ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

聖サレジオ教会 祈り

2010-02-21 09:20:45 | 
7時前に家を出て肌寒い中ではありますが恒例のマラソンに出発!
今日はひたすら東南へ。
左手にあさぼらけの太陽を浴びながら。

お寺と言い教会と言い朝は早いようです。
すでに碑文谷にある「聖サレジオ教会」も〝開門〟しておりましたので、
ちょこっと顔を出してきました。
こっそり中の様子を撮影してきました。



こんなにいっぱい座れます。
今日はまだ誰もいませんでした。
聖子ちゃんの結婚式以来、ここは結婚式場の定番にもなっています。

天井もこんな感じで雰囲気満点です。




そしてキリスト様がまします祭壇はこちら。
十字架につるされている彼の姿はいつみても痛々しい…
僕らの罪を一身に背負ってくださっていると言われます。



しばしキリスト様に見入っていました。
祈るともなくお祈りまでして。
何を…

そうクリスタルジャパンの勝利を!チーム青森ガンバ!!
こんなお願い聞いてくれるかどうか知りませんが当面、これくらいしか浮かびませんでした。



相当カーリングに嵌っているようです。
だってこれ、手に汗握ります。
体力も使いますがとっても戦略的で知的ゲームの要素もあり、
不思議な魅力のある競技なんですもん。
こんなに奥深いスポーツだとはこれまで思ってもいませんでした。
これもマリリンちゃんのおかげかもしれません。




そうこうしているうちにひょっこり袖口から神父さんらしき人が顔を出したので、
別に何しているわけでもなかったのですが、僕はややばつ悪そうにそそくさその場を立ち去りました。
信心のないやましさからでしょうか…

そしてサレジオを後にしてまた走りだしました。

ついでに本日の「雀のお宿」です。




帰りに焼き魚定食。これ定番です。
今日は鯵でした。

最近、「嵐ベスト」聞いてます。元気出ます。

 空に思い出がぽろり~♪ 涙がきらり~♪ 
 空に向かって歌うよ~♪ 力こめて~♪

なんで嵐なんだろう… ま、いっか。

洗濯して、ワンピー見て、将棋見て… 僕の日曜日は過ぎていきます。
天気がいいのは何よりです。


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チーム青森 頑張れ! カーリング

2010-02-20 23:00:33 | 

クリスタルジャパン凄い!
強豪イギリスに日本が勝った!

バンクーバー五輪・カーリング女子:日本11-4英国!!
手に汗握る実力伯仲の戦いでしたが第9セット目にウルトラショットで日本女子が勝負を決めました。
とっても感動しました。
これで順位は、

1位/カナダ=4試合・4勝・0敗
1位/スウェーデン=4試合・4勝・0敗
3位/中国=5試合・3勝・2敗
3位/英国=5試合・3勝・2敗
5位/ドイツ=4試合・2勝・2敗
5位/日本=4試合・2勝・2敗

バンクーバー五輪は、男女とも10チームで争われ1回戦総当りのリーグ戦で対戦し上位4チームが準決勝に進みます。
リーグ戦の成績が並んだ場合は2月24日(日本時間25日)に行われるタイブレーク戦で準決勝進出をかけ戦うことになります。

まだ日本は5試合残っており十分準決勝への可能性はあります。

  



「連敗していたので、下を向かずに前を向いて試合したのが良かったのかな」

本橋麻里さん大好きです。
マリリンスマイルでこのままガンガン行ってください!


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右足の小指に眼に見えぬ赤い絲

2010-02-19 22:36:10 | 

秋のはじめのある月のない夜に、私たちは港の棧橋へ出て、
海峽を渡ってくるいい風にはたはたと吹かれながら赤い絲について話合った。

それはいつか学校の国語の教師が授業中に生徒へ語って聞かせたことであって、
私たちの右足の小指に眼に見えぬ赤い絲がむすばれていて、
それがするすると長く伸びて一方の端がきっと或る女の子のおなじ足指にむすびつけられているのである、
ふたりがどんなに離れていてもその絲は切れない、どんなに近づいても、
たとひ往来で逢っても、その絲はこんぐらかることがない、
さうして私たちはその女の子を嫁にもらふことにきまっているのである。
私はこの話をはじめて聞いたときには、かなり興奮して、
うちへ帰ってからもすぐ弟に物語ってやったほどであった。


私たちはその夜も、波の音や、かもめの声に耳傾けつつ、その話をした。
お前のワイフは今ごろどうしてるべなあ、と弟に聞いたら、
弟は桟橋のらんかんを二三度両手でゆりうごかしてから、庭あるいてる、ときまり悪げに言った。
大きい庭下駄をはいて、扇子をもって、月見草を眺めてゐる少女は、
いかにも弟と似つかはしく思はれた。

私のを語る番であったが、私は真暗い海に眼をやったまま、赤い帯しめての、とだけ言って口を噤んだ。

海峽を渡って来る連絡船が、大きい宿屋みたいにたくさんの部屋部屋へ黄色いあかりをともして、
ゆらゆらと水平線から浮んで出た。



  太宰の「津軽」を読んでて、とても懐かしい感慨がよみがえりました。
  あの頃、学年で40人くらいいた女子の誰と小指が繋がっているのかと、
  真面目に考えたことがあった。嫁にもらうことの意味もよくわからないまま、
  そんなことを考えると下腹の辺りががやたらむずむずする感覚に襲われ、
  とても悩ましく困惑したことを覚えています。
  それは赤い絲で結ばれた人と出逢えさえすれば解決するような気がした。
  残念ながら結局その時期に「赤い絲」を見つけることはできませんでした。
  これは!?という子がひとり二人はいたような気がするのだが、
  今となってはその記憶も定かではないのです。
  だれだったけかなぁ… 

  



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冷たかった

2010-02-18 19:59:30 | 
とっても底冷えのするなか都内を駆けずり回りました。
午前二ヶ所、午後三ヶ所。
企業訪問でした。
午後は日が射し多少救われましたが、
午前中はあまりの寒さに縮みあがりました。

昼飯はチキンカップ麺にピーナッツチョコ。
移動時間に飯もそこそこ。

やっと終えたのが6時近く。
同僚が昼飯抜きの腹ペコでどうしても
“ここ”のラーメン食いたいというので、
しょうがなく付き合いました。
博多とんこつラーメンでした。
美味しく暖まりましたが、2食連続とは・・・


栄養が偏ってます。
ビタミン不足です。



友人から電話入っていましたが多分、
“いけないお誘い”なんで知らんぷりを決め込み帰ります。

今日は疲れました


朝から冷たい雪が

2010-02-18 07:18:01 | 
朝カーテンをあけると眼下の家々の屋根はうっすらと雪化粧。
どうりで寒い夜でした。

外に出るととっても冷たい。
覚悟が無いから尚更冷たい。

山に行ったときは氷点下の覚悟がありました。
東京では間隙を突かれた感じでブルブルきます。

慣れればへっちゃら、むしろ電車の窓から見える降雪と雪景色が心地よく感じます。

もっと降れうんと降れ!

応援したくなります。

確かにこの雪で都市機能の一部に支障がでたり、
不便をかけたりするかも知れません。
現にこんな日にかぎり僕も四ヶ所ばかり外回り。

それでも雪は心をわくわくさせます。
冷たくて寒いけどがんばろう

人生何度でも!

2010-02-17 19:44:15 | 
一昨日、同僚に誘われて一杯やってきました。
おめでたいお話だったんで結果僕の奢りで。

つぅか、ここんとこ出ばっか。
昨日もある部署の新入社員の歓迎会だとかで、
カンパ5千円とられた。
香典もあったし今月はやけに出費ラッシュです。

ま、そんなことはいいとして、その彼、彼女の実家に「嫁にください」を言いにいった。
日曜に雪の降るとある地方へ。
結果オーライ!!

彼は早くもバツイチ、子持ち。だからどうなることか心臓が止まる思いだったとか。
相手は初婚。お父さん、お母さんの前で玉砕覚悟で元気よくお願いした。
どうやら何とか理解をいただいた。
必死だった様子をとくとくと聞かされました。

何しろよかったよかった。
月末は四国の自分の実家に彼女を連れていくと言ってました。

彼はとっても真面目で仕事のできる人です。
人柄もよく部下からは厚い信頼を得ています。
それに「二枚目」ときた。
たぶん僕の会社で女子社員人気No.1ではないでしょうか。
けどチャラチャラ“女遊び”するタイプでもないんです。

こんな奴なのに何故奥さんと別れたのか。しかも子供もいるのに・・・
あえてそこは触れませんでしたが、人生ひとすじ縄には行かないものだからねぇ。

元気があれば何度もやり直せる。
リセットしていち早く再出発することが誰にとっても一番大事です。

新たな門出をささやかだけど祝ってやりました。
そうそう、彼は大酒飲みでもありました。
けどこの日は週初だしほどほどにしましたよ。

緑響く  東山魁夷も

2010-02-16 21:38:09 | 



この渋・辰野館は東山魁夷が奥様と1週間滞在し「緑響く」を制作した。
1972年のことだそうです。
そのリトグラフが玄関から2階に上る階段の途中に飾ってありました。
150枚のうちのひとつ、ナンバーが17と記されていました。

ついついこの絵に見入ってしまいました。
なんという静謐で美しい絵なのでしょうか…。
緑色の中に群青がひそむ色使いの見事さ、
森閑とした森の木々がそのまま湖面に鏡映され、
白い馬が幻想世界に見る者を誘います。

確かに何度か目にした絵ではありますがリトグラフとはいえ、
まざまざと直に眺めると心が洗われるようなとても清々しい気持ちになりました。
また何か不思議な世界に吸い込まれそうな感じもしました。
この絵が見られただけでも得した気分です。
思いがけない出会いでしたが来た甲斐があったというものです。


ここに至る県道の途中に小さな湖があります。
東山魁夷はそこにキャンバスを広げスケッチに勤しんだようです。

帰りのバスからその小さな湖を再度確認しました。


彼の絵の中で好きな作品に「道」があります。






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奥蓼科温泉 渋・辰野館の情景

2010-02-14 21:15:49 | 
とてもいい旅になりました。
たった1泊2日の旅でしたがよかった。





お世話になったのは武田信玄の薬湯で有名な 「渋・辰野館」 です。
創業100年を超す奥蓼科の秘湯です。
( ※ 詳しくはリンクしてあるHPをご覧ください)

なんと言っても湯がいいです。
白濁した酸性湯で温度は熱くもなく温くもなくゆったりできます。
ただし酸が強いので長湯は禁物とか。
僕はすっかり長湯してしまいましたが…



玄関を入るとラウンジはこんな感じです。
いかにも山登りしてきた人がくつろげるような山小屋風です。


そしてお風呂の風景。
浴槽は大きく3種類に分けられ「信玄の薬湯」「森の温泉」そして湧水を沸かした普通のお風呂です。






旅館から望む外の風景は雪の芸術と言ってもいいくらいの美しさです。
白樺の木、赤松の木の葉先の隅々まで、そう〝毛細血管〟の先っぽまで、奇麗に繊細に、
薄い氷で覆われていて、それが太陽の光線できらきらと虹色に輝きます。

まさに〝息を呑む〟とはこんな感じなんでしょう。

  

標高1700メートルにあるこの旅館のまわりの雪景色は絶景というほかありません。
春から秋まではこの周りに散策のコースがたくさんそろっているようです。
冬は残念ながらコース巡りは難しいのですが見ているだけで十分です。




館内に大正、昭和のこの旅館の歴史資料がたくさん展示してあります。
セピア色の古い写真がいっぱいあり、その中の1枚です。

2列目の向かって左端の女の子は「浅丘るり子」さん。
1列目の右から2番目の女の子が「由紀さおり」さんということです。
言われてみれば両人とも確かに面影がありますよね。





さて本日の朝はとっても天気がよく八ヶ岳の山々がよく望めました。

そして僕はとぼとぼ八ヶ岳(正確には〝天狗岳〟)の登山道入り口まで、
県道191号(「湯みち街道」と言われています)を歩くことになります。
雪に覆われていましたがとても気持ちの良い汗をかくことができました。







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東岳へ

2010-02-14 10:11:31 | 
旅館を出て八ヶ岳連山のひとつ、東岳へ登山。

と言っても県道を上り歩いているだけです。
周りは白樺や赤松の枝の隅々まで細かな氷細工、まるで別世界です。

道は雪氷で歩くたびにみしっみしっと音をたてます。
氷の森から望む空は真っ青です。
標高1800メートルをただ歩いています。
谷川の音、小鳥の囀り。

茅野の蓼科温泉へ

2010-02-13 14:02:43 | 
新宿から約2時間、特急あずさで茅野に到着しました。
いまバスが出発しこれから50分かけて終点の奥蓼科温泉・渋の湯へ行きます。

朝の東京はみぞれ混じりの小雨だったのでこっちは大雪??と、
少し期待していましたが青空が見えています。
雪はうっすらと積もっている程度です。

これから茅野観光の路線バスに揺られ奥蓼科の山深くへと、
のんびりした時間に身を任せます。

武田信玄が愛した湯に浸かるのが楽しみです。

都会の喧騒から離れ心を癒すための旅。
うんとリラックスしよう。


最近読んだ本

2010-02-11 08:46:31 | 
「道尾秀介面白いぞ」「これ、読んでみな」
昼休みによく行く本屋さんでなんとなく本の背表紙を追っている僕の傍らに、
たまたまやってきた会社の先輩に勧められました。
火曜日のことだったでしょうか。

「禅」や「東洋思想」、「人物伝」のようなのを最近はよく手に取ります。
短いほんの10分やそこらの時間をつぶすためで決して買おうとは思いません。

しかしせっかくのお勧めだったので買いました。

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾 秀介
新潮社

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なるほど秀逸なサイコサスペンス、本格的なミステリーでした。
450ペエジほどの結構な長編なのですが一気に読んだという感じです。
好き嫌いはあるかもしれませんが暇な時にでもぜひ。

お爺さんは僕の言葉のつづきを待つように、じっと僕を見返した。
「僕だけじゃない。誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか。自分だけの物語の中に。
 その物語はいつだって、何かを隠そうとしているし、何かを忘れようとしているじゃないか」(p.443)

印象に残りました。この小説のモチーフのような気がします。


そしてようやく出ましたね。「ハンター×ハンター No.27」、「さよなら群青 2」。
ハンター…のほうはもう諦めていたのですが、実は昨年末に出ていたようです。

当然、一気に読み干しました。
次が待ち遠しいです。


HUNTER×HUNTER NO.27 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博
集英社

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さよなら群青 2 (BUNCH COMICS)
さそう あきら
新潮社

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験を担ぐ

2010-02-08 21:40:51 | 
験を担ぐ。
(もともとは「縁起を担ぐ」から派生した言葉らしいです。)

ネクタイやYシャツ、バッグ、時計、、、
今日ばかりはという大切な時のためのとっておきの勝負アイテム。
これを身につけておれば必勝!という。
ひとそれぞれ思い当るものがあるのではないでしょうか。

僕の場合は「靴」です。

平時はローファー系の履きやすさ重視の靴を履いていますが、
重要なイベントや会議、交渉ごとの場合には必ずと言っていいほど「紐靴」を履きます。

朝、玄関にしゃがみこみ靴ひもを〝きっ〟と締めると心も引き締まります。
まさにこれから「戦場」へ向かうのだという闘志がわいてきます。


最近はほぼ毎日、紐靴を履いて出ます。
僕の紐靴は全部で4足ありますがほぼ日替わりメニューです。
そんなに毎日履いていたのではせっかくの霊験の効果もどこへやらでしょう。
験を担ぐも何もないですよね。

1~3月は今期の〆の第4四半期で気を抜けません。

明日も明後日も多分、紐靴でしょう。
これでは紐靴が悲鳴をあげてしまいそうです。
かねてからそう思っていましたが最低もう1足、紐靴を買いましょう。

もちろん僕の場合はリーガルで。




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〝徒競走〟 小学校の校庭で

2010-02-07 20:48:30 | 
大学の構内なら屁でもないのですが、小学校や中学校の敷地内に入ることにはとても抵抗がありました。
高等学校も比較的そんな感じです。
今朝、思い切って近くの小学校の校庭に「突入」し、校庭を何周も走りまわりました。



校庭にはもう土がないんですね。草もありません。
その代わり柔らかなグラスファイバー製の草もどきが一面に敷いてあります。

雨の日に水たまりができたり校庭がぬかるんだりすることがありません。
水はけもいいんでしょう。

すでにご近所の一団が先客で来ており数名で太極拳のような運動をしていました。
なので少し気が楽になりました。じゃないと〝不法侵入者〟みたいで気が気ではないので…




白いラインもファイバーです。
白い粉でラインを引くなどという作業は無くなったんですね。

 「よ~い、ドン!!」

第一コーナーのスタートラインについた僕は一気に飛び出しました。
そして全力疾走し校庭を一回りしました。

こんなの何十年ぶりのことでしょう。
徒競走なんて中学校以来のことかもしれません。
ドキドキしたなぁ… 徒競走は大の苦手でした。




サッカーのゴールポストもあります。
定番ですね。
サッカーしたいなぁ…
雪の積もった中でのサッカー、今でも覚えています。
雪の中だと転んでも痛くないし大胆な技がいっぱい使えます。


いろんなことを思い出したり想像したりしながらぐるぐる校庭を回りました。
ゴール前でシュートをするふりをしたり、ドリブルのまねごとしたりしました。
まったく「一人上手」この上ありませんね。




公園には早咲きの桜がつぼみから花を咲かせる寸前でしたよ。
2月とは少し早過ぎです。しかもここ数日とっても気温は低いし咲く陽気でもありません。
多分、「10月桜」なんでしょうかね。





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種田山頭火と言う人

2010-02-04 21:39:27 | 
   酔うて こほろぎと寝ていたよ

   ふりかへらない 道をいそぐ

   また見ることもない 山が遠ざかる

   分け入つても 分け入つても 青い山

   雨ふる ふるさとは はだしで歩く


親しみやすくわかりやすい俳句ですよね。
僕は俳句のたしなみなど全くといっていいほど無いに等しいのですが、それでもなにかしみじみと感じるものがあります。

これは「種田山頭火」という放浪の俳人の代表的な句の一部です。



山頭火は季語や五七五など形式にこだわることなく感じたことをありのまま俳句にしました。
世間から脱し自由と酒を愛し、行脚の旅を続けながら俳句を作り続けました。


ずっと気になっていた人物の一人です。

いつも行く書店に彼の随筆集が文庫で並んでおり今日、買いました。
買うつもりは全然なくて実はこの講談社文芸文庫の「谷崎潤一郎大正期短篇集
〝金色の死〟」に興味を持っていました。



文庫本の割にこのシリーズは値段が高い。谷崎のそれは1,365円もします。
新潮、角川なら400円くらいでしょう。ためらっているうちに目にしたのが山頭火でした。
こちらも998円しましたが「えいやっ!」と山頭火を買った次第です。
(谷崎は次回「えいやっ!」かな…)
講談社文芸文庫はマニアックな作品が多いのでお値段もそこそこするんでしょうかね。




世間や家族ばかりか自分さえも捨て放浪の旅を過ごした山頭火の人生。
句と随筆の一遍ですがよくよく味わって読んでみたいと思います。


ついでに谷崎のはこんな感じです。






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そういう目で見れば

2010-02-03 22:28:08 | 
そう言われてみると確かにそうかなと思いました。

仕事の話を一通り終えて四方山話をしている時、ふと取引先のその人が、

 「お宅の会社、美人さんが多いですね」

当然、そんな基準で社員を採用しているわけではないし、
誰がどうこうなどという言質が伝われば「セクハラ」と大騒ぎです。

 「そうですか…。みんな仕事できる方なんですよ」

と、コメントを控え話をそらしました。

その人が誰のことを指して言ったのかは定かではありませんが、
あまり社員の女の子たちをそんな目で見たことがなかったのでちょっと驚きました。


確かに「そういう目で見れば」、、、素敵な人が比較的多いかもしれません。
「表面上」(?)そうしたことにはかなり厳格な社風なので普段は気にも留めていませんでした。

人事の女の子は〝えびちゃん〟っぽい雰囲気ですし、
総務の方(お子さんがいらっしゃいます)は〝大地真央〟さんのような麗しさがあります。
他にも、、、、、ん… ( 成海璃子似もいたな‥)
言われてみればそういう傾向がなんとなくありますね。


当たり前に見えているモノ(人)もその気になって見ないと見えないものです。
普通に目で見るのとじっくり心の目で見るのとでは大いに違います。
また、どんなことでも慣れてくると何となく風景と化し新鮮さや感動といったこともなくなるものです。

つきあいが長くなるにつれ見た目もさることながら、ちょっとした気配りや優しさのような、
人間性、人柄のようなところがより美しく見えます。


僕は意外にも人が羨むような環境下で仕事しているのかもしれませんね。