夏日の五月

2022年05月30日 | 短歌
五月にして 連続夏日
ホントの夏が思いやられる

報道ではすでに熱中症患者が出たと
ウクライナ情勢、コロナのニュースもきょうはトップをゆずる

外出のたびに汗をかき、そのたびに下着の上下を換え手洗い洗濯、脱水だけは機械にたよるが・・・

冷蔵庫には粉末を溶かした健康飲料水を常備しておく

そんなわが夏の、始まりの日、五月の最後の週

◇ 五月・夏日 ◇
めぐりくる 季節の変化は
受け入れるほかなし
早めの 夏日といえど

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義経、もしも

2022年05月25日 | 短歌
歴史に、もしもはないのであるが・・・
大河ドラマでは、頼朝のもとへ義経の首が届けられるところまできた

せっかく手に入れた源氏の世を、頼朝は三代でフイにしてしまった
もしも(とつい思ってしまうのだが)頼朝が義経をうたなければ、こんなことにはならなかったであろう

ドラマからは、頼朝の義経に対する恐怖心がみてとれる
頼朝の中の弱気が歴史を変えたのか

◇ 強気・弱気 ◇
プーチンの異常な強気
頼朝の弱気
歴史に中庸は なし


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ある奇跡

2022年05月20日 | 短歌
それほど親しくもない人に、昨日は自分の誕生日だったなどと話しかけることは、まれであろう

でも、そんなことをある施設の受付でやってしまった男がいた
奇跡のようなできごとが起こったのはつぎの瞬間である

目をまるくした受付の人は、わたしも昨日が誕生日だったんですと答えた

人身(にんしん)得(う)ること難(かた)し。人間としてこの世に生を受けることは奇跡に近いことなのだという意味である
そのあとに、ましてやホトケの教えに出会うことなどもっと稀なことだと続く、仏教での言葉である

わが脳ミソの中では、同じ誕生日の人がこんなところにいるなんて、と変換されている。ホトケと出会うのと同じくらい稀なことだと思いませんか!?

誰しもが、自分の知らないところで、奇跡と隣り合わせに生きているに違いないという考えが、頭の中を去来する

◇ ある奇跡 ◇
とんでもない 奇跡が起きた
そのあとに続くは
いつに変わらぬ 日常


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SDGsとは

2022年05月15日 | 短歌
SDGs ?ときどき新聞で見かける。何のこっちゃ!
記事の横に、持続可能な・・・と、申し訳なさそうに解説文が付く

ざっくりいうと、未来の地球に住みやすい環境を残そうという考え方、行動指針であるらしい
そのための例えばビニ袋の有料化であったり、ガソリン車はやめようという動きであったりする

いいことじゃないか!
でもそのことをいうのになんでヨコ文字をそのまま使うんだ!
明治時代の人は漢字を利用して、それまで日本語になかった哲学、経済、社会なんて言葉を作りだした。野球も庭球もそうだ
ちゃんと定着して100年以上経ったいまも、毎日のように使われているではないか

言葉を使うのを仕事にしているみなさん!ヨコ文字のタレ流しはもうよそうよ
漢字を使って分かりやすい日本語を残そうよ
それこそが言葉の世界でのSDGsなのでは⁈

◇ 言葉のSDGs ◇
いい言葉 残す気概で
安易なる ヨコ文字使用は
やめにしようよ


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太子の現在

2022年05月10日 | 短歌
某新聞のコラムに、聖徳太子が日本史の教科書から消えた、とあった

十九歳で天皇の補佐をすることになった青年の目覚ましい活躍
冠位十二階、十七条の憲法、遣隋使の派遣、これだけのことを三十代前半までに天皇をさしおいてやってのけたスーパースター
これらのことは、日本書紀に書かれている。でもそれは太子が死んでから百年もたってから書かれた本である
いまこの本の研究が進み、間違いやウソも多いことが分かってきた

当時、厩戸王(うまやどおう)という王族がいた
天皇のブレーンの一人であったことは間違いない
厩戸王は、仏教を敬い、また熱心に研究していたことも知られていた

聖徳太子の名称は日本書紀の中ではまだ見られない。文献に現れてくるのはさらに三十年ほどたってからである

聖徳太子いなかった派の本を読むと、いた派の主張が力強く論破されている。教科書から聖徳太子が消えつつあるのも当然のように思われる

かつてのスーパースターはいま「厩戸の皇子(聖徳太子)」と教科書には書かれている。カッコ付きになってしまった
だが消えてしまったわけではない。まだまだ、いた派の力が教科書の世界に残っているのであろう

◇ 太子さん ◇
影薄くなってしまった
太子さん
教科書にはまだ 足あと残れり

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