僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

母の日

2022-03-28 07:32:00 | 日記
今は義理の父母が増えて6人家族。
でも、僕らは4人家族でした。

最後、水入らずで食事をする機会が昨夜だけだったから禅(長男)と迅(次男)に決めさせた。
「なにか、行きたいところ、思い出の店でもなんでもいいから決めてちょ。家なら家でもいいし。君らに従う。」
「了解です。」
「了解です。」

話し合いの結果…

スタミナ太郎になりました!
(スタミナ太郎かい!)
と心の底ではつっこんでましたが、小さい頃、楽しかったんでしょうね。

「こんなに狭いんだっけ?もっと広大だったような気がする。」
十分、広いと思うが。


唐揚げが、美味しかった。
比較的美味しいね、というレベルではなくて美味しかった。

「わたあめ…それは不器用だから?」
「いえ。あえてです。逆に不器用ではこれは作れますまい。」


「食えんの?そんなに。」
「余裕っすね。」


「え…ソフトクリームも?食えんの?そんなに?」
「余裕っすね。」
腹一杯の焼き肉の他に、寿司とラーメン、唐揚げ、たこ焼きも食べたことを知ってるだけに、具合悪く見ておりました。

迅おそるべし。


「はい、母さん。」
禅からプレゼントです。

禅が幼稚園の頃の話です。
母の日に大好きだったレゴで作った花を、彼女はなんか壊せずに取っておいた。
地震とかでバラバラになっても彼女は取っておいた。
この頃だね。


それを禅が15年ぶりくらいに復旧させて、
「はい、母さん。」
と渡したのだ。

母は号泣でした。

いい子だね。
いい時間でした。


コメント (2)
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卒業旅行

2022-03-26 12:27:00 | 日記
小さい頃から、節目節目で僕は子どもと旅に出る。
長男、次男、それぞれに二人きりで僕との時間を。

幼稚園の頃はバイクで二人きりでキャンプ。
目的もなく車で東北の北三県をぐるり。
フランスにも行った。
僕の好きな鰻を食べに行って、富士山も見たね。
函館も行った。
今回は僕が大好きな波照間島に行きました。
波照間ブルーを見せたくて。
あの海でね、泳いでほしくて。

今回は四日間でした。


色んなことを話したね。


色んなものも見ました。


一緒に見たものは忘れても、一緒にいたということは、いつまでも忘れないと思うんだ。


そして、いつか誰かと来た時に、思い出は心強い「心のガイド」となる。

初めて行く場所や国。
学校や職場も同じか。
無理に強がってみたりするけれど、不安だったり「知らない」というだけで人は弱々しく、その瞬間、平等になり地の強さの勝負となる。
映画とか見ててもそうだ。
偉そうな人でも無人島などでは無力だし、普段の力強さは発揮できない。
「知ってる」というだけで地元の方は自信に溢れている。
例えば月に出かけたとしたら、どんなに偉そうなやつでも「小さい人」のようになるだろうし、その場合は皆平等であろうね。
でも、ガイドは強気なはず。

立場を履き違えて態度がデカい人って必ずいるんだ。

でもね、一歩外に。別な場所に彼らが行くと、やっぱり「平等」になる。

そんなもんだよ。
みんな一緒。
だから、みんな仲良くなれるはず。

今起きてる戦争のこと。
こないだの地震。
これまでの出来事。
今夜食べるもの。
さっき食べたもの。
今見た動物。
さっきの人。


みんな仲良くすればいいのにね。

そんなこと、色んなことを話した。
同じ方向を見ながら。


父親らしいかどうかは分からない。
これまでもこれからも、それは分からない。

でも、僕はいつかの未来で君の心のガイドとなりたい。

どこに行ってもさ、力強い人だったなぁ。
と思い出してもらいたい。
僕は先に死ぬんだろうからね。

青い海を見せてあげられてよかった。
少しでも晴れてよかった。

君は運がいい。

晴れ間を見抜いて、僕らは泳いだ。
雨雲のスピードで、晴れ間の時間は分かるのだから。


「りんごを買ったはいいけど、どうすんの?ナイフとかないよ?飛行機で来たんだもの。」
「大丈夫。」
「丸かじりか。」
「いや。待ってろ。おいしょ!ほれ。」
「ウソでしょ…?」


「泳いだ後の果物って…」
「美味しいし、回復早いよね。」
「うん。」


最南端は、なんにもないね。
グーグルマップだけが、その遠さを示してた。


愛情とはきっと、可愛がるだけではなく、経験を積ませてあげて、強くすること。

僕はそう思う。


最後の夜はバーベキューでした。


美味しかっただけではなくて、楽しかったね。


君はこれから、大体のことを一人でしていく。
でも、みんなそうだったんだから大丈夫。

大丈夫だよ。

卒業おめでとう。
僕が知らない、色んなことあったんだろ?

よく乗り越えたね。
おめでとう。

お前は別な人間だけど、僕の子。
お前は僕の子。

お前はやれるよ。

世界は広い。
そして、自由。

大丈夫だよ。



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25日まで

2022-03-22 13:06:00 | 日記
25日まで、僕らは2人で最後の冒険の旅に出ます。
ご迷惑おかけしますが、これで長男とは最後の二人旅。

節目節目で二人きりで旅に出てきました。
長かったなぁ。
あっという間か?

これが最後。
行ってきます!




コメント (4)
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それから

2022-03-18 09:24:00 | 日記
地震、大きかった。
大変だったし、今日もその大変さの続きのような依頼が続きます。

被害状況なんて勝った負けたではないのだから、うちは大丈夫、揺れたソチラは地盤が悪い、などと言うべきではないし、言う意味もない。

今回だってさ、数名の方が亡くなっているんです。

なんでもそうなんだけどもね。
コロナだってそう。
コロナで大変な思いや辛い思いをした人が大勢いるのに、アホは何も考えずヘラヘラとトンチンカンな私見を発言する。
私見でもないんだな。
ネットか何かで見たヘンテコ情報に振り回されてるだけ。

ウクライナのこともそう。
交通事故だってそうだ。
病気もそう。
近い人を亡くすという経験全てがそう。

悲しみは、幾分、人を成長させる。
優しさや思いやりの方向を示してくれる。

喪失感のない悲しみだったらいいのにね。
そうすれば、人は優しくあり続けられるのに。

「寄り添う」
「助け合う」
「黙る」
「規模など関係ない」

そんなことも忘れたのか。

そんなことも忘れたのかよ?
バカタレが。

思い出せよ。
忘れんな。

「忘れるぐらいでちょうどいい。」
とか言うやついるけどさ、うるせぇから。

忘れんじゃねぇよ。
なに「いいこと言いました」みたいに言ってんの。

忘れるな、悔しさを。
忘れるな、無力さを。
忘れるな、人のありがたさを。

その為に備えておこうと約束したじゃんか。
強くなっておこうと約束したじゃんか。

継続できない者は、多いもんだね。

想像力の先に、おもいやりがあるんだよ。

それから。
考えてから、発言しなさい。
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三月十一日

2022-03-12 10:16:00 | 日記
今年は何も考えずに好きに過ごそうと思った。
3.11と軽く書く人、言う人が嫌いだった。
温度差はなく、人間性の違いがあってムカついてた。

そういう全てを許せるようになってしまった。
そんな自分が許せない、とかも不思議とない。
けども。
忘れちゃいけないことは、絶対に忘れてなんかいない。

結局、あの頃僕は何もできず。
今ならもっと上手くやれるんだろうと思うけど、二度とゴメンだね。

とにかく、昨日は穏やかに過ごそうと思った。
コンちゃんが工場に来てくれました。
「平さん!やらせろ!」
と言いながら(笑)
「えええ?!」
と思ったけれど、電気工事のことでした(笑)

「電気工事をやらせろー!手伝わせろー!」
と吠えてた(笑)
お願いします。


「ご褒美のコーラです。」
「頂くとするか。」
海賊のようでした。

途中、長老みたいにもなってた。
「ずっとこれを、あげる人を待っていた。」
という伝説の剣をもらう時みたいな台詞です。
コレをくれたの。
ありがとう!



さて、今からJ:COMの中継と収録です。

頑張ります!

コメント (1)
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