不合理ゆえに我信ず

文(文学・芸術・宗教)と理(科学)の融合は成るか? 命と心、美と神、《私》とは何かを考える

政治団体のアジビラと化した朝日新聞 秘密保護法反対の大騒動

2013-12-08 14:14:11 | インポート

■朝日新聞の連日の、秘密保護法反対の扇情的・扇動的報道には、本当に辟易している。読まなきゃいいのだが、購読しているからつい読んでしまう。(朝日は政治記事以外は全国紙の中では優れていると思うから購読しているのだが)

■先日私は、朝日は労働組合の機関紙みたいになったとツイートしたが、そんな次元は通り越して、政治団体のアジビラ同然になっている。社会面で世の反応を伝えるのならともかく、トップ面から全紙をあげて反対の大騒ぎをしている。

■「オレたちこそが国民の味方、正義の味方」みたいな優越意識・エリート意識を丸出しにしているのが、なんとも醜悪だ。

■秘密保護法反対のキャンペーンをやるのなら、自分たちもすべての報道で取材源を必ず明示すべきだ。それは秘密だとは言わせない。例の慰安婦強制連行記事は、元主筆の若宮氏だって、著書で勇み足だったと認めている。根拠も示さずデマ報道をやるメディアのほうが余程悪い。

■私は言いたい。監視が必要なのは、政府はもちろんだし、それは全メディアがやっている。むしろあなた達のような全国紙が、報道の自由という特権に胡坐をかいて、好き放題をやっているのではないかと。監視が必要なのは、あなた達のほうだと。

■朝日ら全国紙は、国民が必要とすることを客観的に冷静に報道しているのか。自分たちの主義・主張に都合のいいネタしか報道していないのではないか。朝日は、左派やリベラルの政治活動は盛んに報じるが、右派や保守派のそれを記事にすることは、ほとんどない。中立・公正とは言い難い。

■朝日らメディアは、世に流す情報を勝手に取捨選択して操作している。「国民の知る権利」は、メディアに対しても厳しく向けられていることを、少しは自覚しているのだろうか。

■朝日は、日本がまた戦前の暗い国にもどると大騒ぎするが、そしてそうさせないように俺たちが監視を続けるというが、天皇主権で、女性は選挙権なしで、軍部の統制権が内閣に無かった時代に、逆戻りするわけがないではないか。

■中国政権の脅威、韓国社会の内部矛盾も、もっと正確に日本国民に伝えるべきだ。朝日ら左派メディアは、中国・韓国に異様に気をつかい、日本社会が右傾化するのを恐れているらしい。

■それは内部の一つの報道方針なのだろうが、そういう「自分たちの秘密方針」、「報道せずに隠しているもの」が、自分たちにもあることを自覚せよと言いたい。政府だけは丸裸になって、全情報を公開せよと言ったって、そんなのは無理な話だ。

■朝日は「ノーベル賞受賞者も反対している」と大声をあげるが、ノーベル賞受賞と秘密保護法反対に、いったい何の関係があるのだ?

■メディアがどう報じるかで選挙動向が決まる。大票田である団塊の世代や中高年は、いまでも新聞をよく読んでいる。朝日らが選挙民に与える影響力は、与党なんかよりはるかに強い。しかし彼らは自分たちが権力者であることを自覚していない。

■朝日は、慰安婦強制連行の大誤報(デマをそのまま書いた)をやったのに、いまだに説明責任も果たさず、完全に知らんぷりを決め込んでいる。この誤報こそが、韓国にも伝わって、日韓関係をこんなに悪化させた最大の原因だ。親韓リベラルのくせに、いったい何をやっているのだ、という感じだ。

■尖閣で中国漁船衝突事件が起きて、役人がそのビデオを外部に流出させたとき、朝日は社説でその役人を叩いた。国や政府が秘密にしているものを漏らしたと。民主党政権のときだった。まったくもって主張がご都合主義だ。

■私は情報セキュリティが専門です。国家の外交、防衛の機密保護を考えたら、リスク管理の厳重化や他国法律との整合化は必要な事だと思う。例えば日本でもアメリカでも中国のハニートラップにやられて国家機密を漏らす公務員が出ている。今回の法律の主対象は公務員だ。

■外交、防衛の機密情報を扱う公務員は高い守秘義務を負うし、組織は違反リスクのある職員をその任につかせない対策も必要。守秘義務のある公務員から、脅迫や謀略によって機密情報を引き出した者が罰せられるのも当然。今回の法律はこれらを明文化したもの。

■日本国民を困らせているのは、日本政府じゃなくて中国政権なのに、朝日に扇動されている団塊の世代の人たちは、日本政府を攻撃するときしか燃えないんだよなぁ。いまデモをするなら、相手は中国政権でしょうに。

■メディアの横暴や無統制を律する法律こそが、いま求められている。


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