パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

セルペントーネ Serpentone  (蛇のパン) 風フルーツパン

2008-12-14 22:46:17 | パン
朝、カプチーノを飲みながら以前見たアメリカの料理番組で紹介されていたイタリア、ペルージアのパン、セルペントーネ Serpentone をふと思い出した。カプチーノの語源となったカトリックの修道会、カプチン会の修道女が作る蛇の形をした菓子パンだ。クリスマスのパンだったように記憶しているので早速、調べて作ることにした。ここのページに以下のようにあるから有名なパンではあるらしいのだが、ネットで調べてもレシピが出てこない。

How can we not remember "serpentone" made by the Capucine nuns and the "pinoccate" ofChristmas, all very simple and old sweets: a gracious excuse to accompany the famous "Vin Santo."

仕方がないので記憶にしたがって適当に作ってみることにした。だから、セルペントーネ、ではなくてセルペントーネ「風」。

テレビでは生地は小麦粉、牛乳、砂糖、塩、イースト、オリーブオイルを使用していたが、まあ、あくまでも「風」だし、菓子パンなので日本的にふわっとさせたいので卵を入れて、オリーブオイルの代わりにバターを使用することにした。オリーブオイルの方が膨らみは悪いので蛇の形にうまくなるのだろうが、「風」なのでこれでよしとする(笑)。

そうそう、それからVin Santo (ヴァン・サント)という混ぜ物のないミサ・ワインを少量香り付けに入れるらしいのだが、これもないので「風」ということで入れないですますことにした。調べてみるとVin Santoって結構な値段がするんだよね。いざ、購入するとなると料理に使うには値段的にアレだし、それほど飲まない自分にはもったいない。ミサ・ワインでもスペイン産のアルターワインは安くて、前に近所の酒屋で1000円程度で売っていて料理に甘みが欲しい時に西洋風みりんのような感じでドバドバ使っていたが、最近は売っていない。

中はリンゴ、ブドウ、イチジク、アーモンドパウダーを使っていたように記憶しているが、ありあわせということでイチジクは省き、アーモンドパウダーは手持ちのカシューナッツペーストに変更した。




出来上がりはこんな感じ、やはり卵とバターで膨らんでしまい、「つちのこ」みたいになってしまった。まあ、つちのこもSerpentの一種だろうから間違いではないだろう(笑)。



で、中身はこんな感じだ。とてもふわふわしておいしく出来た。



1CW    250g
全粉乳    15g
水      100ml
塩       6g
砂糖      20g
卵      1個
赤サフ     4g
バター     10g
ショートニング  5g

混ぜて、捏ね、1次発酵、3分割。

干しブドウ(カレンツ)    25g
カシューナッツパウダー    小2
リンゴの砂糖煮        60g
シナモン           小1

以上を巻き込み、蛇の形にする。ブドウで目をアーモンドで蛇の舌を作るが、アーモンドがないのでピーカンを使った。砂糖を上からふりかけ、しま模様が出来るようにする。

二次発酵後、焼成 180度予熱 同 6分 160度14分。


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3 コメント

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Unknown (ryuji_s1)
2008-12-15 13:48:00
セルペントーネ
素敵なパンですね
美味しそう

うれしいレシピ有り難うございます

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カプチーノ (MK)
2008-12-17 20:55:45
セルペントーネにカプチーノ。
うらやましいデス。
当方、昨夜焙煎したキリマンジェロを啜り、カフェインを補給しています(笑)。
これでも、きっと贅沢なんでしょうね。
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贅沢 (ortho)
2008-12-18 23:19:44
ryujiさん

こちらこそありがとうございます。

MKさん

最近のニュースでは非正規職員の解雇の問題ばかり目についてしまいます。休みにパンを気ままに焼いたり、カプチーノなんて本当に贅沢なんだなぁ、とそんなニュースを見るたびにふと思ってしまいます。
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