教育のヒント by 本間勇人

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マスコミ4媒体広告費4年連続減 フリペにも影響

2009-03-06 03:41:44 | 経済
☆「フリーペーパー」不況で悲鳴 広告収入初の前年割れ(2009年3月5日(木)20時35分配信 J-CASTニュース)によると、

ピーク時は年間200誌も創刊されていたフリーペーパーが、不況の影響で広告が減り、苦境に立たされている。2008年の広告費は前年比3.8%減。統計を取り始めた05年以来はじめて前年を下回った。そんな中、20年の歴史がある「情報誌ぱど」が横浜と埼玉の5エリアで発行を週刊から隔週に減らす。業界関係者からは「広告が入らず、あちこちから悲鳴が上がっている」という厳しい実態が聞こえてくる。

☆これはもちろん、広告の大元であるマスコミ4媒体の広告収入減の状況が影響している。同情報によると、

電通が発表している08年の「日本の広告費」によると、08年1~12月の日本の総広告費は前年比4.7%減の6兆6926億円。「新聞」が12.5%減、「テレビ」が4.4%減で、マスコミ4媒体広告費(7.6%減)は4年連続で前年を下回った。経営が悪化して広告出稿を控える企業が続出したためだ。・・・・・・日本生活情報誌協会(JAFNA)の専務理事は、こう語る。「広告が入らず、あちこちから悲鳴が上がっています。電通が発表している(フリーペーパーの)3.8%減よりも、実際はもっと厳しいと思います。3月末には1割くらい下がるのではないか。部数、ページ数を減らして何とかやりくりできればいいが、廃刊、休刊もあるだろう」

☆しかし、リクルートなどは、地域密着型にして、ターゲットを絞ることによってフリペ戦略は効果をあげているらしい。

前出のJAFNA専務理事は、「新聞や雑誌が扱うのは大企業のナショナル広告ですが、フリーペーパーが扱っているのは主にローカル広告です。ナショナル広告は代理店が扱っているのに対し、ローカル広告は足で稼ぐ営業がものを言います。地域の広告にも多様な分野があるので、元気がいい業種に営業をかければいい。営業力次第で救いようがあります」と話している。

☆結局、比較的低価格で、ターゲットが明快で、一般広告では表現されないかゆい所に手が届く情報表現ができているところは広告収入が増やせるわけだ。広告業界に限らず、大不況の中では、クライアントに対する創意工夫がものを言うということだろう。

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