ニュースサイトを開けたら、安倍ポンが憲法改正がーーーと叫んでるというニュースが出ていた。
政府による国家乗っ取りの趣だな、もうって感じ。
で、それはそれとして、昨日の朝鮮がらみのトランプの態度が示唆するものは大きいと相変わらず思ってる。で、そうすると安倍ポンとか麻生プーとかどう反応するんだろうか。え~、米国と共にですね、我々は、えー断固、アジアの安全のためにですね、断固たる態度でですね、日米同盟を堅持してまいります、とかか。どんな事件が起きても最後はそこかよ、なわけで、笑えないほどあほらしい。基地たる日本の面目躍如とでもいうべきか。
そんな中、ロシアのプーチンは、ソチでドイツのメルケルおばさんを迎えていた。互いに不機嫌そうな会談だったように見えるがとりえあずメルケルは2年ぶりにロシアに行った、と。
Meeting with Federal Chancellor of Germany Angela Merkel
http://en.kremlin.ru/events/president/news/54430
そしてその夜は、プーチンとトランプが電話会談。
Telephone conversation with US President Donald Trump
http://en.kremlin.ru/events/president/news/54441
さらに今日になって、トルコのエルドアン大統領がソチを訪問してプーチンと会談。
Kremlin unveils Putin-Erdogan talks agenda
http://tass.com/politics/944311
何が出て来たわけでもないけど、何か調整しているんだろうな、みたいな感じはしますね。誰も緊急の議題があったとは思えないし、どれもずっと前から予定されていた儀式的な訪問というのでもないから。
■ ミンスク合意堅持
ドイツとの会談は、ウクライナの話が当然盛り込まれていて、あいかわらずメルケルはオバマ路線堅持で、ウクライナではクーデターが主たる要因からこうなったという説を退けているけど、このへんはむしろそうでなくなったら事件だ、ってことなので驚かない。
むしろ、メルケルは態度を変えなかったことの方が現状は意味があるかも。メルケルはミンスク合意は守られるべき、OSCEが治安維持にあたるのが適切という態度を崩していない。一方で、キエフ政権は、この合意はダメになったから別の話しあいにしろー、とか、OSCEじゃなくて国連の治安維持にするべきとか言ってるわけ。これをメルケルは退けた。
この姿勢が意味するところは、ウクライナ問題は基本的にドイルとロシアで解決するっていう意味なんだろうなと思う。
ウクライナ問題は、ドイツ、フランス、ロシアがギャランターという立場で、キエフと東部ウクライナ(ドンバス)が当時者なので、本来ならフランスも何か言っていいところだが、フランスは現在大統領戦前なので誰も当時者がいないような恰好になっている。
で、ここでマクロンが来たら話をぶち壊す可能性があるのでは、という気もする。だって、ロスチャイルドの代理人として振る舞うだろうから。
つーことは、ここでこの互いに嫌い合っているとかねがね言われている、しかし互いの言語を話すことのできる珍しい組み合わせのプーチンとメルケルが、それにもかからず苦虫噛みつぶしながらも枠組みを堅持しているのは意味があるのではなかろうか、など思った。
だからといってブレークスルーがあるわけもないけどね。だって、相変わらずウクライナに武器を~とかいうヤクザ集団が米議会にいるわけですから。
しかしロシアから見た時、アングロ・シオニストグループの暴力団まがい(というかそれ以上か)を投げ込むスタイルよりは、ドイツがマシという判断は理解できる。