届けよう。

昨夜、眠れなかった。
きっと、LIVEをしたからです。


仙一ホルモン夏祭り。
ジャンクで始めたこの企画も、すっかり僕の手を離れ、こうして年々楽しさを増して開催されています。
最初の年から、ずっとバンドで参加しています。
コンタイラバンド（懐かしい！）だったのだが、今はハチマキで。

楽屋に集合した僕とターボーを見て、
「いつまで燃え尽きてんだよ！しっかりしろ！」
セイコさんにそう言われた（笑）
セイコさんはターボーの彼女さん。
姉のような人だ。
頼り甲斐があってね。
今日は良かった、今日はダメだと実に辛辣。
「サマーソニックが何だってんだ！次だ次！いい曲書いてんだから、もっとちゃんとやれ！」
「はーい！」
そうだそうだ。
伝えたいことがあり過ぎたんだった。
「ねぇ、サダポン。」
「なぁに？」
「目標を立てよう。」
「目標じゃないでしょうよ。目的です。目的。」
「目的か。」
「LIVEを続けることでしょ？」
「おぉ！忘れてた。」
今日のLIVEが良かった背景はそんなコトがあったんだ。
2ndアルバムを作ることになったよ。
お待たせしましたね！
いいものを作ろう。
追われて作るのではなく、なんかこう、楽しみながら作りたいですね。
頑張ります。
いつも応援をありがとう。


新曲「セガレの息子」（命名タケチン）もお楽しみに。
絶対に作らないけど。
「あのさ。それ、孫だろ？」
「いっひっひっひっひ！」
「なんで楽屋でメンバーヅラしてんだよ？」
「エアギターで参加しようかと。」
「いらん。」
「あら！」
左から千田くん（目黒くん）、ゆうた、僕。
サングラスは、仙一夏祭りの入場特典。
似合ってないね。


届けよう。
そんな想いで楽しみながら。


色々な想いを、色々な手段で。
一昨日。
二階の奥の部屋にも、エールは届いた。
声がかすれて、どうしようもなく不恰好でも僕達は本気でおじいちゃん達の「元気」を祈るように応援した。


届けよう。


届けよう！


僕のばあちゃんは怪我で寝たきりになって、そのままあっという間に天国に行っちゃった。
とても元気だったのに、あっという間に。
僕は、ばあちゃんの手が好きだった。
コールをしながら、ばあちゃんのことを考えてた。
重ねてたのだろう。
「押忍！先輩は106歳だとお聞きしました。もっともっと長生きして頂くように祈りを込めてコールをさせて頂きます。」
その時、全然反応がなかったのだ。
ぽけ～っと僕を見てた。
負けるもんか。
負けるもんかよ！
届け、届け、届け。
執拗にコールを続けた。
そしたらね。
おばあちゃんの手が動いたんです。
嬉しそうに笑いながら。
こんなに野太く、どちらかと言うと怖い部類のものなのに。
（僕のばあちゃんが生きている頃に、同じことをしたかった。もっと早く青空を作ればよかった。）
そう思って涙が出た。


106歳のおばあちゃんの隣に座っていたおばあちゃんがそれを見て、顔を手で覆って泣いていた。
おばあちゃんはガッツポーズのようなバンザイを繰り返してくれた。

昨日も書いたんだけどね、本当にいい応援だったんだよ。

この学ラン。
ここに君の顔がきたら、似合うと思うよ？


僕らにも出来ることってある。
大声くらい、出るんだろう？
好きな人が、いるんだろう？
どうでもいいコトを言うやつは、どんな時でもいる。


それだけ平和なのだ。
乗り越えるまでもない。
敵などいない。
僕達は無敵なのだ。


僕達は絶対不敗なのだ。


誰とも争うわけではないから不敗。


勝つというのは己の心の中の『争う心』に打ち勝つ事。


ひたすら、与えられた自己の使命を成し遂げる事である。
目的は和合。


届けよう。
届いたかどうかは分からんが、届けよう！

押忍！