かまくらdeたんか   鹿取 未放

「かりん」鎌倉支部による渡辺松男の歌・馬場あき子の外国詠などの鑑賞

 

ブログ版 馬場あき子の外国詠278(トルコ)

2018年02月12日 | 短歌一首鑑賞
 ブログ版馬場あき子の外国詠37(2011年3月実施)
   【遊光】『飛種』(1996年刊)P121~
   参加者:N・I、井上久美子、崎尾廣子、鈴木良明、曽我亮子、藤本満須子、
       渡部慧子、鹿取未放
   レポーター:曽我亮子
   司会と記録:鹿取未放

278 際限なき空の広さにふくりふくり隆起したやうなモスク見てゐる

      (レポート)
 どこまでも限りなく広がるトルコの青い空の下、ふっくらときのこ様にふくらんだドームが幾重にも連なるモスクが建っている。トルコブルーの空にブルーのモスク。イスタンブールでいちばんスケールの大きなモスクは「ブルーモスク=正式名称スルタン・アメフット・ジャミー」で、オスマン・トルコ建築の極みと言われています。内陣のブルーのタイルの美しさからブルーモスクと称され、たくさんの尖塔とドームで飾られています。(曽我)

    (当日意見)
★ふくりふくりという形容に味わいがある。(全員)