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トルコのS-400、あるいは自由と独立

2017-10-30 20:14:38 | アジア情勢複雑怪奇

トルコ、サウジアラビアがS-400を買うという話は前にも書いたし、とりあえず本当にそうなっているようだが、いちおう、NATOは文句を言ってるらしい。

NATO General Threatens "Consequences" For Turkey Buying Russian Air Defense System

http://www.zerohedge.com/news/2017-10-29/nato-general-threatens-consequences-turkey-buying-russian-air-defense-system

 

主権国家にはどんな武器を買うかを決定する権利はある、が、どんな結果を招くかに置いても同様だとNATOのえらいさん、NATO General Petr Pavelという人が言ったらしい。ある種の脅しでしょうね。

“The principal of sovereignty obviously exists in acquisition of defense equipment, but the same way that nations are sovereign in making their decision, they are also sovereign in facing the consequences of that decision,

 

トルコ、サウジの選択は、リーズナブルでしょう。だって両方ともアメリカ率いるNATOとイスラエルという、いつ裏切ってくるか知れたものではない組織または国と付き合っているんだから。

だから、ロシア向けの兵器系だけでなく、NATOその他系向けのもも持ってれば最強じゃん?(笑)

この手の兵器をなぜロシアは潜在的敵国に売るのか、という話については、マスコミに載らない海外記事さんがこの間訳しておられたこの記事がグッドでした。お借りします。

一体なぜS-400を、相手側の同盟諸国に売るのか?

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/s-400-3054.html

 

で、こういうNATOの脅しを見ながら思うんだけど、もうね、うるさいこの人たち、って感じ。あんたらこそが邪魔。あんたらこそが民主主義の敵。

これは前に、キューバの話で書いた通りの考えによるものです。

この違いは何かというと、ロシアや中国を代表例とする数多くの国や地域にとっては、主権国家として自由で独立した存在であることこそまず第一に求められる「自由で独立」であり、他方、キューバを攻め亡ぼしたかったアメリカにとってのそれは、キューバに住んでいた、または住んでいる一般住民にとっての「自由」の話、つまり、人権問題の話と読まれることを通説としているからでしょう。

しかし、アメリカとて、自らにとっての問題となれば、英国の王による差配をはねつけた以上、自由で独立とは主権者としてのそれのことだと言うだろう。

カストロ、あるいは自由と独立

 

もうね、the West って悪魔の集団だと思うし、この中に入ると自由も独立も民主主義も全部、嘘になる。

なぜなら、この集団は一体誰が方針を決め、誰が考察し、誰が利益の比較衡量をしているのか実は誰もよく知らない。

しかし一旦入って、こんな具合に基地を置かれたら最後、そうそう脱出できない。もうね、悪徳カルト宗教団体もかくやといった趣。

 

そして、それによって日本なんて目の前や近隣諸国とは常に恒常的に、ちゃんとした対話ができず、対話できるように、あるいは交流できるようになると、それを推進した政治家は没落させられるし、国の中では、気が狂ったようだ団体が売国奴ぉみたいにして騒ぎだす。

ここでも書いた通り、

ネオコンの世界制覇戦争を信じちゃった

日本の安全保障なんて、駐留協定から安保へ、同盟へと拡大して、戦域は「極東」(ほぼアジア)から世界へとべらぼうに拡大しているのに、日本国民はそんなことさえ知らされていない。よく言ってもほとんど保険契約の細字書みたいな知らせ方。それで戦争の責任はこっち持ちってどんなやねんと思わずにはいられませんよ。

どこが民主主義や言うねん。

さらには、核戦争も辞さずといった態度で立ち向かうことのバカバカしさと危険を考慮して、対立の激化を緩和しようとすると、米大統領という一般に世界一の権力があるかのうようなことを言われている人でさえ、暗殺の憂き目にあう。

もうね、いい加減くだらなすぎますよ、この the West たらいう集団は。

これこそ解体されるべき。エルドアンを褒めたくないとは思うものの、トルコはエライですよ。自らの意思で少しづつ、テロリストの訓練基地としての自己という the West に与えられた役割をふりほどいているんだから。

ロシアとの間で、人殺ししながら対立するよりも、トマトの輸入高を巡って交渉している方がなんぼか人のためになる。パイプライン敷いて、寒い地方の人々が冬でも暖かい生活を送れるようになったその仕組みを崩そうとしたEUのエネルギー委員会は、罰として暖房禁止の刑に処されるべき。

 

と、それら個別の話だけでなく、実際問題、このアメリカ覇権なるものは行き詰まったんだなとしみじみ思う。この仕組みを続けると、民主主義どころか各国民は自らのよってきたるところを考えることも、自らの今後を考えることもできず、嘘臭い話にうんうんうなずくだけの、首振り人形にしかならなくなることが明白だから。

the West は、今や自由と民主主義にとって敵。これこそ解体されるべき何者かだ。そして、その傭兵たるNATOこそ、今や諸国民が緊急に解体すべき敵であると私はかなり真面目にそう思ってる。

つかさ、だってNATOって誰?って話なわけですよ。通常の国家の指揮系統から勝手に独立しちゃってるという意味で、これってつまりハイパー関東軍なわけですよ。だから潰すのはホントに大変なんでしょうが、潰さないことには諸国民の安全は保障されないですから。困ったもんだ。

 

■ オマケ

上ではトルコの話から書いたのでいきおいNATOの話になったけど、実は日本も相当似てる。なんとか似せないようにしてきた戦後の歩みを否定した安倍体制によって、現在の日本は単独NATOみたいなもの

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/400203

いかなる状況においても日本の平和と安全を確保するために、ずっと米と戦争をし続けるという話ですからね、これは。範囲がない。これが第三次ガイドラインで、安倍体制はこれを正式化しようとして、最後の防衛ライン、ある種国民の要塞である憲法も変えようとしている。しかし多くの人々はまったく気づいていない。これが the West の言うところの民主主義。

民主主義のためにシリアを侵略して、民主主義のためにイラク、リビアという国家を解体して、再建の目途さて立たず、何百万もの人間を殺し、その数倍もの人間の安定した生活を破壊する。民主主義のために国民をあざむき、プロパガンダ漬けにして、民主主義のために戦争する。それが現状。

もちろん「民主主義」にはもっとまっとうな使い方がある。しかし現状は the West の利益のための行動が民主的で、それに抗するものは罵倒され、打倒される。早く終わらせるべきでしょ、こんなの。


 

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『近隣バルバロッサ作戦唆す西側』 (ローレライ)
2017-10-31 05:47:14
『近隣バルバロッサ作戦唆す西側』から離れ『ミサイル神聖同盟グループ』に入るのは『近隣平和指向』である。『西側の焼畑戦争屋』からの逃避。
ネオリベラリズム(コウモリ野郎「民主主義」) (simple)
2017-10-31 06:46:41
米国民主党から共和党に移り棲んだネオリベラリズム
(コウモリ野郎「民主主義」)→ネオコンサバティブと
の結合形態こそが、貴説の展開どおりだと思います。

日本でリベラル=社会的公正を重んじる自由主義を
唱えている人々にもこの根本的結合がへばりついて
いるのに、それを意識しているのがほとんど皆無。

日本の防衛政策系の話になるとみんな逆らい得ない
うっとり目になりますが、実は米国ネオコンの世界軍
事支配戦略の下部系統の話しだという事、貴説のと
おりだと思います。

ネオリベラリズム(コウモリ野郎「民主主義」)です。
副島隆彦さん系からの孫引き知識を元にしています。

日本国内にも、きちんとした学問とか人士は別にし
てうかつに「民主」「自由」とか、ネオ(コウモリ野郎)
を意識せず使用するのには眉唾で読んで居ます。
こちらはさすがに言外に峻別しているように、読ま
して頂きました。
鉄道地勢学 (蔵権)
2017-10-31 23:26:31
管理人さんこんばんは。駄文なのでウザければ消してくださいね。

「一帯一路」に新ルート
3カ国横断鉄道が開通 ロシア迂回 中国、影響力を拡大
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2288328030102017FF1000/

>アゼルバイジャン、ジョージア、トルコの3カ国を結ぶ「バクー・トビリシ・カルス鉄道」(BTK鉄道)が30日、正式に開通した。中央アジア、中東、欧州を結ぶ要衝に位置し、ロシアを経由する既存路線の代替ルートとなる。中国が提唱する広域経済圏構想「一帯一路」の一角でもあり、地域での中国の存在感がさらに高まりそうだ。

日経新聞がこれでロシアを切り離せると本当に嬉しそうに報道してる。以前からユーラシア大陸の中央部をロシア圏を包囲する形でスタンダードゲージが敷設されているのは偶然じゃないと考えていたけど、本当に状況証拠が出揃ってきた??先日の日経報道(イスラエルロビー)もこれの前段でセットだと思います。

対イランでアラブに接近 イスラエル鉄道網
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO22551380R21C17A0000000/
ゲージ分布はこれ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1f/Rail_gauge_world.png

シベリア鉄道がゲージに分断されてロシア圏内に閉塞されるのに対し、1435mmの英国ゲージは欧州から朝鮮半島まで一直線で引っ張れるように最初から構想されていた(仮説)で、ユダヤBの最終目標は完全支配、短期的に一帯一路でロシアを潰せるならそれも良し、両方邪魔して両方とも潰せるならそれも良しみたいな感じで、どっちに転んでも利が出るように動いている? ロシア側から観た場合、なにより重要なのは巨大マーケットに繋がる南北回廊と朝鮮半島だろう。とすると、ユダヤBは逆説的にこの地域を抑える必要があるから、極東側は北朝鮮を短期的に混乱させる、長期的には潰すか、取り込むかのどちらかだろうか。ジムロジャースがやたらと北朝鮮アゲなのはこの辺の事情??日本(安部ちゃんチーム)の戦略的(あるのか知らんが)にはオウンゴールやらされる役回りでマジでジレンマ的状況だろう。安部ちゃんチームはご愁傷さま(本当は俺ら国民が)なんだが、ユダヤBのやり口はオセロゲームを白黒させて、どの局面でも利益出してくやり方だと思うので、ユダヤBチームにいる時点で、あるいは白黒どちらかに通り一辺倒にかけてる時点で最終的な負けが確定してるような。
日経がことのほかうれしそう (ブログ主)
2017-11-01 02:06:45
BTK鉄道鉄道は、日経がことのほかうれしそうなので、金融屋が金出したんでしょうね。やっぱり日本はナチだったなぁとかしみじみ思う今日この頃です。

October 31, 2017 2:08 am JST
'Iron silk road' threatens to sidetrack Russia
https://asia.nikkei.com/Politics-Economy/Economy/Iron-silk-road-threatens-to-sidetrack-Russia

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