不合理ゆえに我信ず

文(文学・芸術・宗教)と理(科学)の融合は成るか? 命と心、美と神、《私》とは何かを考える

第57回NHK紅白歌合戦

2007-01-01 12:12:06 | 哲学

布施明がジョン・レノンの「イマジン」を歌いました。

http://www.remus.dti.ne.jp/~todo/imaginekashi.html

天国は無い。地獄も無い。
国家も無い。宗教も無い。財産も無い。
欲望も飢餓も、あってはならない。

人類は皆兄弟だ。
全世界を共有しているんだ。
いつか君たちも一緒なって、世界がひとつになってほしい。

これって左翼だな~。

詩としちゃ美しいし、私もこの歌は大好きだけど、現実の政治家が、この理想思想を強権で実現しようとすると、この世は間違いなく、地獄になるでしょう。

ジョン・レノンが左翼グループと関係を持っていたとの報道もあります。
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200612210023.html

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tokioは中島みゆきが作った「宙船(そらふね)」を歌いました。

http://kashinavi.com/song_view.html?17783

その船をお前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶものに
お前のオールをまかせるな

その船は、いまどこに、ふらふらと浮かんでいるのか
その船は、いまどこで、ボロボロで進んでいるのか

すべての港が灯りを消して黙り込んでも
その船をお前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶものに
お前のオールをまかせるな

これって右翼だな~。

「船」というのは、間違いなくニッポンのことでしょう。
「お前が消えて喜ぶもの」とは、中国であり、韓国であり、ロシアやアメリカのことでしょう。
(アメリカも最終的には自分の国益のことしか考えない)
「すべての港が灯りを消して黙り込んでも」とは、近隣諸国や欧州は、いざというときには、あてにならないことを言っている。

だから日本国は、自助自立し、自前の憲法を制定し、自らの力で、自己責任で、生きていけ。

そういうことを歌っている。この歌も好きです。でも現実の政治家が、この現実思想を強権で(アジア諸国を無視して)、実現しようとすると、この世に間違いなく、戦争が起こるでしょう。

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DJ OZMAの女性バックダンサー20人が、オッパイもろ出しで踊りました。(実際には、「裸を精巧に描いたボディスーツ」だったけど。)NHKに抗議が250件ほど来たそうです。NHKは「リハのときは水着だった」と言ってるので、DJ OZMAのゲリラ行動だったようです。

困るんですよねえ。十代の娘も含む家族全員で観ているときに、こういうのをやられると。茶の間が凍りつく。会話が止まる。私も家長として、この気まずい空気をなんとかフォローしなくちゃいけなくなる。(笑)

紅白は人気が落ちたとはいえ、2000万人くらいの人が観ていたはず。その過半は小学生の子供も含む家族で観ていたはず。

反社会的なことをやって、ウケをねらいたいなら、もっと違うことをしてほしい。

しかしまあ、反社会的ゲリラと言ってもこの程度のニッポン。

喜ぶべきか、悲しむべきか。トホホ