日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2016年度JRA賞発表。年度代表馬にはキタサンブラックが選ばれる。

2017年01月10日 | 競馬

昨年活躍した競走馬と競馬関係者に贈られる「2016年度JRA賞」の選考委員会が10日に行われ、年度代表馬にはGⅠ2勝を挙げたキタサンブラックが選ばれました。菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンドが最優秀3歳牡馬、国内外でGⅠ3勝を果たしたモーリスが特別賞を受賞しました。



各部門の受賞馬は次の通り。
<年度代表馬&最優秀4歳以上牡馬> キタサンブラック
昨年は6戦走って3勝をマーク。春の天皇賞では最内枠で逃げ切ると、ジャパンカップでもゴールドアクターやディーマジェスティらを完封しました。記者投票では291票中134票を獲得。最優秀4歳以上牡馬部門でも201票を集め、同時受賞となりました。

<最優秀2歳牡馬> サトノアレス
昨年12月の朝日杯フューチュリティステークスでは、フランケル産駒のミスエルテなどを破り優勝。牡馬&ディープインパクト産駒の意地を見せつけました。

<最優秀2歳牝馬> ソウルスターリング
父・フランケル、母・スタセリタという超良血で話題となり、2戦目のアイビーステークスで牡馬を破ると、3戦目の阪神ジュベナイルフィリーズでも快勝し、3連勝で2歳女王の座に就きました。来年の牝馬クラシックではミスエルテとの直接対決に期待がかかります。

<最優秀3歳牡馬> サトノダイヤモンド
皐月賞で3着、ダービーではマカヒキに8センチ差の2着に敗れましたが、最後の一冠の菊花賞で優勝。里見治オーナーにGⅠ初タイトルをもたらしました。その次の有馬記念では、キタブラ&ゴルアクなどの古馬勢を撃破し、グランプリホースとなりました。

<最優秀3歳牝馬> シンハライト
桜花賞ではジュエラーに敗れたものの、オークスでは1番人気に応えて勝利。秋華賞トライアルのローズステークスも勝利し、2冠へ視界良好かと思われましたが、秋華賞目前になって屈腱炎を発症してそのまま引退となりました…。この世代は桜花賞馬・ジュエラーが骨折、チェッキーノも屈腱炎で長期離脱、さらにはメジャーエンブレムが競走能力喪失で引退を表明。実力ある馬が続々とケガしていますなぁ…。

<最優秀4歳以上牝馬> マリアライト
4歳以上部門はマリアライトが受賞。上半期のグランプリ・宝塚記念での勝利が高く評価されました。ただ、マリアライトが勝った事よりも、ドゥラメンテがレース後に故障してしまった事が印象に残っています。

<最優秀短距離馬> ミッキーアイル
最優秀短距離部門は、ミッキーアイルがモーリス,ビッグアーサー,レッドファルクスを抑えて受賞。マイルチャンピオンシップで逃げ切り勝ちを収め、約2年半ぶりのGⅠ勝利を果たしました。ゴール前の斜行が問題となりましたが…。

<最優秀ダートホース> サウンドトゥルー
GⅠ初勝利の馬が多く誕生した今年のダート界、「該当馬なし」の可能性もありましたが、チャンピオンズカップ優勝のサウンドトゥルーが選出されました。CCでは最後の直線で最後方から一気のごぼう抜きを見せました。

<最優秀障害馬> オジュウチョウサン
障害GⅠ春秋連覇を達成したオジュウチョウサンは、満票での受賞。春のグランドジャンプではサナシオンとの一騎打ちに勝利すると、暮れの大障害では2着に9馬身差の圧勝。5戦4勝・2着1回と安定した成績は見事に尽きる。

<特別賞> モーリス
昨年の年度代表馬だったモーリスは、香港チャンピオンズマイルで圧勝。マイルだけでなく2000m戦でも強さを発揮し、秋の天皇賞と香港カップで優勝。日本と香港でGⅠ3勝を挙げたものの、主要部門での受賞が無かったため、特別賞が与えられることになりました。モーリスは1月15日に中山競馬場で引退式を行うことが決まっています。



騎手・調教師部門
 調教部門
・最多勝利調教師 矢作芳人(栗東) 61勝
・最高勝率調教師 堀宣行(美浦) 0.201
・最多賞金獲得調教師 堀宣行(美浦) 19億4,510万8,600円
・優秀技術調教師 堀宣行(美浦)

 騎手部門
・JRA最多勝利騎手 戸崎圭太(美浦) 187勝
・JRA最高勝率騎手 C.ルメール(栗東) 0.237
・JRA最多賞金獲得騎手 C.ルメール(栗東) 40億4,074万8,000円
・MVJ 戸崎圭太(美浦)
・最多勝利障害騎手 石神深一(美浦) 15勝
・最多勝利新人騎手 木幡巧也(美浦) 45勝
・特別賞 熊沢重文(栗東)


騎手&調教師部門は、堀調教師が最高勝率・最多賞金・優秀技術の3部門を受賞。騎手部門では、戸崎騎手とルメール騎手が2部門ずつ受賞。ルメール騎手は最多賞金と最多勝率、最多勝の戸崎騎手はMVJ賞も受賞しております。ルーキーイヤーで45勝の木幡巧也騎手は、わずか1年で兄・初也騎手の通算勝利数(2016年現在で39勝)を上回りました。
また、関西のベテランジョッキー・熊沢重文騎手に特別賞が贈られることになりました。長年に亘り、平地と障害の双方での活躍が評価しての授賞だそうです。熊沢騎手は平地と障害で共に通算200勝以上を挙げ、どちらもGⅠ勝利の経験あり。昨年5月29日にJRA通算1000勝、9月には障害通算1300回騎乗を達成しました。20年以上も「二刀流」を続けていると、良い事がありますねぇ。スポーツ界は大谷翔平投手の「二刀流」ばかり注目されますが、競馬界にも「二刀流」の騎手がいることを覚えてほしいです。





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