二十歳を過ぎたころ

小さなことに一喜一憂する二十歳を過ぎた学生の軌跡。
→いつの間にか社会人4年目。二十歳を過ぎたころからのブログです

chapped hands

2007年01月31日 02時31分31秒 | 日記
手のあかぎれがひどい。
たぶん実験で使っている逆性石鹸がよろしくないのだろう。
まさかストレスが原因だなんて言わせない。思いたくもない。

あかぎれを漢字で書くと、皸。
英語では、
あかぎれになる = get chapped;chap
あかぎれになった手 = chapped hands
であるらしい。
血の谷(bloody valley)というネーミングはどうだろう。
とか考えるあたり、やはり若干病み気味か。


部活の50周年記念誌作成に関して、目上の人とメールをする機会が増えた。
自分の文はまだまだ餓鬼臭いなと思わされる。
仕事のできる大人と関わるのはとても刺激的だ。
携わることができてよかった。本当にそう思う。


ピアノの先生から、ピアノの発表会に出演してくれませんか、という依頼が。
3年ぶり。あまり後先考えずにOKしてしまったけれど、
今、少し後悔。
コンサートのコンセプトがノリノリのジャズであるらしい。
そこへいきなりクラシックを持ち込むのは、果たしていかがなものか。
・・・かといって今からジャズを練習するのは現実的ではない。
まあいいか。弾きたい曲を弾けばいいんだ。
コブクロの「ここにしか咲かない花」と、ドビュッシーのアラベスク第1番。
これでいこう。
「ここにしか咲かない花」は、シャープが6つもついている。
ちと厳しい。

○ 楽譜配信サイト@ELISE ここにしか咲かない花(ピアノソロ)
○ YouTube - Debussy Arabesque no.1


最近、心が狭い。
話しかけてきてくれるのに、目を見て話そうとしない。
自分でも、あ、今の態度は冷たいなと思う。
この人はこういう人だという固定観念が、崩れてくれない。
見下す性癖は誰しもが程度の差はあれ持っている、としても。
せめて自分の周りにいる人は大切にしようと、思っているのに。
ああ畜生め。


月曜の夜に、ガストで勉強する同級生につき合ってやる。
似たような人が大勢いた。あの光景には・・・驚愕。
そしてうるさい。とてもこんなところで勉強しようとは思わない。
勉強とは一人で挑むものだと、こういうときは強く思う。
それにしても、朝ごはんをつけたとしても、2000円程度で一泊できる。
経済的ではある。勉強になった。
こういうところのバイトは大変だよなとも、思った。


やりたいこととやらなければいけないことが、整理されていない。
困難は分割せよ。一つずつ、終わらせるしかない。
まずは実験のまとめと、期末試験。
あがく姿勢は、この先のために、少しでも持っていたい。

第4回記念誌編集委員会

2007年01月28日 00時05分56秒 | 日記
に、参加しました。

昨年が、名大バドミントン部が創立50周年であったらしく、
今年はさまざまなイベントが催されるらしいです。
このイベントにあわせて、記念誌なるものを作るらしいのですが、
その中の編集に携わってくれないか、と、
監督から声がかかりました。

大先輩の特許事務所で打ち合わせをしたのですが。
働いていないのにこんなことを言うのも変だけど、
仕事場の雰囲気が、心地よかった。
お爺様方の(失礼な表現か?)、まあ、よく喋ること。
1~2時間あれば自分でもできそうな作業について議論しているのを見ると、
少しじれったい。
自分やります!と言ってしまいたい。
しかし。上を立てるのも大切だと思い直し、肺の中へ声を引っ込める。
あくまで自分は補助の立場。編集委員ではないし、
ましてや記念誌の編集委員一覧に名前が載ることは無いのだ・・・と思う。

仕事を押し付けるのではなく、無理しなくていいよとも声をかけられたので、
幾分プレッシャーは少ない。
しかし完成度が高ければ印刷屋に頼む分量が少なくなり、
結果としてコストダウンにつながるため、もう、頑張るしかない。
精一杯、力添えをする所存です。頑張ります。


帰りに、2人の先輩方と村さ来で飲み食いする。
一人は平成元年に主務だった人。もう一人は平成12年に主将だった人で現監督。
一番上の先輩は農学部出身であり、部の後輩と6年の交際の後に結婚し、
小牧に住んでいて、背が高い、ということで、何かと話が合う。
(いや、自分は小牧出身ではないけれど。)
部活について、大学時代について、恋愛について、結婚について、
馬鹿騒ぎについて、体育会系について、子供について。
話は尽きない。面白かった・・・。
きっと自分は、どれだけ場が盛り上がろうと、三英傑のネタはやるまい。

 俺はほんとに嫁さんに感謝しとる。
 100%信頼しとる。
 でも実際に生活すると、まあ・・・喧嘩はするよ。(笑)

お子さんの写真も見せてもらった。携帯の壁紙がそうだった。
可愛かった。頼れる気さくなお父さんなんだろうなと思った。
価値観を押し付けることなく、はっちゃけるところははっちゃけて。
人間ができてる人だ。自分はあそこまで体は大きくないけれど、
理想の男性像・・・であるかもしれない。

6年。
その間は、嫁さんに助けてもらった、引っ張ってもらったのだと言う。
嫁さんが自分のほうを向いていてくれたから、と。

自分も似たようなものだろうか。いい意味でも、悪い意味でも。
以前、M氏とご飯を食べたときに思ったのは、身近な人を大切にするということ。
傍にいる人に感謝するということ。
ためになる人との食事の後は、どこか心が落ち着くところに落ち着いている。
穏やかである。

誰に対しても、実際、ゆれるときは度々ある。
ゆれつつもゆれるのを多感な二十歳前後に理解し、共有していることは、大きい。
できればつき合いには打算的な気持ちがないようにしたい。
そうであってほしい。


先輩方は栄錦三丁目へ消えていった。
どうぞカードの使い方を間違えませんように。
今でも不思議に思う。部活に対して一番消極的だった自分が、
雲の上の存在だと思っていた監督や、そのまた上の先輩方と、
こうして打ち合わせをして、居酒屋で酒を飲むとは。
不思議なものだ。めぐり合わせ、というものなのだろうか。

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簡易留守録に、ピアノの先生から連絡が入っていた。
(自分は中学3年までピアノを習っていた。)
4月1日に発表会をやるから、出演してくれませんか、と。
・・・弾ける曲が無いっ!(泣)
中学三年のときに弾いた英雄ポロネーズとか、もう一度弾けたらなあ・・・

○ 英雄ポロネーズ

↑、いや、こんなに速くは弾けてませんでしたけども。^^;
中盤の左手の動きがすんごい。

映画「皇帝ペンギン」

2007年01月25日 22時40分51秒 | 日記
旧作のレンタルが70円ということで、久しぶりに映画を観てみました。
人気作品は軒並みレンタル中だったものの、「皇帝ペンギン」をゲット。
ようやく今日、観ることができました。

おおお!と感動したのは、第一に、子育ての場所へ向かうペンギンの、
長い長い行列。
それはとても長く、それでいて逸れて行くペンギンもいない。
丈の短い足をえっこらせと動かして歩くペンギンは、愛らしい。

第二に、求愛のダンス。
雄のほうが数が少ないから、雄取り合戦がそこかしこで始まる。
どきなさいよ!私のほうがきれいでしょっ!ねっ!?とばかりに、
手(前足?)をぺちぺちと叩く姿は、人間らしい。
そして求愛のシーンは音楽と重なって、びっくりするほど官能的だ。
このシーンは絶対に子供には伝わらないだろう。大人は赤面するのみ。

第三に、ナレーション。
解説がもっとほしかったという意見もあれば、
擬人化して「妻はどこだ?」などのセリフは止めてほしかった、という意見も。
大自然のドキュメンタリーをよく見る人にとっては、
やはり物足りなく、妙に人間臭く仕上げている点が気に入らないのでしょう。
しかし、フランス人が作った映画、ということですので。
大目に見て、自然の雄大さと厳しさとペンギンたちの懸命な姿に、
素直に心打たれるとしましょう。


子育てをメインに記録した映画なので、動物園で見るペンギンとは、ちと違う。
元気に泳いでぱくぱくと魚を食べるシーンは無し。
ペンギンの体の仕組みや子育ての工夫についての解説も無し。
その辺りを知っておいたほうが、変に期待しなくて済みます。
天敵に襲われる場面や、卵を割ってしまった場面、
子育てに失敗して狂った雌が他の雌の雛を奪おうとする場面は、
命をつなげることの大変さを十分に伝えてくれます。
よくぞ撮った。
だからこそ、足元から白い卵が出てきたときには、感嘆のため息をもらすのです。
雛が愛おしいのです。
(予告編は本編を見た後に楽しむべし。感動が薄れる。)

DVD(プレミアムエディション)を買うと、特典映像がついてくるようです。
ぜひとも観てみたい。無念。

声はフランス語で、字幕は日本語で観ましたが、
日本語吹き替えに慣れている人は、声も日本語だとよいかもしれません。
そして最後に。この映画のロードショーは7月下旬でした。
この意図を理解して、然るべき季節に観るのがよいでしょう。
・・・真冬に観たからこそ、寒さ・冷たさがリアルに感じられたのかもしれませんが。

○ Amazon.co.jp: 皇帝ペンギン プレミアム・エディション DVD
○ 皇帝ペンギン



映画を観てからこれを見ると笑えます。
○ @nifty:デイリーポータルZ:皇帝ペンギンがそんなに偉いのか


ぜんざいの味はセンチメンタル

2007年01月24日 03時40分17秒 | 日記
残りの小豆を煮て、ぜんざいを作る。
夜な夜なレポートを頑張る部活の同学年の人にも分けてやる。
飛び入りでやってきたもう一人にもご馳走する。
1時間以上煮たけれど、なくなるのは早い。
ぜんざいの唯一にして最大の欠点である。

ついでと言っては何だが、と前置きして、自分の進退の話をする。
考え方が真逆な彼に話すのは、正直勇気が必要だった。
終わってみれば、話してよかったと思うことがほとんどなのだから、
それほど心配することはないけれど。
心配しなくてもいいと分かっているけれど心配してしまうのが、
自分というものなのだろうと思う。

真逆だったからこそ、それなりにバランスが取れていたのかもしれない。
そう思ってくれれば、とても嬉しい。役に立てなのなら、本望だ。
このまま続けることについての注意点として、結局変わらないことを挙げられる。
何かスタンスを持たないといけないかもしれない。
一度辞めてみることも、きっかけとなるかもしれない。
いろいろ参考になった。聞いてくれてありがとう。

3年も一緒にいれば、か。そんな言葉をかけてもらえるとは。
自分はいい仲間に恵まれた。本当にそう思う。
ありがとう。



主体的に関わることが大切なのだろうと思う。
たとえ表面上は押し付けや義務であったとしても、その中にやりがいを見出して、
できればがむしゃらに、自発的に取り組めるようになる必要がある。
それは能力の有無の問題ではなくて、気持ちの問題。
ただのルーティーンワークとならないように。
日々の生活を予定して決めてしまわないように。
こうするんだというイメージを抱いて。目的を持って。生活しよう。

話の最後は、やっぱり柔軟性は必要だね、というところに落ち着いた。
歳を取れば考えは凝り固まっていく。これは避けられない。
少しでも固まるのを抑えるために。若干のゆとりのある生活を送り、
気に入らない他人の意見であっても、排除するのでなく、受け止められるように。
柔軟性を備えたい。


またぜんざいを作って待っていよう。





さて。今日のレポートは終わるのだろうか?
頼っておいて水曜2限に出席しないのは最低だが・・・・

祈ろう。終わることと、友人の優しさに。

105円のデザート

2007年01月22日 00時38分51秒 | 日記
何ということはない、BOOKOFFで買った、ただの105円文庫本なのだけれど。部屋の模様替えに伴って、文庫本の整理をした。これに満足したのか何なのか、ここ2週間ぐらいでやたらと本を買ってしまった。

ベター・ハーフ
肩越しの恋人                第126回直木賞受賞
OL10年やりました
人生は一度だけ。    (唯川恵)
魔性の子        (小野不由美)
陰の季節        (横山秀夫)
鉄道員(ぽっぽや)   (浅田次郎)    第117回直木賞受賞
顔に降りかかる雨              第39回江戸川乱歩賞受賞
天使に見捨てられた夜  (桐野夏生)
安楽病棟
空(くう)の色紙
カシスの舞い      (帚木蓬生)
パラサイト・イブ    (瀬名秀明)    第2回日本ホラー小説大賞受賞
黒い家         (貴志祐介)    第4回日本ホラー小説大賞受賞
月曜日の水玉模様    (加納朋子)


何かの賞を受賞しているのは、少なくとも何かしらの刺激を与えてくれる。特に直木賞受賞作は、外れが無い。宮部みゆきの『理由』も、ずっしりとした読後感を味わうことができた。過去のすばらしい作品が安い値段で手に入るのは、とても嬉しいことだ。
BOOKOFF万歳。

上に挙げた本の中で、読んだものの感想を少し。

『OL10年やりました』
大学三年生の男が読む本ではない気がするが。^^;
先輩、後輩、上司。
違う道に進んだ同級生、お見合い、転職への憧れと不安。
20代というのは色濃い時期なのだなと思う。
そして男は何と単純なのだろう、とも思う
きっと働き出すと、より身にしみるのだろう。

『人生は一度だけ。』
松田聖子の聖子カットの似合うお友達は、ブームが過ぎた十数年後、
まだ聖子カットだった。これに対し著者は、
“友人には、友人だからこそ、いつだって羨ましいと思えるような生き方をしていて欲しいのです。そうして、私も誰かに会った時、少しでもそう思われるような生き方をしていたいのです。”
と語る。
ですよね・・・と、思わず頷く。
“昔の私に似合っていたのではなく、明日からの私に似合う生き方をしなくてはって。”
と、締めくくられている。前向きに考えることが、いわゆるよりよく生きることのキーワードなのかもしれない。
唯川さんの文章はとても読みやすい。それでいて共感させる文章を書くのだから、人の心は複雑だと思いがちだけれど、簡単な言葉で表せるほどに軽いものなのだろう。

『月曜日の水玉模様』
ウイットに富んだ文を読むのは面白い。謎解きの7つの短編。105円でこれを味わえるとは!何と幸せなことか。
「木曜日の迷子案内」で、考えさせる一節があった。
“今、この手を放したら、どうなるだろう?
そう考えて、本当にそうしてしまった。大きくってふわふわ揺れる、真っ赤な風船。
わかりきっていたのに。手を放したら、空高く飛んでいってしまうと。”
自分も同じ体験をしている。ディズニーランドにて。もらった風船を何とはなしに手放してしまった。上にはたくさんの風船がアーケードに引っかかっていて、ああなるだろうと予想できたのに、ふと放してしまった。ひるるるると上がっていく風船を見て、やっぱり、と思ったものだった。
主人公は後輩のできない面ばかりを一時考えてしまって、私がいなくなったらこの子はどうなるだろうと考える。叱られるのは私じゃない、私には何の責任も無い。だけど・・・“大事なものは、手を放しちゃいけない。絶対にいけない。”そう締めくくる。隙間に入り込む魔に対してどう向き合うか。考えさせられた。


ああ、レビューって難しい。どうしてこう、長くて無駄な文章になってしまうのだろう。残念。

さて、当たって砕けろ。デザートに満足したところで、祈っておこう。

実験が予定期間内に終わりますように。

creative

2007年01月19日 00時12分46秒 | 日記
ついつい見てしまった、NHKの番組、プロフェッショナル仕事の流儀。
今回のゲストは、漫画家、浦澤直樹。
氏の作品は、YAWARA!とHAPPY!とMONSTERを読んだことがある。
ぐいぐいと引き込まれる面白さがあり、
また久しぶりに読み返すときに気づく、人物の表情の別の意味が楽しめる。
そんな作品。
特にMONSTERの最後の一ページのインパクトは強烈だった。
ど……どこいったのさ?って。(笑)

手塚治虫という頂を夢見て。
苦しいときにはボブ・ディランに憧れた自分を思い出して。
描き続けるその姿には、大人としての憧れを感じさせる。
そして、笑顔が似合う人だ。素直な人だとも思った。

ネームの作業(コマ割り、構図、セリフなどを決めること)に苦悩する場面では、
共通することを感じ取ることができた。
つかみさえできれば、あとはバーッと進むんだよね。と、氏は言った。
同じことを、ムービーを作ったときに思った。
BGMが決まり、コンセプトが決まり、色が決まり、素材を集めて・・・
そういう断片的な情報が頭の中でガチャガチャと構築されて、
よしいける!と思ったらあとは早い。
組み立てるまでが、しんどい。
見よう見まねの物まねで作ったムービーだったけれど、
クリエイティブな作業に伴う苦悩と達成感を自分も感じていたんだ、と思った。
少し嬉しかった。

実験がうまくいかないのは、ひとえに先を見通す力がないからだ。
でも実験の構築は、比較的クリエイティブなことだと思う。
予定を立てるのは、楽しい。うまくいけば、もっと楽しい。
まあ・・・簡単にはうまくいかないからつらいわけだけど。
それでも、ムービーでああでもないこうでもないと試行錯誤して、
最後には気持ちに踏ん切りをつけて納得して得た、その映像に今感動するように、
うまくいかないときこそ、浦澤直樹のような明るい笑顔を忘れず、
前向きに頑張れればいい。
そう思った。

○ プロフェッショナル 仕事の流儀
○ プロフェッショナル 仕事の流儀(Wikipedia)

Vistaの壁紙

2007年01月17日 00時36分35秒 | 日記
気分だけでも変えてみようと思って、探してみる。
そろそろどこかにありそうなVistaの壁紙。

Windows Vistaのオーロラ風壁紙セットいろいろ - GIGAZINE
オーロラ風の壁紙。
全てのサイズがパックになっているので、少し重い。


Windows Vista Wallpaper Pack - a photoset on Flickr
windows Vistaに入っている壁紙。一枚ずつダウンロードできます。


こんなのもあるんだ!
【CES2007】壁紙の滝が流れ出す!これがVistaの動く壁紙だ(動画付き):ITpro



その他は
Vista 1024
とかでダウンロードしましょう。(リンクを作るのがやはり面倒)
画面が1024×768の人は、1024を検索ワードにつけると、
壁紙がたくさんヒットします。
Vista wallpaper
でもよいでしょう。
意外にあります。

安定であることと、セキュリティに問題の無いOSであることを祈る。なむさん。

向いていない?

2007年01月16日 01時44分46秒 | 日記
綿の栓を作るという単純な作業にこそ、その人の人となりが表れる。
そんなことを思いながら、最後にはわきゃきゃきゃと笑われながら、
綿の栓を作った。いや、皆が作ってくれた。

物静かで、落ち着いていて、いわゆるいい子で、ピアノが弾けたからだろうか、
自分は器用な人間だと、自分でも思っていた。
が。
中学のときに「意外に不器用だね」と言われたことは、今でも覚えている。
そうか、自分は思っているより不器用なのだと、気づかされた。
妙に納得する振りをしながら、悔しかった。
どこか頼っていた柱がなくなってしまった気がして、戸惑った。


思い込みというのは、時に恐ろしい。
今、自分が抱える考えというのは、本当に自分が考えた考えなのだろうか。
時が経つにつれて、都合のいいことしか残らなかったのではないか。
そんなことを、何倍もきれいな綿の栓を友人が作るのを眺めながら、
ぼんやり考える。

綿の栓がうまく作れなかったことぐらいでめげていては、生きていけない。
それぐらいはさすがに分かる。
今年の目標は前向きに生きる、というのは実はハッタリなのだけれど、
ハッタリが言えるようになっただけでも、ある意味では進歩だし、
努力はしている。そんな気がする。

ただ……どこに向かっているのだろう?




 サイエンスワールドの例を最後に引っ張ってきましたが、遺伝子組み換え実験が比較的簡単に行えるようになったことについて、快く思っていない有識者がいるのもまた事実です。実験は遊びではない。確かにその通りだと思います。アルコール発酵でお酒の味を確かめ、グルタミン酸発酵で味の素だと騒ぐのは、身近であり、面白いけれど、果たして如何なものか。(学生実験としてならば、よいとは思いますが。)
 しかし高校生だった当事の自分は、「これからはバイオの時代だ!」という標語に目を留め、あのサイエンスワールドで行った実験に憧れ、借り物の白衣に漠然とした夢を抱いたものでした。象牙の塔の中でしか使われない技術にしておくよりは、世に広く知られている技術であり、また実験生活とは無縁である人々にも、その世界を垣間見る機会が与えられる環境があってほしいと、私は思います。
(レポートの最後に書いた感想の一部)





白衣への憧れを抱く機会があったこと。多くの頼れる先生にめぐり合えたこと。
自分を農学部への道へと進めた要因はいくつも見つかるけれど、
ここにきて、少し怖くなる。
かつて「不器用だね」と言われて自分が抱いた戸惑い。
自分は実はそれほどでもなかったんだという冷たい認識。
器用なことをするには向いていないのではないかという危惧。
これらの感情を、近い将来の自分は感じるのではないだろうか。
意外に不器用だねと言われなくても、今なら感じることができる。
自分は、実は、意外に、研究職に向いていないのではないだろうか。
そう思う日が、近い将来訪れるのではないか。

バドミントンという不似合いなことをやってきた人間が思うのは、
人を活かすか殺すかは、自分の力では決められない、ということ。
少なくとも自分はそうだ。弱いから。
活かすも殺すも、周りの環境次第、だと思い始めている。
同じ年齢の人が次々と追い抜いていく中で、
どうしようと薄笑いを浮かべ、振り返り、また振り返り、
夜が来て一人になり、空気が静まったころ、
不安に身を竦める自分を客観的に見て、

「ああ、意外と、向いていない」

と、思いやしないだろうか。その可能性は、ありはしないだろうか―――――




さすがにここまで悪い方向を予想すると、実が震えるほど怖くなる。
嫌だ。そんな自分はいやだ。自分はそんな自分になるはずがない。
今はこう思っていていいと思う。
でも、そう、近い将来。
冷静な判断を迫られることが我が身に訪れたとき。
全ての感情を飲み込んで、それでもそれが自分だと言い切って受け止めて、
そこにある自分を認めてやれるだろうか。
自信が無い。
いやいや、やってみなけりゃ分からない。そうも思うけれど。
ただ、想像にすら寂しさと恐ろしさを感じるのであれば、
それが現実となったとき自分は耐えられるだろうか、
と想像すると……





まあ、詮無い。キリが無い。
自分のことだけ考えていられるうちは幸せなのだと思い込もう。

ノートパソコンのHDD換装(2)

2007年01月14日 13時42分28秒 | 日記
久しぶりに、午前中に起きる。
やっと布団のカバーを洗って、干す。
溜まっていたペットボトルをコンビニのゴミ箱に捨てる。
それだけでも気分がよくなる自分の心は、とても単純だと思う。

最初に申し上げますが、HDDの交換は自己責任です。
メーカーの保証も、販売店の保証も、一切きかなくなります。
修理を頼んでやきもきして2~3万円取られるなら自分でやったるわあ!
という気持ちがあったほうがいいと思います。
そして、HDDの容量の「壁」というものが存在します。
同程度の容量のHDDに交換するなら、問題ありませんが。
詳しくは記事末の参考ページリンクをご覧ください。

さて。いよいよ実際にHDDを交換するわけですが。
その前に、やはりバックアップは取っておくべきです。
自分の場合、時にパソコンを傾けたりしながら、何とかデータを
DVD-RWに移すことができました。
バックアップ先のメディアはDVDでも外付けHDDでもいいと思います。
DVDならDVD-RではなくRWの方が、次にバックアップする時に、
コストを抑えることができるでしょう。
ただ、マイドキュメントのデータを何枚ものDVDに移すよりは、
いっそのこと外付けHDDを用意したほうが、楽です。
自分も購入を検討中です。15000円もあれば、個人で使う分には、
十分な容量の外付けHDDを買えるでしょう。
例えばこちら

バックアップで特に大切なのは、メールアドレスなどでしょうか。
このページがかなり参考になるでしょう。
ファイルを定期的にバックアップしていますか シニアのためのセキュリティ教室


バックアップができたら、いざ、HDDの交換。
まずプラグをコンセントから抜いて、作業をしましょう。
感電しないとも限りませんので。
パソコンを引っくり返してネジを外します。
最近のノートパソコンはネジを外すだけでHDDが見える型が多いです。
一昔前は、キーボードを外さないといけなかったようですが。
ソケット的なケースからHDDを取り出して、新しいものに交換。
意外に小さいんですね、これが。
ピンの向きは表裏が逆にならないような構造になっています。
端の4つのピンは、使う型と使わない型があるようです。
東芝dunabook EX1/524CDETでは、使いませんでした。
こちらを参考にするとよいでしょう。


新しいHDDに交換したら、メモリを増設した場合は、それを外します。
外さなくても認識すると思いますが、一応念のためです。

メモリの取り外しや増設は、HDDよりもよほど簡単です。
OSがWindows XPであれば、1024MBあると、とても快適に動くでしょう。
自分は元々あったメモリ256MBに新しく256MBを増設して使っていました。
Macromedia Dreamweaver MX と Flash MX と Adobe Photoshop を起動すると、
512MBでは足りません。少し歯痒いところです。

増設メモリを外したら、リカバリDVDを入れて、起動。
ここからはHDDをリカバリする手順と同じです。
自分のパソコンの場合、F12キーを押しながら起動して、
リカバリDVDを立ち上げて、パーティションを区切って、
論理フォーマットが行われる様子をみかんを食べながら見守って、
起動できたら一旦終了→再起動。
無事だったらメモリを再度くっつけて、終わりです。
パソコンの説明書を見ると、たいていそこに丁寧に書いてあります。
区切ったパーティションは改めてフォーマットする必要があります。
コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理
で、割り当てていない領域をDとかEドライブとして活用する処理をします。

昔のHDDの内容を丸ごとコピーするには、内蔵HDDを購入したときに
付属しているソフトを使う方法があります。
たいていどのメーカーの内蔵HDDにもソフトがくっついていますが、
ごちゃごちゃしたレジストリや不要となったソフトを思うと、
いっそ新しいHDDから再構築したほうが、気分がよいように思います。
ただし面倒ですが。

素早い起動に酔いしれながら最初に行うのは、不要ソフトの削除。
「簡単接続インターネット」などというプロバイダの広告は、とにかく削除。
コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」で消してしまいましょう。
おおよそきれいになったら一度デフラグをするのがよいかもしれません。

インターネットに接続するならMicrosoft Updateをまず最初に。
次にウイルススキャンソフトのインストール。
Microsoft Officeは、PersonalのCDがリカバリDVDがあった辺りに、
きっと転がっているでしょう。
ソフトのインストールが終わったら、マイドキュメントなどのデータを移動して、
換装終了です。
お疲れ様でした。


いやあ、自分にとって都合のいい記事を書くって気持ちいいね。はは。


古いHDDはそのままバックアップとして使えます。
初期化してケースを買えば新しい外付けHDDとしても活用できます。
個人的には、古いHDDに頼るのは怖いので、
専らバックアップとして放置していますが。

ちょっと勇気のいる内蔵HDDの交換ですが、やって損はありません。
時間のある春休みなどに、調べてみてはいかがでしょうか。
参考になるページを紹介して、終わりとします。
ご拝読ありがとうございました。


ノート用内蔵HD取付TOPページ  I-O DATA提供。
ファイルを定期的にバックアップしていますか  分かりやすい解説です。
HDD換装の準備 - [ノートパソコン]All About
ノートパソコンのHDDを換装(1) - [ノートパソコン]All About
パーツ交換でPCパワーアップ  容量の「壁」についてはこちら。
HDD換装リスト  LaVieを使っている人へ。
HDD換装概論
TD Park ノートPCのHDD換装(その1)
TD Park ノートPCのHDD換装(その2) EX1/524CDETをお使いの方へ。
dynabook EX1-524CDET PAEX1524CDET の価格比較 【価格.com】  くちコミは続きます。
MK8025GAS (80G 9.5mm) の価格比較 【価格.com】
ハードディスク・HDD(2.5インチ) 【価格.com】
ディスクの管理の使い方


繰り返し申し上げますが、すべて自己責任で、お願いいたします。

ノートパソコンのHDD換装(1)

2007年01月12日 06時20分09秒 | 日記
レポートもひとつ終わったことだし。
少しだけ、ゆるりとした気分を満喫しよう。

さて。この冬休みにノートパソコンのハードディスクを交換したわけですが。
現在のところ、順調に動いております。
ここまでの経過をまとめておきましょう。

以前使っていたHDDは、MK8025GAS。容量80GB。4200rpm。
使っているパソコンは、東芝dynabookのEX1/524CDET
パソコンを傾ける角度によって一時的にフリーズするという症状。
何をするにもひやひやでしたが。

新しく買ったHDDは、HD-NH80/U。buffalo製。紹介はこちら
その中身は、SAMSUNG MP0804H。(SAMSUNGだったんだ……今初めて知った。)
80GBは変わらず。回転数を5400rpmと、ワンランクアップ。
回転数は早ければいいってものではない。
早いと読み込みがスピーディーになるけれど、消費電力は多くなる。
そして熱を持つ。HDDは熱に弱い。夏場に注意が必要。

MK8025GASのワンランクアップがMK8026GAX(東芝製)。
同じパソコンを持つ親父はこっちを買ったらしい。
しかし、パソコンのメーカーと、HDDのメーカーは、
必ずしも同じである必要は無い。
昔から評判がいいのは、HGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)。
あとは似たようなものかと。
自分はヤマダ電機で安売りしてたので買った。
HD-NH80/Uが9800円。驚きの値段。
値段について、ネットで買う場合の相場はこちら

HDDには3.5インチと2.5インチがありますが。
デスクトップパソコン用が、3.5インチ。
ノートパソコン用が、2.5インチ。基本的には。
厚さは、2.5インチのものだったら9mmのものが多いかと思われる。

※今使っているHDDは、
1.マイコンピュータを右クリック
2.プロパティ
3.詳細設定タブ
4.デバイスマネージャ
5.ディスクドライブ
もしくは
1.Cドライブを右クリック
2.プロパティ
3.ハードウェアタブ
で確認できます。

さて、次にHDDとパソコンがどのようにして接続されているか。
自分も詳しくは知らないのですが。
どうやら「ATA」という単語がキーワードのようです。
メーカーホームページでEX1/524CDETの仕様を見てみると、
  80GB(Ultra ATA100対応)
とあります。
この「Ultra ATA」のワンランクアップが「Serial ATA」。
通称「SATA」、サタと呼ばれる接続規格。
どうやら「Serial ATA」の方が、転送速度が早いようです。
規格について詳しくはこちら

このあたりのことが何となく分かるまで、ネットサーフィンするのがよいです。
HDD 換装」で検索すると、意外にヒットします。
ここに自分のパソコンの型番を入れれば、きっとお得な情報が見つかるかと。
I-O DATAのサポートページなども役立ちそうです。

この続きは、またいつかに。
実際の作業について、書けたら書こうかと。
そう、意外に簡単にできてしまうんですよ。これが。