
実はフロントバンパーを後期AMGスポーツパッケージに交換していて、バンパー裏側の品番確認しないと正確な物がわからない。
バンパー外してからの確認をしたくないのでwebで手当たり次第調べた結果、eBayで発見!




形もバンパー固定ボルトホール、温度センサーの位置も同じ、アメリカ、リトアニアからの出品で送料がバカ高すぎ、改めて国内手配、残り二個との事で速やかにお願いし翌日の午前中到着、何時もお世話になっているディオモンテさん、ありがとうございます。







車両ジャッキアップし馬掛け後、左右タイヤハウスライナーを外す。



バンパー固定10㎜ボルト2本、同サイズナット2本、ライナー内のトルクスネジを外して右サイドパークトロニックセンサー、LEDフォグ、温度センサー配線カプラーを外す。
後は全面に引き出す。
2人での作業がベストだが1人DIYでの作業、1人でTRYした。







何箇所かの金属クリップで固定されていて周りのプラスチックパーツを外さないと目的のパーツ交換に辿り着けない。
試行錯誤しながらプラスチックパーツの破損無く外した。




同品番を確認する。
念の為にバンパー品番を確認する。




後は逆手順で元に戻す。





交換後の姿を見て苦労が甲斐が有った。DIYでも何とかなるもんだ。
次の作業は禁断のATバルブボディOHにチャレンジ予定。



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