エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて27年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

カトマンズから山麓の村へ

2009-03-25 | ネパール旅行その2
 3月1日、いよいよ今日から山へ行く。朝食は予定通り7:00からだったが、出発は予定を1時間半遅れて9:00。2台の小型バスに分乗する。参加者は日本から12人、韓国4、デンマーク3、ドイツ2、インド1、ネパール9人である。
 「山でも荷物は自分で持つ」というのが事前の情報だったから、最低限必要なものだけを持って、残りはホテルに預けておく。ところが大きなボストンバッグを持って行く韓国人がいる。え? あんなの持って山に登るつもりなんだろうか? と思っているうちにバスが走り出した。
 バスはポカラに向かう国道を走る。カトマンズは標高が1,300mを超える盆地である。ここから陸路で出るには必ず峠を越える。ところが郊外にも出ないうちに大渋滞に巻き込まれた。車が全く動かない。3年半前に来たときに比べて車がずいぶん増えている。対向して走る大型車が互いに道をゆずらなかったのが渋滞の原因らしいが、郊外に出るまでに2時間以上もかかった。
 峠を越えてからも時々渋滞した。石などを積んだ大型車が超スローペースで峠を登ってくる。道路は以前よりもかなりよくなっていて、峠道を猛スピードで走るときのスリルをそれほど感じないですんだ。
 峠を越えると山の斜面いっぱいに見えてくる段々畑に圧倒される。2時過ぎにレストランでネパール食の昼食。
 途中でポカラへの国道から分かれ、最後の約6kmはものすごいデコボコ道。ここは以前は歩いたところだとか。6時頃に Khudi という集落の「ホテル」到着。粗末な建物が並ぶが、部屋には一応ベッドがある。このあとの宿舎に比べればここは立派な「ホテル」であった。標高は840mくらい。2,000mくらいの山に囲まれているが、それらの山の中腹にも集落が見える。
 食堂でミネラルウォーターを売っていた。誰かが30ルピーで買ったという。私も買おうとしたら、かわいい女の子が「40ルピー」という。「え? 30ルピーじゃないの?」「じゃ、それでいいです」
 ここまで来て、荷物は全部ポーターに持たせるといわれた。参加者たちは歩いているときに必要な最低限のものだけ持って、残りは全部ポーターが持つというのだ。もっと早く連絡してくれればもう少し持ってきたいものがあったのに!
 実際に歩いてみたら予想をはるかに超えてアップダウンが激しく、ポーターがありがたかった。今回はこうした情報不足が他にもいくつかあった。

   写真は「ホテル」の食堂にて
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2 コメント

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Unknown (Masakato)
2009-03-25 13:10:18
日本人のように何でも前もって情報を与えておく、というのは無理です。責任者でも前もって知らないこともあるのですから。あるいはある人にとっては重要な情報でも、別の人にとってはどうでもいいこともあります。いつもこの「文化の違い」が私にとっても悩みの種です。
Unknown (esperakira)
2009-03-26 08:07:45
あらゆる情報を事前に知ることはもちろん不可能ですし、何が必要な情報かは人によっても違うかもしれません。しかし、出発前にどんな荷物をどれくらい持って行くのかを考えるための情報などは共通に必要でしょう。この他、国際的な交流のために必要な情報(参加者名簿、現地の人たちとの通訳など)、その日の行程や昼食場所、休憩時の出発予定等々・・・。

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