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緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

公使の死(中国)

2007年08月08日 | 医療

この夏の休暇は、中国~っていってた人が
何人かいます。

こんなニュース・・
やっぱり、中国は今は控えたい・・
って感じるのですが。

病院の薬剤投与ミスか 韓国公使の死亡(共同通信) - goo ニュース

医療系ニュース(m3のことですが・・)では
どうも、何らかの電解質(カルシウム?)と
混ぜてはいけないと言われている抗生剤を
混ぜて点滴して、20分後に死亡。
司法解剖で、多数の血栓がみつかり
それが原因で死亡したと報じていました。

いわゆる配合禁忌薬を
混ぜてしまった医療事故という扱い。

でも、細胞外電解質液を一緒に点滴して
20分たらずで、全身に血栓ができてしまうような
抗生剤って・・思い浮かばないのですが・・

これ、本当なのでしょうか。



来年の今日、北京オリンピックの開会式
なのだそうです。

先のニュースになった病院は
北京の外国人向けの病院だそうです。
大丈夫なのでしょうか。



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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (nagano)
2007-08-09 14:19:55
緩和ケアが世の中に浸透しこのような事件がなくなる事を熱望します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000304-yom-soci
皆さん(自分も含め)頑張りましょう。
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Unknown (アビシニアン)
2007-08-09 14:44:48
>20分たらずで、全身に血栓ができてしまうような
>抗生剤って・・思い浮かばないのですが・・
>これ、本当なのでしょうか。

僕にも、とっさには分かりません。
(カルシウム禁忌の抗生剤。分かる人教えてください。)
はて?
病院薬剤師になって、病棟からよく質問されることは、実は注射剤の配合変化だったりします。
文献上で、報告されてあるものがあれば、報告されてないものもあります。
報告されていないから、安全なのか、安全でないかは、よく迷うところですが、いたずらに患者に苦痛を与えたくはないなぁ、とは思ってます。

リンゲル液といえば、クエン酸やリン酸イオン、炭酸イオンを含む薬剤では、沈殿を起こすので、よく疑義照会をして別ルートにしてもらってますが、抗生剤との配合すること自体の経験は僕の経験では、ありません。
しいて言えば、添加物ですかね。
カルバペネム系の抗生剤のイミペネム/シラスタチンナトリウムには炭酸水素ナトリウムが添加されているので、リンゲルとの配合変化で沈殿が起こったのかも。ちょっと考えにくいですが。
ニュースの詳細がもっとしりたいところですね。
薬剤師の諸先輩方、教えてください。



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Unknown (aruga)
2007-08-09 22:07:06
naganoさん
記事拝読しました。森鴎外の高瀬舟に代表される慈悲殺にあたり、殺人ですが情状酌量の余地があるとされるものです。とても、とても、悲しい事件で、社会も自分達も手が届かなかった無力を実感してしまうような事件です。記事ご紹介してくださりありがとうございました。

アビシニアンさん
8月9日付けで判明した抗生剤についてアップしました。ロセフィンとラクテックで問題はありそうですが、血栓多発し20分で死亡してしまうとは思いがたいのですが・・考察のほどお願いします!
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