歌ってもらう

2023年09月30日 | 短歌
◇ 楽しさを ◇
楽しさを いかに伝えん
演奏の 指名ありたる
オカリナの会

◇ 歌ってもらう ◇
オカリナの楽しさ伝える
そのために 歌ってもらうか
オカリナに合わせ

さまざまの楽器のサークルが集う小音楽会に、わがオカリナのサークルにお声がかかった

出演するいじょうは、オカリナの楽しさを伝えたい

オカリナの演奏に合わせて、お客さんに合唱してもらうのはどうか、などと考えている

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少しの冷気

2023年09月25日 | 短歌
◇ 少しの冷気 ◇
ながつきも下旬になりて
待ちかねた心知りてか
すこしの冷気

くるいはじめた地球
九月だというのに、中旬に入っても猛暑日がつづき
まもなく十月というころ、やっと朝晩はひんやりとした空気が感じられるようになった
しかしまたしばらくすると、ぶり返しがあるとのことである

日本人の季節感はだいじょうぶか
俳句の世界、歳時記の記述はもちこたえられるか
気になるところである

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予定重複

2023年09月20日 | 短歌
◇ 予定重複 ◇
年末のつらき恒例
重なりし予定のひとつを
消す二重線

ふだんはスカスカの予定表だが、秋の終わりから年末にかけて急にカレンダーがたて混んでくる

ときには大切な予定が二つ同じ時間帯に重なってしまう。泣きたい思いで一方を消さざるをえないこともおこる

年末近くになると市のオーケストラが第九を聴かせてくれる
自分にとっては、大晦日と正月が目前に近づいたことを教えてくれる大事な節目にもなっている

その第九が聴けるかどうか今年はあやうい
二十年ぶりのだいじな集まりとぶつかりそうなのである

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拾う神

2023年09月15日 | 短歌
◇ 拾う神 ◇
拾う神ありて
閉店せし店のあとに
また建つ 別のコンビニ

住んでいる集合住宅のとなりにあったコンビニSがなくなったときは、夜になると街の灯がいっきに消えたような寂しさであった

コンビニあとの敷地は整地され、後には小さなマンションでも建つのであろうかとうわさされもした

まもなくそこにはコンビニFが出店することが伝えられた
「捨てる神あれば拾う神あり」のようなことが、その土地についてあったのかなどと、想像をかきたてられるが、そんなことはどうでもいい

建物はたちあがり、看板もはめ込まれ、黒いアスファルトの駐車場にはピッカピカの白い線も引かれた

街の灯がまたともる日も、まもなくであろう


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ジェンダー問題

2023年09月10日 | 短歌
◇ ジェンダー問題 ◇
プログラムに男女を持ち込む
意味あるの?
かみついてみたオカリナの会

コーラスであったら男声・女声の特徴を活かしたプログラムを組むことにも意味はあろう

でもオカリナのコンサートで男女別に違う曲を吹かせることにどんな音楽的意味があるのか、異議をとなえてみた

男性の少ないわがオカリナサークルでは、男性側はたえなるメロディーを吹く達人とヘタッピーの見本のような自分との組み合わせになってしまうのだ
こんな演奏をだれが聞きたいであろう。また演奏する側も達人・ヘタッピー双方にとって、みずからの演奏を楽しめない。気を遣うだけの舞台になってしまう

以上は少数派の味わう悲哀である。多数派はこのことに気がつかない。まず少数派の悲哀に気がつくことがジェンダー問題を解決に向かわせる出発点である

そんなふうにうったえて、わがオカリナサークルの演奏プログラムからジェンダーをにおわすものが消えたのであった

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