遅くなりましたが……。
先週の土曜日に最終面接があり、その場で内定を頂きました。熟考し、周囲に報告することで気持ちを固め、今週火曜日の午前、内定を受諾しますという連絡をしました。就職活動を終了します。応援ありがとうございました。就職先は、地元の中小企業です。
面接の緊張感が残っているのか、研究室の同期5人がまだ決まっていないために研究室での振舞い方が難しくなったからか、決まったとはいえ解放感はそれほどでもない。ドラマチックな展開とは程遠く、静かに始まった就職活動は始まりよりも静かに幕を閉じた。
就職支援サイトに情報を掲載した企業であっても、昨年秋のリーマンショックに始まる激震が影響したのだろう、「2010年度の採用は見合わせる」とする企業がいくつかあった。バブル崩壊後に採用を中止した企業は知識や経験の伝承において人材の断絶が致命的であったことを学んでいるはずだ、いくら景気が悪くなったからといっても採用人数に大幅な影響は無いに違いない、とする一縷の望みが叶ってほしいと心から思う。
本当にこの企業でいいのか、もっと就職活動を続ければより自分に合った企業が見つかるかもしれない、という類の不安は拭えない。かと言って他社の選考に参加し、面接で干されて不採用の連絡を頂いたから、最初に内定を頂いた企業に決めるのか。それも何か、違う気はする。よく言えば慎重、悪く言えば優柔不断な性格がここでは悪い方に働いている気がする。
ただ、近しい人から祝福の言葉を頂くことで、気持ちが固まることもある。それほど人は単純ではないし、強い生き物ではない。最近はそう思える。
気持ちを固める過程の中に、今後予定していた会社説明会などをネット上でキャンセルする手続きがある。他の日はすべて「満員」だった企業の説明会の参加をキャンセルしてから数分後、自分が空けた椅子は埋まっていた。深夜だったにも関わらず、キャンセル待ちがないか確かめるために何度も予約ページを確認する志望者がいる。目の前の画面で見せられると、迫力をもって実感してしまった。説明会参加が選考に必須であったためである企業だった、とはいえ。複数の内定を取らず、確保した席を速やかに空けることぐらいが、私にできる最後のささやかな貢献です。今後の皆様の就職活動・採用活動の順調な進展を心よりお祈り申し上げます。
先週の土曜日に最終面接があり、その場で内定を頂きました。熟考し、周囲に報告することで気持ちを固め、今週火曜日の午前、内定を受諾しますという連絡をしました。就職活動を終了します。応援ありがとうございました。就職先は、地元の中小企業です。
面接の緊張感が残っているのか、研究室の同期5人がまだ決まっていないために研究室での振舞い方が難しくなったからか、決まったとはいえ解放感はそれほどでもない。ドラマチックな展開とは程遠く、静かに始まった就職活動は始まりよりも静かに幕を閉じた。
就職支援サイトに情報を掲載した企業であっても、昨年秋のリーマンショックに始まる激震が影響したのだろう、「2010年度の採用は見合わせる」とする企業がいくつかあった。バブル崩壊後に採用を中止した企業は知識や経験の伝承において人材の断絶が致命的であったことを学んでいるはずだ、いくら景気が悪くなったからといっても採用人数に大幅な影響は無いに違いない、とする一縷の望みが叶ってほしいと心から思う。
本当にこの企業でいいのか、もっと就職活動を続ければより自分に合った企業が見つかるかもしれない、という類の不安は拭えない。かと言って他社の選考に参加し、面接で干されて不採用の連絡を頂いたから、最初に内定を頂いた企業に決めるのか。それも何か、違う気はする。よく言えば慎重、悪く言えば優柔不断な性格がここでは悪い方に働いている気がする。
ただ、近しい人から祝福の言葉を頂くことで、気持ちが固まることもある。それほど人は単純ではないし、強い生き物ではない。最近はそう思える。
気持ちを固める過程の中に、今後予定していた会社説明会などをネット上でキャンセルする手続きがある。他の日はすべて「満員」だった企業の説明会の参加をキャンセルしてから数分後、自分が空けた椅子は埋まっていた。深夜だったにも関わらず、キャンセル待ちがないか確かめるために何度も予約ページを確認する志望者がいる。目の前の画面で見せられると、迫力をもって実感してしまった。説明会参加が選考に必須であったためである企業だった、とはいえ。複数の内定を取らず、確保した席を速やかに空けることぐらいが、私にできる最後のささやかな貢献です。今後の皆様の就職活動・採用活動の順調な進展を心よりお祈り申し上げます。