31日
帰省。
1日
ピアノの発表会。「でかっ」と言われる。
彼ら彼女らからは10歳も歳が違うのかという事実に淡々と驚く。
曲はドビュッシーのアラベスク第一番。一箇所弾きなおしたが……及第点。
来年も頑張ろう。
その後は劇団楽の公演を観る。疲れた……
寿司はおいしかった。待った甲斐があった。
2日
本を読み、麻雀のゲームにはまる。
大の大人が4月の頭からこんなことをやっていては、世も末だ。
3・4日
飛騨高山~下呂旅行。
結構強行スケジュールだったけれど、行けてよかった。
飛騨牛はおいしかったし、温泉に癒されたし。
中でもテディベアエコビレッジに感動した。
世界各国の貴重なテディベアが、よくもまあ岐阜の田舎に集まったものだ。
地球を愛するというメッセージも分かりやすい。見る価値あり。
ただ、高校生までなら、テディベアかわいい!だけで終わってしまうかも。
そういう意味では何度来ても楽しめ、考えさせられるだろう。
隣のカフェの「抹茶のシフォン」は絶品。
○
テディベアエコビレッジ
なかなか時間を作ることが出来なかったという負い目は消えることがない。
しかし、贖罪の雰囲気を旅に求めたくはない。
……難しい。
5日
友人と花見。鶴舞公園は真っ盛り。
スーツ姿の人も多く、新入社員の歓迎会だろうと予想。
桜は年に一度咲くから美しいと思う。
満開の桜を見続けるのは、満腹感を感じ続けることに似ている。
葉桜の季節も好きだ。まだまだ楽しめそうだ。
おかげ様で花粉症ではないので、そこかしこに花が見つかるこの季節は、
一年を通して一番好きな季節かもしれない、と最近思い始めている。
農学部の講義棟の渡り廊下から、一本の桜の木を見ることができる。
日当たりもよく、絵になる風景だと思う。
しかし自分は、自転車置き場にある桜の木も好きだ。
建物の影に立つため、開花は2~3日遅れる雰囲気がある。
が、春はやってくる。日向にも、日陰にも。
先端を走る花でなくても、より身近に慰みを持てる花であればいい。
ついに6日金曜、研究室初出勤。いよいよ忙しくなる。
静かに、しかしそれでいて力強く咲く日陰の桜のようになれるように。