では、レギュラーのギタリストシリーズに戻りましょう。
Steve Vai繋がりということで、Frank Zappa関連の方をチョイスします。
ZappaバンドではVai師の先輩にあたるWarren Cuccurullo(ウォーレン・ククルロ)です。
'56年12月8日NYブルックリン生まれの現在50歳・・先日のJordanRudessと同い年なんですね、へ~!
Zappaに認められてバンドに加わり、‘Baby Snakes’(VTR)や名盤‘Joe's Garage’などに参加し、Terry Bozzio(テリー・ボジオ)ともこの頃知り合ったようですネ。
Vai師とは‘Tinsel Town Rebellion’で共演・・っていって良いのかな?被ってるって感じですネ。
彼はその後のMissing Persons(ミッシング・パーソンズ)やDuran Duran(デュラン・デュラン)での活動の方が世間一般的に有名ではないかと思います。
特にボジオらとのミッシング・パーソンズは一時代を築いたバンドとして、現在でもリスペクトされ続けている存在ではないでしょうか。
そんな彼が、Frank Zappaの没後'96年にリリースしたソロ作第1弾が、この‘Thanks To Frank’です。(タイトル表記は読めるように変えました)
面子はこんな感じです。
Warren Cuccurullo(g) Vinnie Colaiuta(d:#1-10) Jerry Cuccurullo(d:#11,12-弟だって) Pino Palladino(b:#2,5,6,8,9) Nick Beggs(b:#1,3,4,7,11 stick:#10) Talvin Singh(tabla:#5)
タイトル曲とそのリミックス版の#11,12のみ'94年7月7日ライヴで収録し、残りを8月20,28日にスタジオで収録したようです。
1.The Canarsie Daiquiri
ハードロック的でライヴっぽい生な感じが凄い・・ギターがギラギラしててワウ、ハーモナイザー、ワーミーペダルなんかを使いまくってるようですね。
ちょっとVanHalenみたいなニュアンスもあったりして・・思わずニヤリ!(笑)
ブルースベースですが、Zappa派特有の変質的展開に順次流れてゆくのがやはりというか・・強烈なDNAを感じます。
・・しかし、ヴィニー・・暴れまくりですね、凄いわ。
彼ともZappa繋がりなんですよね。
【Vinnie Colaiuta】
2.Orgasmatron
Missing Personsでおなじみのスペーシーなギターですね・・これはいくらなんでもオーヴァーダブやってるはず。
まともに弾かず、オープンハーモニクスのシームレスな変化音だけでテーマを構築するなんてなかなか出来る技ではありません。
フェイザーなんかも使ってたり・・カッチョ良すぎますネ。
3.Ass Man
やはりブルースベースのスタイルというのがヴァイ師と根本的な違いなんですが、なぜか強烈に同じ匂いがします。
・・Zappaの血はホントに偉大ですネ。
4.Jam Man Jam
本人によれば‘Jam Man’とはLexiconのサンプラーとのこと・・良く知りませんがアナログタイプだと思います・・現在は製造されてません。
それをペダルでon/offしてタイミングをシンクロさせ、複数のラインをダヴらせるわけですが、それを2台使い更にワーミーペダルで音色を変えるなど、かなりマニアックなエフェクトを駆使してます。
曲自体は、まるでジミヘンみたいにハードでアーシーなブルースって感じです・・かなりサイケだし。
オーヴァーダブなしってのがミソなんですね・・カッチョええです。
5.Hey Zawinul
ザヴィヌル?・・彼とは関係なさそうです。
タブラが入って、シタールっぽいアコギやPinoのエキセントリックなフレベの効果もあり、結構インドな感じがしますね。
【Pino Palladino】
6.The Galactic Ballerina
ちょっとアンヴィエント風サウンドでポップに・・これもソロがジミヘン!
短い曲ですが、いい感じですね。
7.Low Speed Chase
パンクですね・・速い速い!
Nickのチョッパーがかなりグルーヴィーですネ・・私的にKajaGooGooの頃から結構好きなタイプのベーシストです。
・・しかしこの曲、ホントはヴォーカル向けの曲だと思うんですけどね・・。
【Nick Beggs】
8.Indian Time Zones
ちょっとイスラム風・・スペーシーです。
色んなエフェクトをチョコチョコ変えて入れながらライヴにやってるのが凄いですね・・一発勝負に強いってことでしょうか。
さり気にやってるPinoのソロなんかもよく聴けば凄いですネ。
9.Tardin~ha
ちょっと表記がおかしいですが、ご容赦下さい。
ギターのアルペジオと深いコーラスの入ったフレベの絡みが美しいバラードです・・実に幻想的。
3度飛ばしのコードワーク主体で、ちょっとBono無しU2みたいな雰囲気もあったりします。
10.The Spider
ちょっとドゥームな感じ・・NickのStickが効いてますね。
みんなヘヴィー・・Vinnieの足技が冴えてます。
ヴァイ師と同類なんだけど、ヴァイなら絶対やりそうに無いアプローチで奇妙に攻めてくるのが彼の持ち味なんでしょうね。
・・元祖変態バカボンと呼ばせて頂きましょうか。(笑)
11.Thanks To Frank
タイトルどおり・・バラードです。
ソロなどの音使いが、Zappaそのもので、あのヘタウマな感じがよく出てますね。
12.Thanks To Frank(edit)-bonus track
#11のリミックスらしいのですが、どうちゃうのか・・よく分かりません。
・・おそらく、気に入らない部分をカットしただけだと思うのですがネ。
彼のリリース当時のインタヴュー記事によれば、エレキギターはSteinbargerGR4のみ使用したそうです・・ジャケットに載ってるヤツですね。
エフェクター類とのマッチングが当時は一番良かったようですね。
最近は、Line6なんてメーカーなどからUSB接点付きのギターが出てて、サウンドソースは完璧にPCのサンプラーに頼ってるタイプの台頭が目立ちます。
ウォーレンが当時こんな機材を使ってたら・・と思うと、今のアーティストならとんでもない音を生み出せても不思議ではありませんね。
こんな感じで、結構マニアックでオルタナ色が濃い作品です・・カッチョええの連発ですね。
Zappa好きはもちろん、Vai師がオッケーな方ならまず問題は無い内容ですよ。
特にエフェクターフェチには俄然お勧めです・・機会があれば是非お試し下さい。(笑)
Steve Vai繋がりということで、Frank Zappa関連の方をチョイスします。
ZappaバンドではVai師の先輩にあたるWarren Cuccurullo(ウォーレン・ククルロ)です。
'56年12月8日NYブルックリン生まれの現在50歳・・先日のJordanRudessと同い年なんですね、へ~!
Zappaに認められてバンドに加わり、‘Baby Snakes’(VTR)や名盤‘Joe's Garage’などに参加し、Terry Bozzio(テリー・ボジオ)ともこの頃知り合ったようですネ。
Vai師とは‘Tinsel Town Rebellion’で共演・・っていって良いのかな?被ってるって感じですネ。
彼はその後のMissing Persons(ミッシング・パーソンズ)やDuran Duran(デュラン・デュラン)での活動の方が世間一般的に有名ではないかと思います。
特にボジオらとのミッシング・パーソンズは一時代を築いたバンドとして、現在でもリスペクトされ続けている存在ではないでしょうか。
そんな彼が、Frank Zappaの没後'96年にリリースしたソロ作第1弾が、この‘Thanks To Frank’です。(タイトル表記は読めるように変えました)
面子はこんな感じです。
Warren Cuccurullo(g) Vinnie Colaiuta(d:#1-10) Jerry Cuccurullo(d:#11,12-弟だって) Pino Palladino(b:#2,5,6,8,9) Nick Beggs(b:#1,3,4,7,11 stick:#10) Talvin Singh(tabla:#5)
タイトル曲とそのリミックス版の#11,12のみ'94年7月7日ライヴで収録し、残りを8月20,28日にスタジオで収録したようです。
1.The Canarsie Daiquiri
ハードロック的でライヴっぽい生な感じが凄い・・ギターがギラギラしててワウ、ハーモナイザー、ワーミーペダルなんかを使いまくってるようですね。
ちょっとVanHalenみたいなニュアンスもあったりして・・思わずニヤリ!(笑)
ブルースベースですが、Zappa派特有の変質的展開に順次流れてゆくのがやはりというか・・強烈なDNAを感じます。
・・しかし、ヴィニー・・暴れまくりですね、凄いわ。
彼ともZappa繋がりなんですよね。
【Vinnie Colaiuta】
2.Orgasmatron
Missing Personsでおなじみのスペーシーなギターですね・・これはいくらなんでもオーヴァーダブやってるはず。
まともに弾かず、オープンハーモニクスのシームレスな変化音だけでテーマを構築するなんてなかなか出来る技ではありません。
フェイザーなんかも使ってたり・・カッチョ良すぎますネ。
3.Ass Man
やはりブルースベースのスタイルというのがヴァイ師と根本的な違いなんですが、なぜか強烈に同じ匂いがします。
・・Zappaの血はホントに偉大ですネ。
4.Jam Man Jam
本人によれば‘Jam Man’とはLexiconのサンプラーとのこと・・良く知りませんがアナログタイプだと思います・・現在は製造されてません。
それをペダルでon/offしてタイミングをシンクロさせ、複数のラインをダヴらせるわけですが、それを2台使い更にワーミーペダルで音色を変えるなど、かなりマニアックなエフェクトを駆使してます。
曲自体は、まるでジミヘンみたいにハードでアーシーなブルースって感じです・・かなりサイケだし。
オーヴァーダブなしってのがミソなんですね・・カッチョええです。
5.Hey Zawinul
ザヴィヌル?・・彼とは関係なさそうです。
タブラが入って、シタールっぽいアコギやPinoのエキセントリックなフレベの効果もあり、結構インドな感じがしますね。
【Pino Palladino】
6.The Galactic Ballerina
ちょっとアンヴィエント風サウンドでポップに・・これもソロがジミヘン!
短い曲ですが、いい感じですね。
7.Low Speed Chase
パンクですね・・速い速い!
Nickのチョッパーがかなりグルーヴィーですネ・・私的にKajaGooGooの頃から結構好きなタイプのベーシストです。
・・しかしこの曲、ホントはヴォーカル向けの曲だと思うんですけどね・・。
【Nick Beggs】
8.Indian Time Zones
ちょっとイスラム風・・スペーシーです。
色んなエフェクトをチョコチョコ変えて入れながらライヴにやってるのが凄いですね・・一発勝負に強いってことでしょうか。
さり気にやってるPinoのソロなんかもよく聴けば凄いですネ。
9.Tardin~ha
ちょっと表記がおかしいですが、ご容赦下さい。
ギターのアルペジオと深いコーラスの入ったフレベの絡みが美しいバラードです・・実に幻想的。
3度飛ばしのコードワーク主体で、ちょっとBono無しU2みたいな雰囲気もあったりします。
10.The Spider
ちょっとドゥームな感じ・・NickのStickが効いてますね。
みんなヘヴィー・・Vinnieの足技が冴えてます。
ヴァイ師と同類なんだけど、ヴァイなら絶対やりそうに無いアプローチで奇妙に攻めてくるのが彼の持ち味なんでしょうね。
・・元祖変態バカボンと呼ばせて頂きましょうか。(笑)
11.Thanks To Frank
タイトルどおり・・バラードです。
ソロなどの音使いが、Zappaそのもので、あのヘタウマな感じがよく出てますね。
12.Thanks To Frank(edit)-bonus track
#11のリミックスらしいのですが、どうちゃうのか・・よく分かりません。
・・おそらく、気に入らない部分をカットしただけだと思うのですがネ。
彼のリリース当時のインタヴュー記事によれば、エレキギターはSteinbargerGR4のみ使用したそうです・・ジャケットに載ってるヤツですね。
エフェクター類とのマッチングが当時は一番良かったようですね。
最近は、Line6なんてメーカーなどからUSB接点付きのギターが出てて、サウンドソースは完璧にPCのサンプラーに頼ってるタイプの台頭が目立ちます。
ウォーレンが当時こんな機材を使ってたら・・と思うと、今のアーティストならとんでもない音を生み出せても不思議ではありませんね。
こんな感じで、結構マニアックでオルタナ色が濃い作品です・・カッチョええの連発ですね。
Zappa好きはもちろん、Vai師がオッケーな方ならまず問題は無い内容ですよ。
特にエフェクターフェチには俄然お勧めです・・機会があれば是非お試し下さい。(笑)
Zappaバンドでもクックとヴィニーは時期も重なってたようですね。
ザッ派には、ほんといい人材が揃ってます。
レヴューのし甲斐がありますよ、ホント。
・・本家には恐れ多くて手を出せませんがネ。(笑)
このアルバム、確か国内盤がバンダイやったかどっかから出てたんでしたっけ?気にはなってましたが買わずにいたら知らん間に見んようになってしまってました(泣)でもやっぱ良さげなアルバムやったんやなあ~。
そうです、バンダイから出てました・・これがそうです。
なんで買っちゃったのか、今でもよく分かりませんが、いい買い物だったと思ってます。(笑)
意外かもしれませんが、相当好きなギタリストでして(笑)
かなりの過去記事ですがTBさせてもらいますね!
そういえばMissingPersonsがお好きでしたね。(笑)
・・速弾き系にはない独特の味があるギターです。
そういや、ボジオ抜きのMPってその後どうなったんでしょうね?