僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

おとしより

2016-08-21 08:02:30 | 日記
昨日は「お年寄りの日」でした。
応援で伺った二箇所ともにグループホームのようなお年寄りわんさかお祭りです。

よーし。

大好き。
じいちゃん、ばあちゃん大好き。

反応もとてもいいし、なにより目がギラギラと輝きを増していくのが見えるのです。
ライブの時もそうだけど、ステージの上からっていうのは、本当に皆さんの顔がよく見えます。
会話も聞こえます。
職員の方々の、
「ちょっと……Sさん泣いてる。」
「…ほんとだ…。」
そんな会話も聞こえるものです。
なぜ泣いたのか。
そこは考えないようにします。


少しだけ訪れるのが遅い仙台の夏は、去るのも少しだけ早い。
暑いけれど、我慢できない程ではなくなってきました。
寂しいけれど仕方ない。
秋の楽しみを見つけていこうと思います。

「応援をして欲しい!そんな方は手を挙げてくださーい!」
「はい!」
「はいはい!」
「はーい!」
音楽って素晴らしいし、踊りも豊かです。
僕は音楽もやるし、そして好きだ。
その上で敢えて言うんだけれども僕らが手段として選んだ応援は、心にバイパスを繋ぐことが出来る気がします。

人が人を想い「がんばれ!」と声をかけあう。
僕らはその指揮をとります。
僕らを見て欲しいのではなく、僕らは雰囲気を盛り上げる団です。

みんな子どもの頃があって、愛され、苦労し、恋をして、生きて生きて、今こうして僕の目の前にいます。
そして、応援を考える。
僕はいつも「せめてその場で考える」ようにしています。
前もって決めていくのではなく、会場に着いてからムードで決めていきたい。誰がエールをするのかも、本当ならばやりながら考えたいぐらい。

「今日は蒼天ではなく、宮城県でいこう。」
皆が知ってるかもしれない応援歌を選んで歌いました。
「俺の生まれたところは、宮城県」
そんな歌い出しです。

僕の祖母がしていたように。
生き抜いてきた力強くも弱々しい手で拍子をとりながら、ニコニコと笑って一緒に歌ってくれます。
ばあちゃんに会いたい。
ばあちゃんは青空応援団を知らずに亡くなった。
なんて言うんだろうか?
そんなことを思いながら、僕が考えてることを大声で話す。

「そーだー!」
「いいぞー!」

僕たちが応援をされたみたいだった。

どのような人生だったか。
今は何を思うのか。

どう考えても分かりっこないことです。
勝てないし勝つつもりもない。
何故ならば、それは人生だから。

勝ち組だの負け組だのはどこかのバカが言い出したことだ。
僕らはみんな、勝って生まれてきた。

羨むでもなく、認め合い、支え合い、応援しあうことで我々は強くなれる。

僕にエールという「手段」があることが嬉しかった。
小さな可愛らしい女の子が、
「この間、学校に来てくれてありがとうございました!」
とご挨拶をしてくれました。
こちらこそ、いい機会をありがとうございました。


今日も、午後から応援に行きます。
今日は、とてもいい日になる気がします。

昨日もそうだけど、台風なんてなんのその。

すっかり青空です。
今日はいい日です。

追記
「ガキのおつかい観たよ〜。」
「え?はじめてのおつかいでしょう?」
そんな珍問答もあったりしてね。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-08-21 12:28:03
記事を読んで、了さんがおばあちゃんをとても大切に思っていたことを、思い出しました。
おばあちゃんが、タンクトップを縫ってくれたから、寒くない、って。
探したら、ありました。
http://blog.goo.ne.jp/cheapdust/e/c71a77bf2403c6461f313f3de94135b8
読んで、また鼻をぐずぐずいわせてます。
ゴキブリが団体で目に・・・
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