25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

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2018年07月26日 | 文学 思想
 新宮に行く途中で、トンネルを出るととたんに激しい雨になり、ワイパーが間に合わず慌てた。カーブでなくよかった。1メートル先も見えなかった。雨も気持ち悪いものだ。4、5年前に新宮川が氾濫したことがある。The shape of water の音楽もまるで聞こえず、木葉と埃が混じったような匂いがする。八味唐辛子となめこも赤だし味噌汁のドライ物を探すのが目的で、本屋もあるし、ダイソーも新たにできたことだし、家で暑さを忍んでいるのも面白くないと思って車を走らせたのだった。
 佐野のオークワについて、喫煙ルームでタバコを吸いに入るとふたりの女性が対面するようにいて、それぞれスマホを見ている。ミスタードーナツに行き、眠気をとるためにコーヒーを飲む。昨夜、知り合いから電話がかかり、夜中過ぎたもで、無視した。電話が切れたと思ったらまたかかった。また放っておいたら、いつまでも鳴る。今映画の一番いいところである。電話をとればきっと話がながくなる。それにしても「しつこい」電話を止めないのである。映画も終わったので、電話でぃた。すると電話した覚えがないという。ときどき誤作動の電話が入ることがある。どうやらそれだったらしい。電話が助けを呼んでるように聞こえたよ、と言って、案の定長い話を聞くことになった。
 話をしたあと、すぐに眠れず、天皇の生前退位、福島原発のことなどを宗教学者山折哲雄と作家高山文彦の対談本「日本人の忘れた日本人の本質」を読んだ。すでに2時だった。それから眠って、6時頃目を覚まし、また寝て8時に目が覚めた。もう30分ほど眠ろうと思い、眠ったら9時47分だった。あわてて起きた。睡眠を十分にとった日の午後はいつも眠い。どういうことなのだろう。これが新宮へのドライブ中の眠気である。
 不思議とこの眠気はブラックコーヒーを飲んでも変わらず、帰りの車中でも危ないほど眠気があった。
 今日買った本。
  半藤一利「歴史と戦争」
田中利典「よく生き、よく死ぬための仏教入門」
更科功「絶滅の人類史」
島田裕巳「日本人の信仰」
由良弥生「眠れないほど面白い 古事記」

聖書からさらにそれをフィルターにして進もうと思っている。