「後継者社長へ、涙は会社を改革する!」

2017-08-20 21:45:24 | 日記

社長と同行二人                H29.8.20

「後継者社長へ、涙は会社を改革する!」

皆様こんにちは、お元気ですか?

お盆休みいかがお過ごしでしょうか?

 

今日は「後継者社長へ、涙は会社を改革する!」

について私の経験や、本、大学院での教授とのディスカッション、コンサルでの会話などから、考えを述べさせていただきます。

 

先日のゴルフ、全米プロ選手権での松山英樹、5位に終わり残念でした。

終了後のインタビューで彼の悔し涙を見て感動を覚えました。

 

最終日に一度は首位に立ったのに、最後は崩れて本当に残念でした。

彼の涙を見て、前職で涙を流した経験を思い出しました。

 

皆様、仕事で涙を出されたこと、ありますか?

セミナーではお話いたしますが、2回の倒産危機の1度目、仕入先に手形ジャンプに訪問した際に、先方の社長からジャンプの了解を得て、帰りの喫茶店(ルノワール)にて、とどめも無く涙が溢れてきた事を思いだします。

 

社長就任当時は前職の反省も無く、とにかく債務超過の会社を変えたくて、売上至上主義に走り、どんなところへも、あたりかまわず売っておりました。

その反動で、不渡り手形約1,000万円蒙りました。

 

その倒産先への、供給をして頂いた仕入先へジャンプ要請に行ったのです。

仕入先社長の言葉は今でも忘れません。「あんたはまだ若いからかもしれないが、相手先を良く見て売らなきゃだめだ。今回はジャンプ要請を受けるけれど、2度目は無いから心して経営しろ」と

 

その社長は途中で退出され、経理部長と手形を10回払いにしていただくことに成功しました。おそらく社長からの指示があったと思われます。

 

その場は感謝で、最敬礼するのがやっとでした。

先方の会社から出て、駅への道では膝がガクガクして、普通に歩けなかった記憶があります。

 

駅前の喫茶店での出来事が先ほどの涙となったのです。

 

それからは2つのことを誓い、会社を実践し改革していきました。

1つは新規先の状況を個人の判断に任せず会社として判断するということです。

 ●新規先の会社の登記簿謄本、本社所在地の土地の登記簿謄本を確認

 ●会社の土地、社長の土地の登記簿謄本の乙区、担保設定を確認する

 ●東京商工リーサチで調書をとる。

 ●取引先を確認する

 ●取引銀行を確認し、自社の取引先銀行と重複するならば調査依頼する

 

2つ目は担当者が行うべきことをルール化することでした。

 ●新規先は1年間、現金決済を依頼する

  それで断られたら、工事の際には人件費を現金で入金依頼する

 ●新規先の社員の移動に異変があれば、当日に上司に報告する

 ●手形入金の際には必ず取引銀行確認、変更あれば上司に報告

 

以上のことを実践して経営しておりましたが、それでも慣れや不注意で不良債権はゼロではありませんでした。

しかし、発生した不良債権は、担当者が夜討ち朝駆けの努力をして、個人保証を取り付けたり、連帯保証人を追加するなどの処置をして、大きな不良債権はなくなりました。

 

もちろん私も新規先には、担当者と同行し先方の担当者や取締役と面談して状況を確認してきたことは当然のことでした。

 

大きな課題に直面し、それを解決するために正面からぶち当たり、時には涙する、そんなことも会社を改革する原動力になると思います。

 

皆様のご意見もお待ちしております。

今日もお読み頂きありがとうございました。

また来週もよろしくお願い致します。

 


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