緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

症状緩和を必要とする患者さんに届きますように

2019年06月30日 | 医療
先週、第24回日本緩和医療学会学術大会が終わりました。初めてこの学会に参加した医療者から、女性が多い学会ですねえと言われました。多職種の学会で医師は48%くらい。看護師が30%くらいなのですが、看護師さんは本当にまじめに参加されます。ですから、会場内には女性が多く感じます。総じて、まじめで勉強に取り組もうという姿勢があります。また、看護分野でも、緩和ケアチームの要件になっている認定看護師など、看護 . . . 本文を読む
コメント

退院前模擬カンファレンス(緩和医療学会PALプログラム)

2019年06月19日 | 医療
今週から、第24回日本緩和医療学会学術大会が横浜で開催されます。第24回日本緩和医療学会学術大会/Home pageこの21日14時~15時PAL会場(315)で、退院前模擬カンファレンスを開催します。第24回日本緩和医療学会学術大会/PAL退院前模擬カンファレンス第24回日本緩和医療学会学術大会,PAL退院前模擬カンファレンス第24回日本緩和医療学会学術大会/PAL退院前模擬カンファレンスPAL . . . 本文を読む
コメント

エンゲージメント:双方の成長に貢献しあう関係のこと

2019年06月09日 | 医療
エンゲージメントとは、愛着、思い入れと訳されることがあります。一歩進んで、個や組織が一体となり「双方の成長に貢献しあう関係」という意味で用いられることもあります。医療では、2016年にWHOが患者エンゲージメントと題して、2016年に、以下のようなレポートを公表しています。Patient engagement WHOhttps://apps.who.int/iris/handle/10665/25 . . . 本文を読む
コメント

人生は、手遅れの繰り返し

2019年06月02日 | 医療
人生は、手遅れの繰り返し須磨寺小池陽人さんがあるお坊さんの言葉として引用し紹介した言葉です。つまり、これは、人生は、後悔の連続とも言えます。もちろん、手遅れを後悔するかどうかは、その人々で異なるとは思いますが。緩和ケアでは大切な人が亡くなった後での後悔が医療面においてではありますが、患者さんが亡くなる前にこそ防げるものはできるだけ少なくなるように行動していくという姿勢が根底にあります。一方で、後悔 . . . 本文を読む
コメント (2)