二十歳を過ぎたころ

小さなことに一喜一憂する二十歳を過ぎた学生の軌跡。
→いつの間にか社会人4年目。二十歳を過ぎたころからのブログです

熊本に行ってきました

2009年09月24日 21時18分53秒 | 日記
高分子討論会(高分子学会主催の年二回ある学会のうち、小規模な方)が熊本大学で催されました。これ以外にも、先輩の結婚式の二次会や、津・松坂・伊勢旅行などがあり、賑やかな秋の連休になりました。天気も概ねよろしく、満足。


熊本にて。

飛行機のチケットレスの制度に戸惑った。
たかだか片道1時間強の道のりにJクラスは必要ない、と自分は思う。
熊本は予想以上の都会。大須と栄錦三丁目が一体化している雰囲気。
1日目の夜は、何故かT先生とご一緒に晩御飯。
「責任の取り方っていってもいろいろあるよね」という切り返しは使える。

熊本市内では熊本交通センターを拠点にすると、交通に便利。
熊本大学は緑と駐車場にあふれる、穏やかな大学。
自分のポスター発表は前回に比べて注目されず。
注目されなかったらされなかったで若干残念な気はするけど、もう、いい。
2日目に熊本城を見学。黒くて綺麗。
日本全国の城の写真が意味するところは、展示物の限界か。
加藤清正氏の偉大さに惚れる。
3日目に熊本市を探索。税金で遊んでしまってごめんなさい。
ガイド役のタクシーの運転手の説明は大変よく分かった。
地名だけ、よく分からなかったが。
阿蘇山のスケールの大きさに圧倒される。火山灰の恵みは勉強になった。
後輩二人も、そこそこ楽しんで羽を伸ばせていた様子。何より。


先輩の結婚式の2次会にて。

もう少しまともな服を着ていくべきだったのかもしれない。
人、多すぎ。60人近くはいたのではないだろうか。
ムービーの出来は最高。昔の血が無駄に騒ぐ。
携帯電話を使ったくじ引きは、なかなか面白かったが、やや景品が多かったか。
自分がやるなら、もう少し参加者と新郎新婦の対話の時間を確保したいと思う。
初めて参加する結婚式は泣ける、と誰かが言っていたが、まさにその通り。
お二人の入場で既に泣きそうでした。
先輩、おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。



伊勢の旅行は後日。



 その昔、部活の先輩と「学会発表」について語った時のこと。口頭発表はしてみるもんだよ、いやあ勉強になったよ、ポスターもいいけどね、うんうん、という、研究者の雰囲気を先輩はお持ちだった。同期で大学院生の友達のブログなどを見ても、学会で忙しいんですけど(泣)と言いながらも、その裏に流れる高揚感が垣間見える。それは、非日常がもたらすものもあるだろうし、研究者として、自分の研究に注目が(多かれ少なかれ)集まることの期待感が根底にあるとも言えるだろう。
 一方で、当研究室における「学会発表」は、もっと地位が低い。皆、面倒臭さを前面に出している気がする。自分も同じ。研究室全体のモチベーションが低いという如何ともしがたい事情が原因の一つだとは思うが、それが全てではないとも思う。学会に発表することを優先するあまり、研究内容が薄っぺらくても応募してしまう体質。ひとつに収まる発表を複数に分割して発表の数だけ稼ごうという目論見。こういった、欺瞞と胡散臭さが拭えないところに、学生の嫌気が向かっているのではないか……とも思う。

 根が真面目で、きっと彼なら大きな結果を残すだろうと見込める後輩を見る度に、私の中の研究者としての心はどこに行ってしまったのだろう、と思わずにいられない。皮膚は万全ではないし、無理せずに頑張りたい、と思う一方で、少し本音を言わせていただけるのならば、日に日に、早く卒業したいと思う自分がいるのも、また確かなのだ。そんなことを思いながら飲むコーヒーは、甘くも苦くもなく、味が無いものでした。……まとまらなくてすみません。難しいですね。