木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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稜線のハイライト

2005年10月27日 | 角RやC面(コツツボ)
  <写真>稜線処理の参考図


◆稜線のハイライト
204:【デザインのコツ・デザインのツボ100連発!】第4発 デザインワーク


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稜線と頂点

 商品デザインの仕上で重要なのが、稜線と頂点の処理です。

 2つの面がぶつかれば、稜線ができ、3つの面がぶつかれば、頂点ができます。頂点には3本の稜線が集まります。稜線の処理ももの凄く大切ですが、立体の造型では、その稜線が3本集まる頂点の処理に大変気を使います。

 多くの商品の形は○△□などの基本的な形状の組合わせでとらえることができます。でも、それだけだと表情が乏しく、無機的な塊にしか見えません。(それに稜線や頂点が尖ったままだと、触ったとき痛いですよね。)

 無機的な基本形状の塊に表情を与えるのが、『角R(カドアール)』や『面取り』などの稜線の処理です。角Rや面取りをした稜線・頂点に光があたると、光が反射して明るい点や線ができます。その光の点や線を「ハイライト」と言います。


形=ハイライトライン

 ハイライトの幅や流れ方が、形に変化と表情を与えます。その表情をハイライトラインと言います。車のコマーシャルで、暗い空間に車のハイライトラインだけを浮かび上がらせた映像が良く使われますよね。

 極論ですが「形=ハイライトライン」と言っても良いくらいです。従って、ハイライトラインを構成する角Rなどの処理はとても重要です。

 商品のどんな細かい部分にも稜線・頂点は存在します。その部分にどんなハイライトを走らせるか、細かい部分への木目細かい処理が、商品の印象を良くしてくれるのです。

 ハイライトを構成する要素は角Rや面取り以外にも、面の張り、徐変、クッションR、ハマグリ締め、などいろいろあります。その中でも、稜線と頂点の処理の基本である「角R」と「面取り」と「ハマグリ締め」について、次回から説明しますね。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テンプレート (木全)
2005-10-27 23:28:42
自分でコメント

ブログ開設からもう、1ヶ月です。

気分転換にページのデザイン(テンプレート)を変えてみました。いかがでしょう?
Unknown (yumi)
2005-10-29 20:30:59
ページのデザイン、前よりすっきりしてますね
テンプレート (木全)
2005-10-29 21:15:18
yumiさま

ちょっとすっきりし過ぎましたか?

これから当分の間、毎月変えてみますね。

基本的には文章の読みやすさを第一に考えてます。

では!

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